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楽しい土木作業

11月17日(日)、私は朝６時に目が覚める。湯船に湯を注ぎ、しばし浸かったあとシャワーを浴びる。

今日は皆で楽しい土木作業である。戦闘服(作業着)に身を包み、腹ごしらえをする。

若い時のようにたくさんは食べられない。

しばしゆっくりしたのち、チェックアウトする。

8時にH根氏、T中氏と待ち合わせである。

時間には皆が集まり、現場へと向かう。

ほどなく現場到着。準備をする。

　　準備中のH根氏とT中氏

皆、数年ぶりの現場である。私も久しぶりである。あたりの雰囲気が変わっていた。

皆で、思い思いの場所を掘る。

私はクラックをせめて、まずはスルースをしかける。

　　　　　　　　　岩盤にできたクラック

　　　　　　　　スルースをしかける

H根氏は落ち込みを探る。T中氏は上流部の落ち込みを探った。

私のクラックからは、２ｍｍクラスの白が数粒出たのをはじめ、小さな白まで数えると多数出た。

Ｔ中氏の上流部は数粒出たようであるが、すぐにＨ根氏と共同で、落ち込みを探った。

しばらくすると「ありました」と言う声が聞こえてきた。白が出始めたようである。

　　　　　　　Ｔ中氏とＨ根氏

　　　　　　　　　　　　　　　　話をしながら楽しい土木作業

私は更にクラック周辺の堆積層を岩盤まで探ることにする。

カッチャを使い、剣先スコップで救う、そしてスルース投入。この作業を何度繰り返しただろう。

まず腰が痛くなり、手首が・・・。

休憩しながらの作業となった。

しばらくすると、先に話に聞いていた林氏が現れた。

彼も自作スルースを使い、白の探索に来たのだ。

お互い初対面なので、挨拶をし、それぞれ堀りすすめる。

しばらくすると、Ｔ中氏の様子がおかしい。

胴長に穴が開き、浸水してきたようである。また、落ち込みの深さが深くなり、脇から入ったのも関係しているようである。

ここで林氏の出番である。

彼は器用にも水に濡れないように水面すれすれに体を保ち、土砂を救う。

　　　　　　　　　　林氏の魔法のような特殊技能

上記の3枚を見ても体は濡らしていないのだ。腕の力と足先で踏ん張っている。

私にはできない特殊能力である。

そうこうしているうちに、お昼となった。早いものである。

近くのレストランへ行き、昼食を食べる。

また、楽しい現場へと戻る。

しばらく掘り始めたが、私は年のせいもあり非常に疲れてきた。もっぱら、鹿児島でも１時間くらいしか砂金掘りはしない。

Ｈ根氏も疲れたようで、休憩が多くなる。

そんな中、林氏とＴ中氏はすこぶる元気である。

特にＴ中氏は「出るうちはやめられません」と、掘れば掘るほどだんだんハイテンションになり、鼻歌でも歌いそうである。

そんなＴ中氏も４時前くらいになるとさすがに疲れた様子であった。

　　　　　　　少々お疲れ気味のＴ中氏

私も鹿児島に３時間かけて運転して帰らねばならない。

明日から仕事である。くう～。

名残惜しいが、4時には現場を引き上げ、私は帰路につくことにした。

最後に記念写真。

私の採った白はＨ根氏がすべて分析する予定である。

白の御三家追加ができるといいな。

おわり

　　　　　　林氏、Ｈ根氏、Ｔ中氏

# by kusanebikiesumati | 2024-11-20 20:09 | R6砂金掘り日誌 | Comments(2)

チームの緊急招集

8月10日、チームの招集が下った。

11月中旬、H根氏、T中氏、そして私の3人で八代の馬肉を貪り、ついでに新鉱物のサンプル追加を狙う目的である。

H根氏の話だとH氏も途中参加するとの事であった。

私の職場は土日も仕事が多く、早めに職場の皆さんに理解をしていただき、仕事免除してもらった。

決行の日は11月16日(土)、ついでのサンプル採集は17日(日)である。

T中氏は、当初来ることが出来ない予定であったが、ケガの功名で来られることになった。

私は前日の夜から準備を行い、16日(土)の11時頃、家を離れる。

近くの「すき家」で牛丼を食べ、西回り自動車道路串木野ICから乗って、水引IC下車、国道３号線を経由してオレンジロードを経て阿久根ICから西回り自動車道路に乗る。出水ICで降りて国道３号線を北上、水俣ICからまた西回り自動車道に乗る。日奈久ICで降りて国道３号線を北上、ホテルアルファーワンに到着した。途中、芦北で降りてデコポン館で「大秋」柿など買い物をしていたので、ホテルには4時20分くらいに着いた。寄り道をしなければ、３時間の行程である。

