2024年09月 - 昨日・今日・明日 Part-6

最近の昆活 その2

前日の大原に続き、09月26日はびわ湖バレイでのルートセンサス。
2週間ぶりのびわ湖バレイだ。
朝からさわやかな気温で、つい早く自宅を出発、8:50頃に山麓駅についてしまった。
山頂は19℃とのこと。
何度かに分け従業員や荷物を運んだロープウェイが戻ってきた。
一般客用の始発は9:00だ。
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この日の参加者は5名。
全員そろって山頂に向かい調査の身支度を整えた。
調査開始時は気温21℃だった。
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9:45開始で、まずは第1区間を観察。
ここではツマグロヒョウモン、ウラギンヒョウモン、チャバネセセリが多くみられた。
他にはウラナミシジミ、ミドリヒョウモンなども。
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ここは第3区間。
少しガスがかかりかけたり消えたり。
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我々は左のダイナミックコースを降りていくのだが、赤い矢印がアルペンコースを指していた。
後で知ったが9月28日に「第5回 比良びわ湖ビュートレイルラン2024」という催しがあり、その為の案内標識だった。
何とJR湖西線蓬莱駅から比良の山並みを走り抜け北小松駅までらしい。
私たちはせいぜい2~3Kmをフウフウ息を切らして歩いているのに、信じがたい。
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クロバナヒコオコシだろうか。
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Fさんが不思議なものを見つけた。
初めて見るものだ。
何かの卵鞘かも知れないが、見当がつかない。
帰宅後ネットで調べたら、カビともキノコとも違うムラサキホコリという“変形菌”の仲間の可能性もあるが、よくわからない。
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スキーコースと沢の境を示すポールにロープが張られ、コース沿いに延びている。
ここの2本の間のロープにだけアカネがたくさんとまっていて数えたら9頭もいた。
しかしその前後のロープには皆無だった。
よく見るとここだけが日当たりがよくて、他は樹木の陰で薄暗かった。
心地よい陽ざしを浴びながら日向ぼっこをしていたようだ。
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特大のトノサマバッタ。
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アキアカネ?
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Mさんが自作の毛ばりでテンカラ釣り。
間もなく18~19㎝のイワナがヒット。
このあとイワナはリリースされた。
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ここは大っ嫌いな、白谷から汁谷へ通じる通称ヤマビル峠。
手前の2本の大木の奥に細い湿った道がある。
左が白谷へ右が汁谷へ通じている。
細い山道はいつも湿っていてヤマビルがいっぱいいる。
毎回ここを通るたびに、少なくとも誰かの靴やパンツやスパッツにヤマビルがくっついていた。
1カ月余り前にはスパッツやパンツの裾をすり抜け私のソックスの上の脛がやられた。
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今回もこの山道を抜け出てスパッツを見たら案の定、1匹のヤマビルがスパッツを登っていた。
即、取り除き殺処分。
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10分ほど歩いていたら左脚に違和感があり、スパッツを取り外し調べてみた。
なんと血を吸って太くなったヤマビルが脛にくっついていた。
即、取り除きバンドエイドで応急処置したが、出血はとまらない。
結局出血は28日土曜夜までみられ、3日目の29日にようやくとまった。
ただ月曜日の今日現在も周辺が赤紫になりその広さが直径9㎝ほどと、不気味なため、近くの皮膚科クリニックに行ってみてもらった。
内出血だそうでしばらくしたら消えるから大丈夫とのこと。
特に薬も処方しなかったが、どうにも気持ちが悪い。
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ここでもテンカラにトライ。
間もなくすこし大きなサイズのイワナがヒット。
その場でリリース。
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ここは汁谷。
またもトレイルランのガイド標識。
ここからジャイアントコースを駆け上がり打見山山頂にでて、金糞峠方向に向かうらしい。
歩くだけでもしんどいのに、信じがたい。
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草むらに何かがいた。
ツマグロヒョウモンの幼虫だろうか。
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エンジン音が聞こえてきた。
ダイナミックコースから登ってきた。
何かの作業をしていたのだろう。
数年前、ポンコツの軽トラックでシカよけネット張り作業のためにこのコースを降りて行ったことがある。
クラッチがすべりブレーキの効きもわるくて恐ろしい車だった。
キャタビラなので、動きは遅いが力強く安定して登ってくる。
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写真からはよく分からないが、写真中央付近のびわ湖の湖面に不思議な大きな渦のようなものが見えた。
いったいどうしてできたのだろう。
船もいないし、船の移動による波のせいとは見えなかった。
ひょっとしたら上昇気流が生じていて、それに伴う渦のような風が生じて湖面にさざ波を起こしているのかもしれない。
よく分からないが、初めて見る面白い現象だった。
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最近の昆活 その1

