2025年2月1日(土)は、JO1が所属するLAPONE ENTERTAINMENT(以降、ラポネ)の事務所合同フェス「LAPOSTA 2025」(以降、ラポスタ)に行ってきた。
2024年半ばに『Love seeker』で突如JO1のファンになった超新参者のわたしはもちろん初参加だったが、ラポスタの開催は今年で3回目だったそう。とはいえ、東京ドーム3DAYSという規模での開催は初、さらにガールズグループ2組が加わり、男女混合の合計5グループ(+ゲストグループ)での開催も初ということで、SNSではさまざまな声が上がっていたように思う。
実際わたしにJO1を布教し続けて(?)くれていた長年のJAMである友人は「ラポスタには行かない」と最初から言い切っていたし、JO1単独でのワルツや東京ドーム公演も決まったことから、ファンの中でそういった声は少なくないように思えた。
なぜそこに触れたかというと、今のわたしは事務所が過去どのように歩んできたか、もっと言えばファンが事務所もとい運営に対してどのようなネガティブ感情があるか(ざっとは聞き及んでいるとは言え)知らない、まっさらな新規ファンである状態で見てきたというのを前提として書いておかねばならないと思ったからだ。
だからこれから続く感想は、まさにラポスタ2日目のみにフォーカスした、ただのライブ好きオタクのなんてことない雑感ということをご承知おきいただきたい。
長くなりそうなので一旦終演後すぐつぶやいた感想ポストを(新規の何気ない感想をなぜかめちゃいいねしていただいてて恐縮……)
いやー…ラポスタ、楽しかったぁ。IS:SUEのステージやばすぎん?無知だから新人グループと思ってたんだけど、あのステージ力なんだ!?前世ある!?東京ドームで3人であそこまで観客魅了できるの只者じゃなさすぎる…どのパフォもめっっっちゃ良かった。全員オールラウンダーすぎんか?ライブがうまい
— ai (@aic__a) 2025年2月1日
いろいろ書くけど結局はこれに集約される。「楽しかった」が一番最初に来たのですべてよし。IS:SUEについては書きたいことありすぎるのでのちほど。
総括:所属5組+ゲスト2組をうまく見せた約3時間
金土日のうち土日の公演のチケットを申し込んでいたが、FC先行で当選したのは土曜のみだった。のちに知ったがなんと26万件も応募があったそうだ。自分のおすすめやTLに現れるポストだけ見ていたころにそんな数字はまったく想像もできなかった。正直動員力はLDHのEXILE TRIBE合同コンを抜いているのではないか……と思う。(それを証明するように、最終公演ではかつてEXILEのライブに乗り込んで“オカザイル”と言われ人気を博したナイナイの岡村隆史さんがラポスタにサプライズ登場した。)
JO1のライブもそうだった通り、ラポネは基本当日の午前中に座席が判明する。3日前でも遅いと思うのにまさかの当日だ。最速先行で当てたチケットは1階の45列だった。まあ贅沢は言うまい……(通路横の席だったのは嬉しかった!)と開演1時間を切ったころに席についた。
ガールズグループもいるが、2組とも新人ちゃんで、まだファンダムの規模はそう大きくない。客席を見渡しても(少なくとも自分の周辺は)ほとんどが女性ファンであった。そして四方をMINIさんに囲まれていた。絶対数で言うとJAMのほうが多かったような気もしつつ、ステージ中の客席の熱気からもしや互角くらいだったのか……?と思うくらいだった。
ステージは、エンドステージ構成で、花道が中央と左右に伸びており、左右の2本はアリーナの真ん中くらいで曲がりセンターステージ(センステ)に接続していた。アリーナのBブロックはセンステをつなぐその花道に囲まれた形をしており、開演時間直後は入場制限があったようだ。自分は1塁側のスタンドで(距離はかなりあったが)ちょうどその曲がり角をまっすぐ見据える位置だった。こじんまりしたバックステージも用意されており、使った回数は少なかったと思うが、トロッコとフロート(小型のほうをフロートとここでは呼ぶことにする)があったので、メインステージからかなり距離がある正面スタンドもそこまで悪くはなかったのではないかと推察する。
