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【社会人から栄養士専門学校に通った体験談】デメリットとメリット
- 社会人から栄養士の学校へ通い直したいけど、どうしたらいいのかな?
- いつか食と健康のことを、学校でちゃんと学んでみたい。
- 栄養士の資格を取って、食関連の仕事がしてみたい!
そう考えたことはありませんか?
もしそうだとしたら、私が社会人から栄養士になった経験が、何か役に立てるかと思います。
私は、4年制大学を卒業したあと、金融機関の職員として働きました。
金融機関では窓口業務やローンの貸し出しの仕事などをして3年間働いていましたが、ついに栄養士になりたいという気持ちが抑えきれなくなり、一念発起して栄養士の専門学校に入学しました。
進路を変えるのは勇気のいることでしたね…。上司に「退職します」と3ヶ月くらい言えなくて、悩んでいました。
「本当に、会社やめちゃっていいのかな」「社会人から進路変更して栄養士になって、高校卒業したばっかりの子たちと一緒に勉強とか、頭おかしいと思われるかな?私の選んだ進路、間違ってないよね?」と、悩みまくりでした。
親にも相談してさんざん悩んだ結果、金融機関をやめて、栄養士の学校に入ることに決めました。
結局2年間学校に通って栄養士の資格を取り、保育園栄養士として無事に就職。
この経験をもとに、今回は、栄養士の学校に通うメリットとデメリットを3つずつ紹介します。
「社会人から栄養士の学校に通った人の体験談を聞きたい!」という方は、きっと何かヒントになると思います。よかったら参考にしてみてください。
記事の監修・執筆
栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
赤石美波のプロフィール詳細
記事監修・執筆:栄養士 赤石美波
小学校教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状・栄養士免許取得。栄養士の学校を首席で卒業後、保育園栄養士として勤務。食育活動や料理教室講師・セミナー講演・料理イベント開催など料理・食関連の仕事に従事。
栄養士の学校に通うメリット3つ
栄養士の学校に通うメリット1:食の国家資格「栄養士」が取れる
栄養士は国家資格です。
よく「資格を取っただけでは意味がない」と言われますが、資格を持った人の言うことには説得力がありますよね。
食と健康の専門家を名乗り、正しい食事のとり方や、健康と食の関係を人に伝えるとき、「栄養士」という資格には説得力があります。
私も前に、webサイトの会社で、栄養士として、健康と食のコラムを書くライターの仕事をしていたことがあります。
ライター募集のとき、その会社が「栄養士の資格を持っている人で、文章を書ける人を探している」と公表していました。
この場合、健康コラムを書く仕事は、どんなに食のことに興味があって好きな分野だったとしても、資格がなければこの仕事は受けられなかったわけですから、「栄養士の資格を取っておいてよかった!」と思いました。
また、特定の施設での就職(保育園栄養士、老人福祉施設、病院など)は、栄養士の資格が必須のところがほとんどです。
栄養士の学校に通うメリット2:栄養学と料理分野を集中して勉強ができる
栄養士の資格が取れる学校は山ほどありますが、私は2年制の専門学校を選びました。
栄養士仲間の話を聞いていると、社会人から栄養士を目指す人は、専門学校か短大に2年間通って、資格をとる人が多い印象です。
2年間指定の学校に通って卒業すると、「栄養士」の資格が自動的に(申請の作業が必要ですが)もらえます。
栄養士より上級の資格である「管理栄養士」の資格をとるためには、指定の大学か、4年制専門学校(東京食糧栄養専門学校など)を4年間卒業して国家試験に合格するか、
実務経験3年以上ののち、国家試験に合格する必要があります。
働きながら管理栄養士の資格を取るための勉強をするのは大変ですが、実際に合格している人もいるので、不可能な話じゃないな…と思い、
私は「管理栄養士を取る前に、まずは栄養士の学校に2年間通って、もし管理の資格を取るなら、働きながら試験勉強をしよう」と思って、2年制の専門学校に入学しました。
時間とお金に余裕があるならば、思い切って4年制の大学に入学してしまう(学費も期間も2倍かかりますが)のもありですが、2年間で栄養士の資格を取ってから、実務経験を積み管理栄養士を目指すこともできると思います。
働きながら勉強するのは大変ですが、実際に就職してから働く中で試験対策をし、管理栄養士を取得した先輩や仲間も多くいます。
これは当時の教科書や授業ノートです。2年間みっちり勉強できるので、知識は増えます!