9月25日は恒例の大原でのルートセンサス。
そして翌26日はびわ湖バレイでのルートセンサス。
2日連続、たくさん歩くことになったが、幸い今のところ筋肉痛にはなっていない。。
まずは25日の記録。
オニヤンマが行ったり来たりしていたが、やがて網室前のタラの木にとまった。
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網室のエノキの葉に、4齢に脱皮したての幼虫が、3齢時代の立派な頭の殻を残していた。
3齢時代の角は4齢より細くて長いのが特徴だ。
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ヒメアカタテハ
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すっかり実った稲刈り前の乾いた田んぼで、タンデム飛行中のナツアカネ。
わかりにくいが写真中央付近んに写っている。
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実は、今回初めて知ったのだが、アカネ属のトンボは連結飛翔しながら打水産卵、打泥産卵、打空産卵という3種類の産卵方法で産卵する。
ナツアカネは連結打空産卵で、空中で卵をばらまくやり方だ。
それを今回のルートセンサス中に直接観察することができた。
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写真を撮ろうとするのだが、相手は飛ぶのが早くてなかなかZoomのファインダーに入らない。
仕方ないのでやや広角にして、下手な鉄砲でも数打ちゃ当たるだろうと、連写。
約170枚ほど撮ったなかからやっと見つけたのが、次の2枚。
トリミングしている。
メスの尾端に白い卵が見える。
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メスの尾端に白い卵ついていて、さらにその下に産み落としたばかりの卵が1個見える。
この卵、今後どんな試練が待ち受けているのか、無事成虫のアキアカネになれるだろうか?
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参考:

いろんなアカネトンボ
上がナツアカネ下がアキアカネと思うのだが・・・・
間違っているかもしれない。
区別はなかなか難しい。
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ヒメアカネ
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ナツアカネ?
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自宅まわりでの事

今年の9月17日は中秋の名月の日だった。

その日の朝、隣の空き地の木に小鳥が4~5羽群れて飛んできた。
急いでカメラを向けるが、それぞれ離れすぎていて、また葉陰だったり。
やっと一羽が見通しのいい枝に移動してくれた。
チャンスとばかり数枚とったが、その数秒間の間にもきょろきょろと周囲をみたり姿勢をかえたり。
間もなく、みな飛び去って行った。
あとで撮った写真をみたらエナガの子どもたちのようだ。
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ついでに裏山を見上げてみたら、栗がたくさん実っていた。
今年は栗が豊作なのだろうか?
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玄関から駐車場に降りる所にこの日も見事な蜘蛛の巣ができていて、朝日に輝いていた。
いつもは鬱陶しいのですぐに取り払うのだが、あまりきれいだったので写真にとることにした。
スマホでも撮ったが焦点合わせが難しくて上手く撮れないので、一眼レフをもってきて、ただズボラして三脚も使わずに手持ちで撮ってみた。
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こんなクモの巣をみると、いつも思ってしまうのだが、クモは数の概念を持っていて、糸を何本張ったか数えながら、Webの中心からの位置とそこで必要な強度も考え、5本~8本程度の本数にまとめて、張っているように見える。
いつも巣を取り壊しても、たいてい翌日にはあたらしいWebができている。いったいWebを一つ作るのに、どのくらい糸の原料が必要なのか、連日あたらしく作れるほどの原料をもちあわせているのにも驚かされる。
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中秋の名月を自宅で撮ろうとしたが、裏山が東側のため月が見れるのは夜9時を過ぎてから、その頃あいにくと雲もかかっていたので、諦めた。
TVニュースでは盛んに中秋の名月を報じていたが、この日はまだ月齢14日で、月齢15日の満月は翌18日と報じていた。
ならば18日に撮ることにし、撮ったのがこれだ。
撮影日時は、9月18日21時42分頃。
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この日が満月というのに、撮った月をよく見ると、完全な球というより、右上2時方向の月面が心持欠けかけているように見える。
そこで、真の満月は何時ごろなのか調べてみた。
あいにく大津の数値は分からなかったが、大阪での数値があった。
大阪で月齢15.000日となるのは9月18日10時56分00秒とのこと。
大阪と大津の経緯度の違いを無視しても、満月の瞬間から約11時間近く後に撮ったことになる。
その間にわずかに欠け始めたようだ。