セトリを載せてくださっている方がいらしたので、リンクを貼らせていただく。
ラポスタ 2/1 2日目 📍東京ドーム
— ぽん🫧 (@_mochi_puni) 2025年2月1日
LAPOSTA 2025
セットリスト セトリ -Setlist-
ゲスト曲以外セトリ変更なし#LAPOSTA2025 #JO1 #INI #ME_I #DXTEEN #ISSUE #Kep1er #izna pic.twitter.com/kYcaGhoN23
1グループ目当てとなると物足りなさを感じるとは思うが、わたしのように「初めてのラポスタ!どのグループのステージも楽しみ!わくわく!」という稀有な(←怒られろ)人はかなり楽しめたのではないかと思う。そうでなくても公演が進むにつれて、5組のライブ力で「あれ?意外と楽しいじゃん」と思った人も多かったのではないか。
さて、セトリを紹介しておいてあれだが、この順ではなくて、グループごとの感想をつらつらと書いていこうと思う。
貪欲に爪痕を残す気概が伺えた DXTEEN
完全にはじめましてのDXTEEN。2023年6月デビューの6人組。ボーイズ3組の中での末っ子くん。お顔も名前も楽曲も知らない状態で見たステージは、歌もダンスも想像以上に目を引くものがあって、レベル高いな……!と(←何様)思いながら見たものの、やはりまだ大規模会場でのパフォーマンスの経験値が足りてないことがわかる面も少しあり。ただ、それを差し引いてもしっかりと見応えのあるステージだったと思う。
個々の輝きはかなりのもので、モニターにアップになって歌ったりラップしたりダンスしたりする姿に「おお~!!!」と気持ちが何度か持っていかれた。JO1とINIに比べると約半分の人数ながら、物足りなさを感じさせないグループで、これからが楽しみだなぁと!わたしは谷口太一くんのお顔が好き(そうでしょうね)
[🦖❤️]#谷口太一 #TAICHI#TANIGUCHITAICHI (22歳)
— DXTEEN (@official_DXTEEN) 2025年2月2日
小柄な恐竜!!谷口太一です🦖
LAPOSTA 2025 Supported by docomoに来てくれたみなさんーー!ありがとうございました♪
3日間東京ドームでたくさんの方と会えてパフォーマンスできて幸せでした‼️
また会おうね〜✌️✌️✌️
𝐃𝐗𝐓𝐄𝐄𝐍… pic.twitter.com/pYSP2hK6Lu
何名か自己紹介クセ強くて、先輩グルのファンの皆さんに覚えてもらうぞ!!という姿勢が伺えてめっちゃよかった。先輩ファン掻っ攫うくらいの熱意ある子たちが好きなんでね。あと、若さとフレッシュさ全開のド直球愛嬌を惜しげもなく見せてくれるアイドルはいいな。可愛すぎて何回か溶けた。
DXTEENに限らない話にはなるが、オーディションでほぼ最終審査まで残っていたような子たちは、そのときのデビューグループのコンセプトや方向性にそぐわなかっただけで、実力という点においてはそれほどビハインドしているわけではないと最近よく感じる。(もちろんDXTEENの子たちは韓国でのトレーニングなども経ているわけだが)
ちょっとこのタイミングで書くのは迷う部分もありつつ一応書いておくと…ラポスタまじで音響が悪すぎて(随所で音割れ、マイクの音量調整下手すぎ、演者のマイクが必要なときにオンになってない、裏方のスタッフと思しき声が客席に聞こえている、などなどなど…)ラルクやLDHといった音周りにかなり気を遣ってるアーティストのライブに慣れているのもあって、相当キツかった。あれは演者側が気の毒だよ…もうちょっとスピーカーもマイクもきめ細やかに調整してあげてほしいし、リハ段階で誰も何も思わなかったのか疑問に感じるレベルだった。
