カテゴリ
プロフィール ごあいさつ tv movie 筋肉少女帯 吉井和哉 北村一輝 佐々木蔵之介 北村有起哉 堺雅人 music theatre book art 長唄 らくご アストロ球団 新選組/新選組!/新選組!! 天地人 おでかけ works 石のあとさき。 腰巻横町便 蓬屋日月抄 占い猿 バトン格納庫 お知らせ 最新の記事
以前の記事
最新のコメント
丼の外へGO!
お気に入りブログ様
Step by Step photologななお 男爵の戯言 七織ノ記 爆裂ボケ日記〜ボケてるつもりはないっ! my favorite things. 裏座敷 蛇果 素敵サイト様 ★ぷらぷら歌劇団R★ 群青色 山南敬助 赤心記 流血スタヂアム まだまだ終わらなーい! アストロ球団 Shinsengumi Express!! 新選組!!ロマンチ!!!サイト!!!! 筋肉少女帯大情報局 筋少の大ブログ 猿でも作れ〜る! 『新選組!』サブキャラ占い! 貼っておくと良いらしい! ![]() WRITE ME! レッドへのご連絡は、 lantianjing★gmail.com までどうぞ。 (お手数ですが★を@に変えてください) 検索
ブログパーツ
フォロー中のブログ
記事ランキング
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
2012年 09月 19日
松屋銀座で絶賛開催中の「ベルサイユのばら展」に行ってきました。
![]() 平日なのに、いや平日だからというべきか。 会場はたくさんのマダム&マドモアゼル(とムッシュー2名ぐらい)で賑わっていました。 いまから思えば驚くべきことですが、『ベルサイユのばら』という作品は連載期間2年、全82話で完結しているのです。 たったそれだけのヴォリュームなのに、この密度の濃さ、物語のこの豊饒さはどうしたことでしょうか。 そういうものをたった24歳で(いろいろなものと闘いながら)描ききってしまった池田理代子先生の偉大さ、そういうものをあたりまえのように、浴びるが如く享受していたロウティーンの自分の幸福を思いながら、会場を歩きました。 原画がたくさん展示されていましたが、観るというよりやっぱりどうしたって「読む」になってしまいます。するとやっぱりどうしたってどっぷり感情移入してしまい、涙をこらえること数度。 『ベルサイユのばら』は熱い漫画だと思います。 愛の熱さ。革命の熱さ。人間と人間がガチでぶつかるときに生まれる、肉体と肉体が、思いと思いが軋みあう熱さ。流される涙と血の熱さ。 みっしりと描かれる深紅の熱さを求めて、なけなしのおこづかいを握りしめて毎週毎週、週刊マーガレットを買いつづけたほかならぬ自分の熱さ。 理代子先生はインタヴューで、 「当時リアルタイムで読んでいたファンというのは思い入れが違いますよね」 とおっしゃっていますが、その時代に、その年齢で出逢ったからこそスパークするものというのはやはりあるんだなあと。『ベルサイユのばら』に限らずですが、「漫画」という表現についてはとりわけその感を強くします。「育ててもらった」という気持ち。どんなことにも、良くも悪くも熱くなれる人間に育ててもらった、その恩義のようなもの。 枯れない奇跡の深紅の薔薇を胸に、歩んでゆける自分であることにいま、心の底から感謝したいです。 19歳のときに出逢った友人と久方ぶりに再会して、共にこの展観をみてきたんですが。 互いに年齢を経て、大きい病気したりもして、さらには2011年3月11日も越えて、でも逢った瞬間に当時そのまんまの熱さと萌え(そのころは「萌え」なんて用語も無かったですが)を共有できてしまうというのもすごく嬉しかった。 「縁」などと簡単にいいますが、ひとりの人間につながる糸の数はさほど多くは無いように思います。 数はすくなくても、いまの私に持てるつながりというものに縒りを掛け、磨きをかけて、強いものに練りあげていくことも、この先はたぶん、愉しんでいけるんじゃないかなという気がした。 それもまた『ベルサイユのばら』からの贈りものかも知れません。 ![]() ![]() 展覧会のおたのしみ・グッズ売り場がこれまためくるめく薔薇園状態。あれこれ見てるうちにぐったりしちゃって、結局ビジュアルブック(図録)とポストカード数点くらいしか買えませんでした。 王太子ルイ・ジョゼフが死んだときに国庫がからっぽだからお葬式も出せませんといわれたアントワネット様じゃないけれど、 「お金が…ない…!?」 つうのも紛う方無き冷厳な事実だが。 国庫にお金のある向きは、心ゆくまであれもこれもなにもかも、お買い上げくださいませ〜。
by red_95_virgo
| 2012-09-19 18:13
| おでかけ
|
Comments(6)
![]()
お久しぶりです、のコメント失礼します。
いやぁ~「ベルばら」なつかしいですねぇ。 漫画もアニメも宝塚も、全てみた私です(笑) やっぱ”萌え~”でしょう!!