H根氏とT中氏は熊本空港からレンタカーで向かっている。

しばらくして、ホテルに着いたとの連絡が入る。

T中氏(左)とH根氏（右）、手前はT中氏から頂いたチリワイン

チェックイン済ませたら、さっそくいきませう。

お店は、T中氏お気に入りのお店である。

店構えから、馬の霊気が漂っている。

お客はいない。まず生ビールで乾杯。そして焼酎、馬肉、魚を食らう。

同好の趣味人ともあり、話は弾む。非常に楽しいひと時である。

H根氏から貴重な砂金や白のサンプルを頂く。ありがとうございます。

楽しい1次会を終えて、２次会へと向かう。

２次回の店、ここがまた、良かった。

更に焼酎９銘柄の飲み比べがあり、それを注文する。

　　　　　　　　　　　　　　　　上機嫌のH根氏とT中氏

それぞれ、味やキレに変化があり上手い。晩ご飯を食べておらずすきっ腹に焼酎をたらふく飲んだ我々は、すぐに目の前に天使が舞う。

私も今回のチームの集まりがうれしすぎてテンションが高くなっており、焼酎の酔いも相まって誰と何を話しているのか、分からない状態になっていたかもしれない。気が付くとポスターに話しかけていた。

突然、H根氏が「眠たい！」「疲れた！」「帰る！」と言い始める。

するとH根氏はまだ残っていた焼酎をT中氏に注いだのち、ふらふらとホテルへと引き上げた。

「お疲れ様です。ゆっくりお休みください。」私とT中氏は勇者の背中を優しく見送った。

焼酎が回ってわけの分からない私は、残りの焼酎を飲み干そうとグラスに手を伸ばす。うっうまひっ。T中氏も参戦する。

とうとう閉店過ぎになって、我々は仕方なく帰り支度をする。

まだ、飲み足らなかったのでホテル近くの屋台を2件回ったが、２件とも閉店ですと言われ、しかたなく我々２人はホテルへと帰った。

明日は、サンプルの追加をするための土木作業が待っている。

　　　　　　　　　　　　・・・・つづく

# by kusanebikiesumati | 2024-11-19 18:41 | R6砂金掘り日誌 | Comments(0)

久しぶりの投稿

だいぶ、間が空いたようだ。

砂金採りや鉱物採集には行っていたがアップするのが面倒でしていなかった。

鹿児島県内の鉱山の調査は単独で少しづつではあるが行っており、論文にもまとめているところである。

さて、8月10日(土)、早朝から起きていつものジョギングを行い、汗かいたついでに庭の草刈り、お風呂に入ってふと砂金掘りに行きたくなって、お昼ご飯を食べたのち、出発した。

前に乗っていた車がエンジンが悪くなり、新しく小型の車に替えたため、砂金掘り道具を載せてからの出発となる。

暑い日が続いているので、ペットボトルのお茶1リットルとアクエリアス1リットルを持ち、帽子もかぶって砂金掘り。

現場へは１時間程度で着いた。

胴長を着込み、たくさんの荷物を両手に持ち、川へ降りる。

久しぶりである。ガンガン掘りたいところではあるが、一昨年、軽い心筋梗塞で救急車で運ばれ、心臓の血管にはステントが入っている。スルースも持ってきたが、この炎天下の土木作業はきつそうである。無理は禁物。

辺りを見て回ると、ポットホールやクラックに草が生えており、これらをほじほじして遊ぶことにした。

岩盤のポットホール

岩盤のクラック

岩盤に生えている草をむしり、根を洗う。これを「草根引き」といい、砂金掘りの砂金採集の手法の一つである。

根から落ちた砂を丁寧に比重選鉱すると、金粒が現れる。

草根から数粒採集したのち、現場の状況を把握すべく、あちこち歩いていたら非常に疲れてしまい、帰宅することにした。

荷物をまとめ歩きだしたが、なんだか頭が痛く体がきつい。１０ｍ進んで休み、１０ｍ進んで休みしながらなんとか車までたどり着く。

水分は取っていたが、胴長を着ての歩きだったため、中はサウナ状態であった。また、塩分摂取もしていなかったため体調を悪くしたのかもしれない。早めに切り上げ、ポカリをぐびぐび飲み干し、車に入れていた塩分チャージを舐める。気分も良くなったので、運転して帰った。現場には2時間以上いたが、ほとんど歩いていたため、砂金は以下の通り少ない。