馬肉のもつ料理。どんな部位を使う?
目次
▼”馬モツ”は煮込みにも炒め物にももってこい!
馬肉文化圏には、”馬モツ”を使った料理が人気の店があります。
小売店でも、店によっては馬モツが販売されています。逆に馬肉文化圏ではない地域では、馬モツを使ったことが無いという店が多いですが、実は牛や豚の内臓肉と同じように、煮込みや炒め物など、多様な料理に活用できます。
と蓄した馬の肉を無駄にせず、余すところ無く使いきってこそ、馬肉という素材と正面から向き合えます。
そういう意味でも、馬モツの料理を知ることは、馬肉料理を知る上で大切なことだといえます。
▼差別化のチャンス!馬モツを使うのが初めてな方へ
馬モツを使ったことが無い店にとっては、どういう仕入れをし、仕込みを行えばいいのか悩むのも確かです。
ですが、馬モツを扱う店はそう多くはないので、他店との差別化を測れるチャンスですよ!今ではそうした店も扱いやすい馬モツの商材が流通しています。
例えば、大腸や小腸がボイル済みでミックスになっている商材があります。これはもつ料理の代表的なメニューである「もつ煮込み」を作るのに便利な商材になっています。
生のもつを一からボイルするのは大変ですが、ボイル済みなので手間も省けるので、このような商材を仕入れるのも1つです。
▼馬モツの商材例と主な部位
【もつのミックス】
大腸、小腸、直腸、胃袋などがミックスになったもので、ボイル後に冷凍しています。4つの割合は大腸や小腸が大半で、直腸や胃袋は少量になります。
【ハツ】
馬の心臓のことで、脂肪が少なくアッサリとした淡白な味わいです。希少価値が高く、取り扱う店も多くはありません。焼肉の1つとして提供する店もあります。
【ハツモト】
ハツにつながる大動脈のことす。コリコリとした独特の食感が特徴です。
【レバー】
馬の肝臓のことで、牛や豚よりも臭みはありません。ねっとりとした感じも無くコリコリとした食感になっています。