化け物級オールラウンダー3人が揃った IS:SUE
Xでも散々書き殴ったが、ラポスタに行った最大の収穫はIS:SUEというグループの生のパフォーマンスを見られたことに尽きる。正直完全にノーマークのグループで、なんなら所属5組の中で一番何の情報もないグループだった。(DXTEENよりもっと)
3人3様にズバ抜けたスキルと、東京ドーム?何度も立ってますが?と言わんばかりの堂々っぷり。ダンスや歌はもちろん、表情や細かな所作までも、何回デビュー年を見ても偽っているとしか思えないステージだった。ガールズグループに対して「ライブがうますぎる」「とにかくライブを見てくれ」と叫びたくなったのは初めてかもしれない。
これまでも何度も当ブログで書いてきたとおり、東京ドームは名古屋や大阪といった他のドームを含め、どの会場とも異なる存在だ。アリーナ規模で成功を見せているアーティストだって、他のドーム会場で公演をおこなったことがあるアーティストだって、初めて東京ドーム公演をする際は多少なりとも物足りなさを観客に与えることは少なくない。それほど広大で、「(初めて東京ドームで公演したときは)ファンにパフォーマンスが届いているか不安だった」とライブ自体には慣れているはずのアーティストが言うほど、スタンドの上のほうに座っている観客との距離は果てしない。何年にも渡って、素人ながら東京ドームの客席には幾度となく入ってきた。ステージにほど近いアリーナ席も、メインステージは一切見えないアリーナの最果ても、スタンド最前も中ほども最上段も、左右の見切れ席もドセンター0ズレ真正面も…すべて経験済みだ。「大満足」と言える公演ばかりではなかった。5万人を超える観客を魅了するのは至難の業だ。東京ドームはアーティストにとって憧れの地であり、魔境である。
そんな地で3人は確実に自分たちの身をもって観客を虜にした。状況はどう考えたってアウェイだった。ステージに立つ彼女らを囲んでいたのは、ほとんどが先輩グループのファンである同性の観客。それが最初は座って見ていた人たちが徐々に「これは……」と立ち上がり、まるで推しグルを見ているときかのようにペンライトを振りかざし、叫んでいた。距離があったため肉眼ではなく、モニターに映るパフォーマンス姿を見ていたのに、押さえきれない興奮を感じた。「この子たちは確実にデカくなる」その確信とともに。
歌がうまい、ダンスがうまい、それらは前提として備わっており、そこにさらにステージ上でのひとつひとつの所作や表情管理の巧みさに魅了された。とても東京ドームに初めて立つ(合同コンとかで経験ある……?)グループのそれとは思えなかった。
しかもあとで調べたところによると、坂口梨乃さんはEXPG 横浜校に通っていて、iCONZにも出演していたというじゃないか。LDHはガールズグループのマネジメントはできない(断言)ので、ラポネでこうして華々しくデビューしてくれてよかった…3人ともがそうだが、こんな逸材とは言え、いきなり新人をバーンと東京ドームのステージに立たせてくれたラポネはすごい。
帰ってエムカに出演したときの動画を見てみたのだが、ライブで見た印象とはだいぶ違った(←うまいのは大前提として)生のパフォーマンスでの輝きが段違いすぎる……
しかも「カッコいい」が専売特許かと思えば、『STATIC』という楽曲では幻想的な美しさも見せた。↓の動画は2024年6月のパフォーマンス動画なのだが、正直2025年2月のIS:SUEはこのときとは別次元に進化を遂げている。
一体半年ほどのあいだに、あれほどのステージを見せられるグループになるだなんて何があったのだろうか……?(しかも人数としては減っているのに)動画より生で見たほうが魅力的なんだよ!!というのが正だとしても、大規模な会場のほうが圧倒的に空間をものにするのは難しいはずなのに。もし今後IS:SUEの単独公演が開催されたときに見に行くチャンスがあればぜひこの目で確かめたいと思う。
