【報告】保育園の様子を自らの口から初めて聞いた日 - くまくまさんの時間は魔法だね

くまくまさんの時間は魔法だね

2019年3月26日生まれの息子くんの成長記録。大人になった時に読み返してくれると嬉しいです。

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【報告】保育園の様子を自らの口から初めて聞いた日

photo by 写真AC

くまくまさんです。

 

息子くん、4歳7か月。自閉症スペクトラム障害。知的障がいあり(未診断)。

会話は少な目。

 

という事で息子くんとの会話は日々一方通行か、息子くんのこれやってあれやって、に付き合うことが多いのですが先日、療育の指導員さんから「Yes、Noで終わらない会話を心がけるといいかもしれません」とアドバイスをいただいていたので試しているところです。

「Yes、Noで終わらない」と言うのは例えば、親が「今日楽しかった?」とは聞かず「誰と遊んだ?」などと質問することから始まる会話のことです。「楽しかった?」では「はい、もしくはいいえ」が答えになってしまい、それで終わってしまいます。他人への興味が薄い自閉症の子ならなおさらです。そこで「誰と遊んだ?」や「何して遊んだ?」と聞けば子供なりに「〇〇くんと、ブランコんで遊んだ」などといろいろ考えて発言するようになるかもしれない、とそんな内容です。

正直、アドバイス以前から「保育園で何の遊びしてきたの?」「給食は何食べた?」など保育園内の過ごし方への質問は息子くんにずっと聞いていました。でも一切答えてくれることはなかったのです。これまでは。でも昨日は違いました。インターホンの受話器を取りながら誰もいない外に向かって「もしもし、誰ですかー?」と遊んでいた息子くんにいつもの通り聞いてみました。「息子くん、今日は何して遊んできたの?」と。

そしたら、「えーとぉ、砂遊び。砂遊び、楽しかったね」と答えが返ってきたのです。まったく期待していなかったので非常に驚きました。隣にいた妻さんに「聞いた?息子くんが答えたよ?」と震える声で確認します。妻さんも驚いて首を縦に振るだけです。保育園からの連絡網には『お散歩で落ち葉やドングリを拾ったあと、公園でみんなで滑り台をしました』とありました。明確に「砂遊び」をしたとは書いていないものの、公園ですから砂場はあるでしょうし、まさか園児20名以上が律義に順番待ちをして本当に滑り台だけをして帰ったとは思えません。砂遊びは本当にしてきた可能性が高いです。それに息子くんが「えーとぉ」と始める時は質問の意味が分かっている時なので答えが返ってきやすいです。たまに嘘をつきますがおおむね正しいフラグです。試しに次も聞いてみました。

 

パパ「息子くん、今日はお昼ご飯は何食べたの?」

息子くん「えーとぉ、バナナ」

ママ「(給食メニューを確認)それは、おやつだね。でも確かにバナナ食べてる」

パパ「マジ?息子くん、おひるごはんだよ。給食、何食べた?」

息子くん「えーとぉ、じゃがいも」

ママ「(給食メニューを確認)じゃがいものそぼろあん。じゃがいも食べてる」

パパ「うわすごい。初めて様子聞けたよ!息子くん、すごいね!言えたじゃん!!」

息子くん「キウイ、キウイ(ブラザーズのCMをYouTubeで)見たーい」

 

褒めたら急に自分の世界に入ってしまいましたがついに息子くんの口から保育園の様子が聞けました。「Yes、Noで終わらない会話」を心がけていたことが効果があったのかは不明なものの結果がすべて。息子くんとの会話は最高にアゲリシャスでした。質問始まりじゃなくて自分から言えるようになったらもっと最高ね。楽しみがひとつ増えました。すごく嬉しかったです。


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言葉や会話を覚えるのも『好きなことを楽しみながら』、ですねぇ。

 

 

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