0
>かずさま
うわーコメントありがとうございます! すみません、お久しぶりになってしまったのはひとえに自分が更新をさぼっているせいでした……。 覚えていてくださって嬉しいです。 自分もベルばら世代ど真ん中です。ベルばらというものがなければ、フランス革命の本を読むことも無かったし、宝塚歌劇を観ることも無かったかもしれません。 いろいろな扉を開いてくれた作品でしたねえ。 ちなみにフェルゼンとは誕生日一日違い(笑)。 メールもありがとうございました。 のちほどお返事差し上げますね! ![]()
お久しぶりでございます。
つい最近書店で「池田理代子の世界」という冊子をチラ読みしましたが、 このような濃い展覧会が開かれていたとは露知らず。 私は高校のときにベルばらに出会いましたが、 これのおかげで世界史に興味を持ち、史実の漁り方をかじり、 横文字への抵抗が若干薄れ、そして宝塚デビウをいたしました。 それまで触れていた日本史とは全く違う、 武器に寄らない人間の戦いから目が離せず、 フランス革命の考察本を日夜読んだものでした。 いま読み返しても、当時自分の血がロココ色に、革命色に染まっていった感覚を思い出します。 そしてこれを池田先生が20代前半で描かれたことを知った時の衝撃たるや。 むしろこちらの衝撃のほうが大きかった気がします。 と言いつつ、池田先生の作品で一番好きなのは、 実はオル窓なんですけどね。(苦笑)
>カタリーナさん
うわーんほんとにご無沙汰していてすみません!! 『池田理代子の世界』、会場でも売っていましたから、この展覧会にあわせて企画されたものかとおもいます。 私は二次元命だったので、これが宝塚歌劇化されると知ったときはものすごいショックでした。 生身の女性にオスカル様を演じてなんかほしくない!という思いが強くて。 しかしのちに実際に宝塚歌劇というものに触れてみて、その偏見は完全に払拭されました。 宝塚歌劇の衣装や小道具、ポスターなんかが展示されてるお部屋があったんですが、舞台の映像が流れているのを皆さま微動だにせず食い入るようにご覧になってるのがすごく印象的でした。 バスティーユが落ちたとき、「ただの暴動ではないか」というルイ16世にリアンクール公がいう、 「いいえ陛下!! 革命でございまする……!! 」 という台詞。 いまこういうときだからこそ、嚙み締めてまいりました(笑)、 ![]()
ベルばら展、最初は、アニメ版には興味ないし、現在は宝塚もご無沙汰だし、いいかな、とも思っていたのです、が
レッドさんのこちらの記事を見て、思いなおして行ってみました。 結果、ただいま、第三次?ベルばら祭り絶賛開催中です。 それも主にアンドレに。こんなにアンドレが好きなことはいまだかつて無かった。 で、宝塚版も実際に何組か観たことがあるのですが 綺麗だとは思ったけどそこまでではなかった天海祐希さんのアンドレにほんと今更ながら大騒ぎです(きゃー うーん、わたしはいままでベルばらの何を見てたんでしょう? 昔から好きなものが、色褪せることなく、新たに、あるいはより心ときめかせてくれるなんて。 来年から、みーはー人生にちょいと区切りつけて、、、と思ってたんですが うーーん、もしかしたら一生無理かも、です。 以上、【恋人や友人】(@次記事)末席より感謝をこめまして。
>かろひさん
わーあっちにコメントしようと思ってつるっと忘れてしまった! すみません! やー、こんな記事をとっかかりに足を運んでくださってありがとうございます(笑)。 『ベルサイユのばら』は人生の節目節目に読むたびに新しい発見があったり、くすぶっていた情熱を呼び覚まされたりする不思議な作品で、かろひさんがベルばら祭りになっちゃうのもすごーくわかります! 天海さんと涼風真世さん版はテレビで観たような記憶があります。自分の名前に付く字なのと、初演オスカル様の榛名由梨さんがトップをなさっていたこともあって、やっぱり「月」組に思い入れてしまうなあ(笑)。アンドレって中坊の頃はよくわかんなかったけど、大人になってみてはじめて沁みるキャラクターですよね。かえすがえすもあんな大人の男を24歳で描いてしまった理代子先生は神!!! みーはー人生、どっかで区切りつけるのってやっぱり難しいですよねー。もはや呼吸と同じ(笑)
|
ファン申請 |
||