個々の魅力を武器に、ME:I 11人が織りなす世界
IS:SUEとはまったく別の世界観を持つME:I。彼女らのステージは華やかで、可憐で、グループとしての魅力が十二分に伝わってくる作りになっていた。それができるのは、ひとりひとり確立されたスキル(得意とする領域)がベースにあるからだなと感じながら見ていた。
今回はやはりボーカルについて触れておきたい。わたしはおば……だいぶお姉さんだが、TikTokをかなり見るほうで、オーディション時期は番組自体は見ていないのにいろいろな情報がTikTokを介して入ってきていた。その中でME:Iの特定メンバーに対するネガティブな投稿なども目に入り、ラポスタで見ることに少しドキドキしていた。どんなグループなんだろう?歌やダンスはどんな感じだろう?そんな心配をよそにME:Iはステージでまばゆく光り輝いていた。
検索したところによると、メインボーカルと言われているのは、海老原鼓さんと高見文寧さん。ただ、海老原さんは今活動には参加していないようだ。わたしが見たところ何人も「メボか!?」と思う歌声の人がおったのだが……!?そのくらいボーカルの強さはかなりのものだった。特にモアナの曲では歌声と迫力がすごすぎて鳥肌が立った。高見さんのパワフルなボーカルと表現力は群を抜いていて、もっとライブ経験を積んだころにどんなボーカリストになるのか楽しみで仕方がない。
ステージ上での姿で特に印象に残ったのは、元アンジュルムの笠原桃奈さんだった。噂には聞いていたが、なるほど、顔と名前が一致していなくてもラポスタで初見のわたしが「あ、この子が」となるわけだ。元チェリバレのこころちゃん、ガルガルで活動していた石井蘭ちゃん(やっぱLDHの子好きなんだよな~!!ラポネで幸せになっておくれ…)もいるし、グループとしての加速度的な成長が期待できる。
ところで、もっとも音響の悪さの割を食ったのは個人的にはME:Iだったように思う。そこだけが残念だった(←運営に向けて)パワー系ボーカルがいるグループのライブでのマイク調整は一回LDHに習ってきてください。。
これからライブ経験を積み、さらに磨かれていくだろう彼女らの生のパフォーマンスを見る機会が再び得られることを願って。
目を見張るパフォーマンス、グループとしての成熟を感じた INI
音楽番組では何度も見たことがあったが、生でパフォーマンスを見るのはおそらく初だったINI。ラポスタで見た彼らは、テレビ画面を通して見た記憶の中の姿とはまったくもって異なる存在だった。「INIってこんなにうまいのか」と正直驚いた。
個々のスキルは、聞き及ぶことがあったけれど(西くんとか高塚くんとか)グループでの力もかなりあるなと感じたのは今回の公演を通してだった。この曲で登場したのがめちゃくちゃカッコよくて、周りのMINIさんたちのテンションがすさまじかった。数的にはJAMのほうが多いだろうと思っていたのだが…INIのときの歓声の大きさと掛け声の揃い具合はかなりのものだったと記憶している。
JO1との違いというのをあえて新参者が感じた部分で書いておくと、各人が高いスキルを持った上で、グループパフォーマンスは荒削りとも思える勢いがあって、一見両立しない要素が見事に彼らにしかない魅力を形作っていた。INIのステージのインパクトが大きかったのは、選曲の影響もあるだろうけど、成長をひとつ超えて、成熟を感じさせるものがあった。デビュー5年も満たないグループに「成熟」というワードを使うのは少しおかしいかもしれないが、それほどグループの良さを感じられたのだ。
その中でもやはり特筆すべきは西洸人くんの存在だろう。ダンスが上手いというのは認識していたものの「西くんの生のパフォーマンスはあれほどまでに人を引き付けるのか」と驚きを通り越してビビってしまった。見せ場となるパート(キリングパート)で彼のアップ&ダンスが切り込んでくると思わず視線も意識も集中してしまう。
