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第４回九州砂金採り大会　後編

久しぶりにやってきた。
ここのゲートをくぐるとなぜかわくわくした気持ちになる。

しかも今年は初めて砂金採り大会なるものに出場できるのだ。
鼻息も荒くなる。
娘には「金の延べ棒をもちかえってくるからね。楽しみにしていてね。」と大見えきってでてきたのだ。優勝はできずとも、なんとしてもそれなりの成績は残したい。
gariさんからは、「平常心」のアドバイスを受けていたが、果たして平常心でいられるだろうか、不安だ。
入口から中へ進むとテントが張ってあり、キノコ汁の振る舞いがあった。
そこには昨年、団体戦で優勝したＳ藤さんの娘さんがお手伝いをしていた。
上手そうなキノコ汁を手にすると、これまた、手作りの柚子胡椒をたっぷりと入れて食した。
「うまひっ」
お代わりしたかったが、後のお客さんの分も残しておかねばならないので、泣く泣くあきらめる。

皆で早目に受付を済ませ、体験場でウォーミングアップを行う。
ここでは、初めてお逢いする方々や久しぶりの方など多くの掘り師と楽しく会話することができた。
初めての方でも同じ趣味、同好の仲間なので、話がはずむ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ウォーミングアップ中

　　　　　　　　　　　　　　　　　掘り師との語らい

時間もあっという間に過ぎて開会式。
昨年優勝のgariさんが開会のあいさつを行った。大丈夫？少し疲れ気味のgariさんであった。

競技は小学生の部からスタート。その後、個人戦一般の部へと移る。
私はというと、第３組になった。なんとＳ藤さん、gariさんＩ井さん、Ｉ元さんらと一緒である。
８人中３位までが決勝進出だそうだ。これは、難しい。
丁寧にして確実性を取るか、速さにかけるか。迷ったが、はやる気持ちもあったので、速さにかけることにした。

結果、ロストはあったものの何とか３位で予選通過することができた。
ここでお昼休憩。
皆で健闘をたたえ合いながらの食事となった。
私は、マイナーズカレーを注文。
決勝に備えた。
決勝は９人での争い。
予選は早さで突破できたので、また、速さにかけてみることにした。
しかし、今回は少々、丁寧さも入れてみることにした。
結果、２粒のロスト・・・・・。
残念ながら９位という結果になった。しかし、初出場にして予選突破したのだから良しとしよう。そう自分に言い聞かせる。
思い起こせば今回の目的は、仕事で忙しかった自分へのご褒美（心の洗濯）と、ネットの中でしか知らない同好の仲間と会うこと。それが、主たる目的であったはず。
参加できただけでも幸せであった。
残念ながら熊本のＥＶＯさんや佐賀のＭ岡さんは予選突破ならずだったので、３人で団体戦でもでてみようということになり、急きょ、チーム九州を結成。
団体戦に臨んだ。
しかし、Ｓ藤チームやチーム本州の実力はすさまじく、チーム九州は、最下位に沈んだ。
これも私が原因だったかもしれない。採ったと思った砂金を瓶へ確実に入れた気がしないのだ。
採った数よりも、最終の数が少ないのだ。あれがすべて入っていたら３位にはなっていたかもしれない。悔やんでも悔やみきれない。この悔しさは来年の大会でリベンジするぞっ。
主催者のあいさつでは、「来年は記念すべき第５回」と強調されていたので、賞品等もよくなるのかもしれない。
とにかく、楽しい、充実した２日間であった。これも、同好の仲間がいて、そしてこの大会があるおかげである。感謝いたします。
来年もまた参加したい。
ＥＮＤ