2021年11月、『最後の乗客』の撮影が行われた場所、そして東日本大震災の伝承施設。
震災から十数年、震災で大きな被害を受けた荒浜地区も整備が進み、賑わいを取り戻しつつあります。
ぜひ足を運び、震災の記憶の継承とともに、荒浜の「今」を感じてください。
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仙台地下鉄東西線 荒井駅
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駅前ロータリー、『最後の乗客』はここから始まります。
駅舎内の伝承施設「せんだい3.11メモリアル交流館」では、物語の背景にある東日本大震災の被害状況やその後の復興について詳しく知ることが出来ます。
ぜひ訪れてみてください。
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
遠藤とみずきの重要な会話のシーンは、このレストランで撮影されました。
六丁目農園では、サイズが小さいなどの理由で捨てられてしまう食材も活用し、シンプルで美味しい料理を提供。出来立てのお料理が並ぶビュッフェスタイルは、選ぶのも楽しいですよね。Googleマップで開く
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里海 荒浜ロッジ
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物語が大きく動く場面に登場。
荒浜ロッジは撮影スタッフの待機場所であり、撮影現場の寒さを忘れさせてくれる憩いの場所でした。
荒浜ロッジの看板には、「海風がゆれる松林 海水浴場に 貞山堀 自然豊かなふるさと荒浜を 未来につないでいくことが わたしたちの夢です。 里海 荒浜で 一緒に過ごしてみませんか?」と書かれています。東日本大震災以降、「深沼海水浴場」は遊泳禁止ですが、2023年夏には「FUKANUMA BEACH PARK 2023」を開催。多くの人で賑わいました。
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東日本大震災慰霊之塔 荒浜慈聖観音
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物語の核心に触れる重要な場所。
映画撮影を見守るように、映画のクライマックス撮影時には荒浜慈聖観音の向こうに虹がかかりました。
観音像の高さは土台を含め約9m。荒浜地区を襲った津波が、この地に襲来した時の高さだそうです。
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物語は、荒浜小学校のすぐ近くにある復興工事が進む場所を起点に進行していきました。
荒浜小学校は現在、津波の爪痕を残す震災遺構として公開されるとともに、地域の記憶継承の場にもなっています。Googleマップで開く
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かつての暮らしを感じさせる住宅の基礎部分を遺構として整備しています。侵食された地形はこの地域を襲った津波の威力を物語っています。
遺構の敷地内には、津波の脅威や失われたかつての荒浜での暮らしを伝える説明看板が設置してあり、津波被害の大きさを実感できます。
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『最後の乗客』の撮影が行われた2021年11月当時の荒浜は、まだまだ復興途上にありました。今では、スポーツや食事を楽しむことができる施設が続々登場しています。
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海岸公園センターハウス
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2010年に完成した荒浜地区のセンターハウスは、津波で破損。運動広場等のスポーツ施設も壊滅的な状況でしたが、2017年には整備も完了しました。センターハウスでは、レンタルサイクルやシャワーが利用できます。季節に応じてスナガニ観察会やバードウィッチングなどのイベントも開催。パークゴルフや運動広場のお申し込みは、クラブハウスでどうぞ。Googleマップで開く
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深沼うみのひろば
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「水と、風と遊ぶ。そして、子供も大人も輝きだす、みんなでつくる都市型アウトドア拠点」をコンセプトに、2023年10月にオープン。当面の間は団体利用のみで個人利用は準備中です。カフェやコワーキングスペース、BBQのほか、食や自然体験のアクティビティなど今後が楽しみな施設です。Googleマップで開く
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Prospect Field
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荒浜で一際大きな建物が全天候対応型スポーツ施設。野球好きにたまらないのが、投球と打球をカメラとレーダーで計測・分析できる測定機器の導入。人工芝を敷設し、野球やフットサルなどのスポール練習はもちろん、運動会や音楽イベント会場としても利用可能です。Googleマップで開く
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East Coast Park
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震災遺構 荒浜小学校のすぐ隣に出現した、2面フルコートの屋外バスケットコート。大人も子どもも混じってバスケを楽しむ姿は、変わりつつある荒浜の新しい風を感じさせてくれます。
そして多くの人がこの地を訪れ、震災を風化させないことを願い、コートは無料開放!
トレーニングルーム、カフェも併設しています。Googleマップで開く
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Garden Kitchen 海と風
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カフェ・レストランを併設するアウトドア体験型バーベキュー場。食材や道具も準備することなく手ぶらで楽しむことができ、雨の日でも快適に過ごせる全天候型も準備しています。薪割りをしたり焚火をしたりと存分にアウトドアを体感できるほか、芋煮や鍋を楽しむことも。
カフェでは肉料理を中心とした料理を提供。気軽にご利用ください。Googleマップで開く
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JRフルーツパーク仙台あらはま
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1年を通してフルーツの摘み取り体験ができる観光農園。約8.5ヘクタールの園内では、リンゴ、ナシ、ブルーベリー、ブドウ、イチジク、トマトなど8品目150品種以上の野菜や果物を栽培しています。収穫した果物や周辺の農業事業者が生産する新鮮な野菜の直売所「あらはまマルシェ」や本格スパイスカレーやデザートが楽しめるレストラン「Les Pommes」も楽しみのひとつです。Googleマップで開く
2021年11月から撮影が始まった『最後の乗客』。
ロケ地マップを通じて『最後の乗客』を振り返りつつ、東北の「過去・現在・未来」に思いを馳せてみませんか?
仙台市では、津波で大きな被害を受けた沿岸部5地区(南蒲生地区、新浜地区、荒浜地区、井土地区、藤塚地区)において、防災集団移転促進事業により仙台市が買い取った土地について、新たな魅力を創出する場としての活用を目指し、意欲ある市民や事業者に土地を貸し、多くの方々に親しまれる土地利用を進めています。