今回はパフォーマンスの印象が強かったが、以前どこかで聞いたボーカロイドカバーが、確かINIの子(だったと思う)で、とんでもなくうまくて最後までしっかり聞いてしまったことを思い出した。INIもまだまだラポスタだけでは見られなかった面があると思うので、機会があればぜひ単独も見てみたいものだ。
実はラポスタが終わって日常に戻ってからも一番記憶を引きずっているのはINIに対してだったりする。翌週行きも帰りもずーっとINIの楽曲を聞いていた。個人的に『REGIT』という曲がかなり刺さったのでライブで見れる/聞ける日が来るといいなと思う。
圧倒的な貫禄とオーラを放つ最年長 JO1
上で音響の悪さについて書いたのだが、その中でほぼ客席に不快感や違和感を与えることなく(←音割れとかの観点でね)パフォーマンスをやってのけた唯一のグループJO1。何者すぎる……。あの子たち次の単独が東京ドーム初公演なんよね…?他のドームとはまた訳が違うのが東京ドームなんだけど、JO1のステージ力って群を抜いてるなぁと改めて。
わたしはJO1のファンとしてラポスタを見に行ったので、多少の贔屓目はあるにしても、それを差し引いても彼らの他グループとは一線を画するステージパフォーマンスの技量は目に見えて別の次元であった。個々のスキルに加えて、JO1として積み上げたライブ経験値。東京ドームではないものの京セラドームでの単独公演経験があり、気迫と余裕の両方を兼ね備えるという稀有な存在。
出演グループの中ではわたしが唯一単独公演を見たことがあり、合同コンでも一番パフォーマンスを見てきたわけだが、見るたびに進化している。(といってもケーポオタ時代に合同コンでみたことあった程度でそもそものファン歴が短いので数えるほどだけど…)うまいな~と思うのに、次ステージを見ると「まだライブ力が上がるというのか……!?」と驚かされる。
現場にいた方はまさに感じたと思うが、登場と同時に『ICY』が来るとわかったときの悲鳴にも似た歓声から察せるとおり、あの瞬間は筆舌に尽くしがたい高揚感があった。今更新規がICYを語る必要はない。パフォーマンスビデオも素晴らしいが、生で見るICYのパフォーマンスはその場にいる人の意識を完全に奪う。11人が織りなすステージを一瞬も見逃してはならないと集中させられてしまう。そんな引力がある。
幸運なことにICY初披露となった昨年のINKIGAYO in TOKYOから、JO1DER SHOWを経て、ラポスタ東京ドームと変遷を見ることができた。各人が己の魅せ方にさらに磨きをかけてきている。モニターに抜かれたときの(「絶対にJAMに悲鳴を上げさせる」と本人たちが意気込んでいるかは知らないが)キメでは、こちら側も構えているというのにそのシーンになると「ギャー!!!!」となってしまうのだからアイドルってすごい。かと思えば全員の見ていて気持ちのよい揃ったダンスに目を奪われ、安定した歌声に虜にされ、気付いたらすっかりJO1のステージに絆されている。
盛り上げ系の楽曲も多いJO1だが、『ICY』のあと披露したのは『phobia』。これもファン人気が高い曲だと聞いている。この曲、パフォーマンスビデオの時点でも十分いいけど、彼らが年齢を重ねて大人っぽさが増した今もっといいものになっていてかなり好きだ。
フリーダムなMCを挟んだあと、大好きな『Love sseker』を東京ドームで見て、「早くJO1の単独東京ドーム公演が見たい!!!」とまた気持ちを熱くしたのであった。競馬(のライトな)ファンとして『JOin us!!』をようやくライブで見れたのも嬉しかった。シリアスもハッピーも完全に消化してしまうJO1は、これからどんなグループへと進化していくのかますます楽しみになった。
これのコラボで初めて中山競馬場へ行ったのだからかなりの影響力だ……笑(←近場は大井競馬場なので)
カバー&グループシャッフルで体現するラポネ所属アーティストの底力
シャッフルされたチームの色分けを見てSWORDの抗争が始まるのか……!?(ハイローネタ)と思ったらなんか美しい名前の組分けでLDH脳だったと反省した。
