6速MT! トヨタ新「ハチロクレビン」実車公開! 「予想外でビックリ」「運転楽しい」の声! 歴代初「画期的ユニット」&超軽量“FR”の「AE86 BEV」の魅力とは?
2024年10月17日から12月20日までトヨタ「カローラレビン(AE86型)」をBEV(バッテリーEV)化した「AE86 BEVコンセプト」の試乗イベントが東京都内で行われています。そこで、実際に運転したユーザーからの反響はどのようなものでしょうか。
BEV化されたハチロク試乗に「運転楽しい」の声集まる!
トヨタは東京オートサロン2023で披露した「AE86 BEVコンセプト」を、旧車愛好家向けのコミュニティ「Vintage Club by KINTO」の限定車種として登場させ、2024年10月17日から12月20日まで、毎週木曜日と金曜日にGR Garage東京深川店(東京都江東区)で試乗イベントを開催しています(試乗企画は事前予約制で、受付はすでに終了しています)。
そのイベントで、実際にAE86 BEVコンセプトに乗ったユーザーからの反響が寄せられています。
AE86 BEVコンセプトは、往年の名車「カローラレビン(AE86型)」をBEV(バッテリーEV)として再構築したモデルです。
東京オートサロン2023では、「トヨタはクルマ好きを誰ひとり置いていかない」というテーマのもと、多彩なカスタムカーやモータースポーツ車両が展示されました。
その中でもAE86 BEVコンセプトは「愛車を守るカーボンニュートラル」を掲げて開発されたモデルとして注目を集めました。
ベースとなったカローラレビンは1983年に登場した5代目カローラのスポーツクーペモデルで、通称「AE86(ハチロク)」として親しまれています。
軽量なボディ、優れた前後重量配分、1.6リッターの高性能エンジン「4A-G」を搭載し、後輪駆動(FR)の爽快な走りが特徴のこのクルマは、国内外のモータースポーツシーンで活躍し続け、販売終了後も多くのファンから支持されています。
デビューから40年を迎えた現在でも、その人気は衰えを知りません。
AE86 BEVコンセプトでは、AE86のボディに北米向けのピックアップトラック「タンドラ ハイブリッド」のモーターや、レクサス「NX450h+」のリチウムイオンバッテリーを搭載。
また、BEVながら車両重量をなるべく軽くすることが重視され、設計が進められたといいます。
さらにユニークなポイントとして「GR86」の6速MTを搭載し、アクセル操作に応じてエンジンサウンドを再現する機能を付加。
ドライバーはMT車ならではの操作感と、エモーショナルな体験を楽しめるよう工夫されていることも大きな魅力です。
そんな現代の環境要件に適応させる形で生まれ変わったAE86 BEVコンセプトを試乗できるイベントには、「GRヤリス」の1.6リッター3気筒ターボエンジン(G16E型)をNA(自然吸気)化したエンジンを搭載した「AE86 G16E コンセプト」も登場。
これらの2台を運転できる機会が設けられ、全33枠の試乗枠が用意されたものの、幅広い年代のユーザーから多くの申し込みがあったようです。
試乗イベントについてトヨタの担当者は、
「用意された試乗枠は33でしたが、その10倍以上の申し込みがありました。
そのうち、特に20代と50代のお客様が多かったです。
50代のお客様の中には昔AE86に乗っていたという人もおり、昔の経験を思い出したり、比較して『もうちょっとこうしたほうがいいんじゃないか』といったアドバイスを頂いたりもしました。
また、20代のお客様は本当にクルマが好きで、なおかつAE86についてとても詳しい人も多く、試乗から帰ってくると少年に戻ったような感じだったのが印象的でした」
と語っていました。
実際にAE86 BEVコンセプトを試乗したユーザーからは「(出来が)予想外でビックリ」「全然EVらしさがなく、完成度が凄かった」「走り出した瞬間テンションがあがったわ!」「EVなのにこんな楽しいとは思わなかった」など、本来のAE86が持つキャラクターとBEVやユニークなギミックの組み合わせが、ユーザーの心を射止めているようです。
ほかにも「実際に売って欲しい」など、市販化を希望する声も複数寄せられていました。
法規制で昔のようなデザインの車が作れないのは理解してるけど、寄せた車を作ることは出来ると思う。
金太郎飴みたいに、どのメーカーのクーペもセダンもルーフからトランクまでなだらかに傾斜してる締まりの無いデザインばかり。
逆に今、端正な3ボックスデザインで出せば独り勝ちになると思うんだが。