Sho-Comi ショウコミ 6号 チョコレート・ヴァンパイア、10話 感想
千代ちゃんが無事に2度目の契約を結べるかが気になっていましたが、具体的な契約方法って、雪の血を千代ちゃんに流し込むことなんですね。
特に気にしてなかったので、なんというか・・・ふわっと完了するのかと思ってました(笑)
初めての契約の時、まだ幼い雪は泣きながら試行錯誤で千代ちゃんと契約を結ぼうとしていたと分かって、血だらけのシーンですが どことなく和みます ≧▽≦
しかし すぐに傷が塞がってしまうことにも、こんなデメリットがあるとは・・・^_^;
千代ちゃんと一緒に話し合って口の中を噛めばいいと気づいた雪、最初の契約は ふたりで頑張った証でもあったのだなぁと思いました。
そして今、全っ然かわいげがなくなってしまった雪ですが(笑)、口を噛んで自分の血を流し込むという方法は変わらないんですね。
それは そうですよね、雪にとっても契約をしたのは過去に あの一度きりなんですから。
最初の契約の時は まだ千代ちゃんも幼くて、雪の血が自分の体の中を巡ってく感覚に、あつさや心地よさは感じなかったのかもしれないなぁと思います。
それに その頃は、契約ができて“嬉しい”という感情だけで、ふわふわと心地よくなれていたってことですもんね。
2度目の契約を千代ちゃんが体験したことによって、(ただまっすぐに雪のことが大好きで、それだけで、幸せだったんだ・・・・・・)と初めて千代ちゃんは、過去の幸せを肯定できたのだと思います。
契約解除をした時は その展開に驚きましたが、しかし大きな意味があったんですね。
気持ちよかったことを素直に認めて、雪のキスを受け入れていた千代ちゃん・・・でしたが、我に返ると やっぱり、いつもの千代ちゃんでしたか!
「調子にのんなよ・・・」と怒るのも、「・・・っ 今の全部忘れなきゃ ぶっ殺す!!」なんて照れながら言うのも千代ちゃんらしくてカワイイと思いましたが、でも そんなに楽観できる展開ではない様子ですね・・・。
(やっと気が付いた、ずっと“こわい”と感じてたのは 血を吸われることじゃなくて、あの頃の私の バカみたいな幸せな感情に呑み込まれることだったんだ・・・)
バカみたいな幸せ、だなんて思わなくてはいけない千代ちゃんの運命が悲しすぎます! >_<。
幼い頃、雪のことを大好きでいるだけで幸せだったことは肯定できても、今の自分が幸せになることは肯定してあげられないんですね・・・。
智生くんとユカリちゃんの姿を見て、固まる千代ちゃんの意思は(今の私は、もう戻れないから)。
それって、まっすぐに雪のことが大好きで、それだけで幸せだと感じていた自分には“戻れない”ってことでしょうか!?! T_T。
だとしたら雪・・・!満足そうに「はあぁ~~~~」とか言ってる場合じゃない・・・!
2度目の契約が終わり、千代ちゃんと雪の、心の距離は どうなっていくのかな?続きが気になりますね。
次号はスペシャル番外編ということで、11話は8号でしょうか?待ち遠しいです!!!