そんなことは置いておいて、新参者でサバイバルも見ていないのに、なんだか大いに心に刺さって盛り上がったシャッフルタイム。ラポネグルを長く推している人にとってはかなり胸熱コーナーだったのでは。
リーダー陣が集結して披露した『Grandmaster』は、いきなりでめちゃくちゃにテンションが上ったのだが、何よりもこのときの與那城くんの覇気がヤバかった。JO1の中では気さくで優しいハイサイお兄さんだし、歌声はもちろんいつもすんばらしいのだが、ファン歴が短い自分がこれまで見てきた現場やコンテンツでは感じたことのない、自分が5グループを統べる王だと言わんばかりの圧倒的オーラがあった。
そしてJO1のファンとしては、さっきまでバッチバチに踊ってカッコよく歌声を響かせていたJO1のお兄さんたち(←わたしのほうがかなり年上)が『Cookie Party』でとんでもなく可愛らしくなっていたことに触れておきたい。
オリジナルはME:Iの楽曲。とにかく全力でかわいい曲。まさかJO1のあんなかわいい振り付けのカバーパフォーマンスが見れちゃうなんて…ラポスタ最高じゃん……?気が狂ったように「かわいいぃいい!!!」と絶叫する観客。わたしはと言えば、ガタイが良い男の“かわいい”が大好物なので與那城くんを防振で見ながら床をのたうち回るところだった。いい大人なので唇を噛んで耐えたけども。
カバーもよかったのだけど、そのあとのシャッフルユニットでのパフォーマンスが熱かった……!!普段からラポネ所属グループを応援している多くのファンの皆さんの湧きどころも興味深くて、SNSで見かけたことのあった『TOXIC』のパフォーマンスのときの歓声が特にすごかった。たぶんあれは日プ女子見ていた人にとっては夢のシャッフルメンバーだったんかな…?『BOMBARDA』も圧巻だった!ファンのボルテージもあそこでもうマックス!!!という勢いで、会場全体が熱狂していて最高で。男女のグループで、暦も違って、人数も違うのに、なんとなくこの5組を東京ドームという大舞台に集めて立たせたかった理由がわかったかもしれないなぁと新参ながら思ってみたり……。
ラポスタ後にJAMの友人と会ったとき、友人はラポスタは興味ないから話すのはやめようと思ってたのに、「JO1の感想だけ言わせて」と話し始めたが最後、全部のグループのパフォーマンスが最高だったとつい口走ってたもんな。
最後のトロッコではそれまでよりは近い距離でメンバーを見られたけど、やっぱり結構距離はあって、「東京ドームって広いわ~」と改めて感じました。さて無事に4月の単独当選して見に行けるのか否か……。
透明感と可憐さで会場を包みこんだ izna
ゲスト枠の1組目のizna。K-POPファンを辞めてからすっかり新しいグループに疎くなってしまい、なんとなくグループ名だけは聞いたことあるかも…?という感じだった。が、登場してそのビジュアルを見て目を見開いた。ナチュラルなメイクにサラサラの長い髪、そしてスラっと伸びた手足…イメージするK-POPのヨジャアイドルの理想形そのものといった感じだった。とにかくビジュアルが美しすぎて目が離せなかった。日本語のあいさつは可愛く、パフォーマンス中はクールな感じだったが、しゃべるとみんな笑顔が可愛かった。そのギャップもあって客席はメロメロ(死語)になっていた。
ビジュアル優勝すぎん???みんな顔綺麗でスタイルよすぎる……。MCで思ったけど日本人の子いるのかなぁ。と思って調べたらこちらにもiCONZとEXPG出身の日本人の子たちいるじゃん!?LDHってマジでさ…こういう逸材次から次逃してるんだか、育成して輩出してるんだか……。パフォーマンスも見ててほんとに清涼感あって爽やかな気持ちになれたiznaパートだった。
ようやく見れたKep1erのステージ!(ガルプラ視聴者の人格)