先週のルートセンサス

またまた記録が遅くなってしまった。
今回は9/11と9/12の二日連続のルートセンサスの記録。
【 A 】 大原
9月11日 10:30(33.5℃)~11:40(35.0℃) 晴れ
高野川そばの日陰にすでにヒガンバナが咲いていた。
今年は猛暑で、各地のヒガンバナも危ぶまれているようだが、ここは日陰のせいか大丈夫だったようだ。
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オオセンチコガネが2頭蜘蛛の巣に引っかかって死んでいた。
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マユタテアカネ。
何となくイモトアヤコ風。
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ルートセンサス終了後、網室の幼虫の様子を観察。
4齢に脱皮しかかっているような幼虫が所々で見られた。
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【 B 】 びわ湖バレイ
9月12日 9:45(26.5℃)~14:00(25.5℃) 曇り
山麓駅まで向かう途中、比良山系の尾根伝いはすっかり雲に覆われていた。
これで3回連続、ガスの中での調査になりそうと心配しながらロープウェイで山頂に向かう。
しばらくして外は真っ白になる。
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山頂ではびわ湖側の東斜面から雲が上ってきていた。
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まずは昔のアサギマダラの森経由で笹平に向かう。
かつてはたくさん見かけたアサギマダラもここ数年全く見かけない。
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笹平からダイナミックコースを白谷に向かって下る。
毎回最後にここを登ってくるのは大変だが、最初は下りなので楽ちん。
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ヒメアカネ
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金属光沢が美しいタカネトンボ
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こんな感じでドングリの実がついた枝先があちこちにたくさん落ちていた。
いずれも、枝先の折れたところをみると、こんな感じ鋭利な刃物で切られたような切り口だった。
折ったのではなく、明らかに噛み切ったような切り口だ。
ドングリの実に産卵するハイイロチョッキリの仕業のようだ。
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形が見事なキノコ。
チチアワタケ?コガネヤマドリ?
図鑑でみたがさっぱりわからない。
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この山道はヤマビルのメッカ。
ここで2回もやられた。
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今回は湿ってはいるものの、スパッツには「ヒル下がりのジョー」も塗ったので私は大丈夫。
でも同行のメンバーの長靴には大小合わせて3匹ついていたが、幸い靴の仲間では入っていなかったようだ。
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お昼におにぎりを食べていると、そばに置いた私のリュックにオオチャバネセセリがとまって、口吻を伸ばし一生懸命なめていた。
すでに5分以上経過。
場所を変えリュックの周りをさらに舐めてていた。
何を舐めているのだろう?
背中側なので私の汗でもない。
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終盤の上り坂。
この日は気温がそんなに高くなく、7月の頃に比べれば少し楽だった。
とはいえ、体力的はへとへとで足取りも重い。
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ようやく笹平に到着。
登りのリフトに乗れるので、気分的にも楽になる。
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歴史博物館に行ったが、早すぎた

すでに一週間前の、今にも雨が降りそうな雲に覆われた蒸し暑い朝の事。
ある絵画展を観に大津市歴史博物館に出かける準備をしていると、なにやら小鳥が数羽、隣の空き地の木にやってきた。
脅かさない様にと、窓ガラスと網戸を通して、その中でいちばん見通しのいい枝にとまった1羽を撮った。
カメラのモニターを拡大してみたら、メジロだった。
多分メジロの幼鳥たちが群れてやってきたようだ。
2枚目の写真を見ると何か咥えているようだ。
枝についていた虫だろうか。
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写真を見ると何か咥えているようだ。
枝についていた虫だろうか。
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この日は歴博で、ある絵画クラブの作品展の初日。
前から観に行こうと思っていて、またこの日しか時間的都合がつかなかったので、午前中に観てこようと思い、歴博に車を走らせた。
歴博2Fの会場について、ビックリ。
何とたくさんの人たちが額を壁に並べたり、フックで吊るしたりしている真っ最中だった。
受付のテーブルを準備している人に、いつ頃から観れるようになるのかを聞いてみた。
何と、普段は10時からだが、初日だけは13:30からとのこと。
うっかり10時からと勘違いしていた。
他の予定もあるため、13:30まで待つわけにもいかず、観ることは諦めた。
1FにNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんだ、こんなセットがおいてあった。
だれでも、準備されている着物を身にまとい、まひろ役になりきり、記念の写真がとれるようだ。
そこで書いたのか、たくさんの短冊が張り付け飾られていた。
机に座って書いたのだろうか?
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