実は(というほどでもない)ラポスタ出演グルの中で、わたしがオーディション番組をしっかり見て、メンバーの顔と名前が一致してからの年月がもっとも長かったのは2組目のゲスト枠だったKep1erだ。顔合わせのパフォーマンスでNCT 127の『kick it』を披露したヨンウンちゃんに惚れ、そのあとずっと1pickだった。が、番組はそこそこ熱心に見ていたもののデビューグループはほとんど追っておらず、カムバがあると楽曲を聞くくらいで、直接ステージを見る機会はこれまでなかった。
だから今回チケットを取っていた2/1のゲストがKep1erだと見てものすごく喜んだし、実際ラポスタで見たKep1erはめっっちゃ可愛かったし、カッコよかったし、最高だった。ヨンウンちゃんはダンスも歌もうまくて、あの細い体ですごく目に留まるパフォーマンスをする。やっとライブで見れた……!!と嬉しかった。『MVSK』はまだカムバを追ってた頃の楽曲で、「これを合同コンでやってくれるのか!!」とブチ上がった。当時も「これは熱い!!!」と騒いだ記憶があるが、時を経て(日本語ver.だったが)このステージを見れる日が来るとは。
しかもラスト1曲でパフォーマンスした『WADADA』は会場全体が大盛りあがりで、この曲がK-POP界を騒がせてからもう3年も経つのか……と感慨深くも思ったりした。
推しのヨンウンちゃんはもちろん、ヒカルちゃんのダンスや表情管理に心を撃ち抜かれ、ダヨンちゃんのラップかっこいぃいい!!になり、ヒエちゃんの美しさにうっとりし……とにかくこれでガルプラ後「1度はちゃんとケプラを見たい」と思っていた気持ちが昇華できた。
LAPOSTAはLAPONEエンタテインメントの柱となるか
情報解禁から公演前まで、正直ネガティブな声を多く見かけたラポスタ。社長のシンポジウムで公開されたアンケート結果からも否定的な意見が多いと明かされたようで、どのような雰囲気なのだろうかと新参者は少しドキドキする部分もあった。
しかし、ここまで書いてきた通り、蓋を開けてみれば新参の不安など杞憂に終わった。そもそも現地には肯定派もしくは推しが見れればなんでも良い派が大多数だったのか、もしくはなんらか腹に抱えている人たちもやはり現場でパフォーマンスを見るとテンションが上がって楽しめたのか、本当のところはわからないながらもかなり盛り上がっていた(と感じられる空間であった)ことだけは事実だ。
ただ、これを諸手を挙げて「成功」と取るかは意見が分かれるだろう。熱心なファン(ここではお金を出すファンとしよう)の心を掴んでおくのに、この毎年開催(仮)の事務所コンサートとファミリー売りが果たして吉と出るか凶と出るか。事務所は見誤らず、素晴らしいエンターテインメント力を持ち輝いているいる所属5組にとって、そしてそれを応援しているファンにとって、できる限り最善とは何かを考えた道に進んでもらえると嬉しい。もちろん株式会社の事業というのは、ボランティアではない。利益を出し社員やアーティストに還元し、毎期やりくりをしながら、成長していかなければならない。そんな状況で、外からの声を正しく受け止められず、利己的になってしまった、たったひとつの選択が事業の存続を脅かすことだってある。
彼ら・彼女らのステージに心打たれたファンのひとりとして、これからもラポネを見守ってみたいと思う。
かなり長くなってしまったが、ラポスタをこんなに楽しんだ新規もおるで!というのが伝われば幸いだ。次は単独公演の東京ドームでJO1のパフォーマンスを見れますように。
そういえばの衣装展示の入場特典(?)の↑のトレカ、わたしはINIの子を引いたのだが、歩いていたら與那城くんを持ってる女の子が交換してくださって……!!こうしてラポスタに持っていけて幸せだった。大感謝。
それにしても前髪下ろし與那城くんが最高of最高すぎて終始うわぁああカッコイイ!美しい!と暴れていたのに、あとでインスタに投下されたお写真が本当に素晴らしすぎて天を仰いだよね………
皆さん、與那城くんのプラメもおすすめですよ!!!(急な宣伝)