食品加工の授業や各施設での大量調理の現場を想定した給食作り実習など、授業は実習が多めで楽しかったです。理系の実験系の授業や献立作成授業(計算問題が厄介)にはだいぶ苦労しましたが、料理の授業の楽しさに救われました。
授業では、栄養士の仕事の現場を想定し、社員食堂や老人福祉施設、病院、保育園など各種施設で提供する場面を設定し、献立作成・給食作りを実習しました。
給食授業
小学校給食の授業
保育園給食(離乳食・幼児食)の授業
オードブル作りの授業
パン作りの授業
豆腐作りの授業
味噌作りの授業
製菓授業
果物の飾り切りの実習
野菜の飾り切りの実習
加工食品(ジャム作り)の実習
調理実習
栄養士の学校に通うメリット3:食の分野で友人ができる
私は、家族や周囲の人の協力があって、学校に入り直すことができました。
いったん社会人になると、「まとまった時間をとって勉強できることがいかにありがたいことか」「学生という身分が、いかに恵まれているか」が痛いほどにわかるので、勉強にも熱が入りました。
(自分の大学時代を振り返ると、時間の大切さをわかっていなくて本当にもったいないです)
また、専門学校で同じクラスになった仲間の中には、私と同じように、社会人経験を経てから入学してくる人たちも一定数います。
- カフェ勤務の経験を経てから学校に入り直す人
- 主婦で生活していたけれど、食と健康に興味があり、栄養士になりたくて入学してくる人
- 海外勤務を経て、食の分野で手に職をつけたくて入学してくる人
きっかけはさまざまですが、みんな強い意志を持って入学してくる上に、食や健康に興味のある人たちが多いので、話が合うんですよね。
社会人経験をへて、学校に入り直すこと自体かなり勇気のいることだと思いますが、その選択をしているという共通点で、学校でも早く仲良くなれた気がしています。
社会人から栄養士の学校に入るデメリット3つ
社会人から栄養士の学校に通うデメリット1:資格を取るのに時間がかかる
栄養士の資格を取るためには、最短でも2年かかります。
栄養士の他にも「フードコーディネーター」「発酵マイスター」など、食に関連する資格は山ほどあります。
自分がやりたいことは何なのか、本当に学校に入る必要まであることなのか、体験入学などに参加してみて、慎重に考えてみることをおすすめします。
学費は高い(私の場合は、2年間で280万円かかりました)ですからね!よくよく考えたほうがいいですよ。
社会人から栄養士の学校に通うデメリット2:通学中は収入がほとんどない
私は、学校に通っているあいだ、家賃と生活費をできるだけ抑えるために、妹とルームシェアをしました。
しかし、アルバイトが終わってから帰る時間が深夜0時を過ぎることもよくあり、こうなってくると睡眠時間が取れずに授業中に寝てしまうなど、学校との両立が難しくなってきました。
そのため、2年目は勉強に集中するためにアルバイトをやめて、週末だけのバイトなど、単発のアルバイトに切り替えました。
アルバイトをまったくしないと、生活費が厳しいと思いますが、学校に通っている間は、勉強の時間を取りたいならば、収入はほとんどない前提でいた方がいいでしょう。
私は、会社員1年目から「栄養士の学校に通いたい」と思って、毎月の給料やボーナスをほぼ全て貯金して、学費をコツコツためていました。300万円ほど学費でためておけば安心です。
2年間学校に通うならば、学費として300万くらいかかることを想定しておきましょう。
社会人から栄養士の学校に通うデメリット3:夜間の学校がないので、仕事をやめなければならない
栄養士の資格は、夜間では取れません。
調理師は夜間でも取れるのですが、栄養士の場合、昼間の学校に通うしか選択肢がありません。
この事実に相当悩みましたが、やはり栄養士の勉強をする道を選びたくて、栄養士の学校に通うために会社をやめました。
まとめ:人生を後悔しないように、よく考えて進路を決めよう!
ここまで栄養士の学校に入学するメリット・デメリットをそれぞれお話しましたが、後悔しないためにも、やりたいと思ったことはやったほうがいいです。
ただし、お金も時間もかかりすぎます。
栄養士の学校に通うのがゴールではなく、卒業してから栄養士として働き続けることまで視野に入れておいたほうがいいです。
栄養士の学校を卒業してから「栄養士の給料安すぎ問題」にぶち当たります。会社員の頃は手取り20万円以上もらっていたのが、手取り15万円になってしまい将来が本当に不安になりました。
「卒業後の進路やキャリア」まで考えて、自分がやりたいことは栄養士の資格を取らないとできないことなのか、本当に2年と300万をかける必要があるのかを、じっくり考えることをおすすめします。
会社を辞めて栄養士学校に通う前に、民間の食の資格で勉強してみるのも一つの手
栄養士の資格は、時間もお金も莫大な量が必要で、夜間の学校がないため、何より会社を辞めなければならないというリスクがあります。
化学や生物の専門的な授業や、法律など、「それ、ふだんの生活で必要ないでしょ…」という知識まで学ばないと資格がとれないのも厄介なんですよね…。私は化学の授業に苦労しました。
↓実際に私が通っていた栄養士専門学校の時間割です。
英語や体育、パソコン、法律のむずかしい授業もありました。
↑これは実際に私が栄養士の専門学校に通っていたときの授業ノートです。
授業で化学式が出てきたりして、日常生活では絶対これは使わない…と思いつつも、単位を取らないといけないので勉強していました。
「日常生活に役立つ範囲で、食や栄養学の勉強がしたい!」という方には、栄養士の学校は必要のない科目も多いのでコスパが悪いです。
なので、まずはチャレンジしやすい民間の資格に挑戦して、食や健康の勉強をしてみると良いと思います。
栄養士以外の食育関連の資格の一覧・値段・違いまとめ
食の資格は種類がたくさんあって、どれを選んだらいいかわからないですよね。
そこで、食や栄養学が学べる通信講座を、比較しやすいよう表にまとめました。
資格講座 | 費用 | 申込先 | 資料請求(無料) | 特長 | 内容 | 映像教材 | 質問回答 | 添削指導 | 学習期間 | サポート期間 | 資格認定 | 講座運営 |
食育メニュー プランナー | 24,200円 | 今すぐ申込む | >>無料資料請求 | ・最安値 ・認定証発行に別途3,000円かかる | ・年代や体調に応じたバランスのよい献立 ・栄養学や食文化 | 映像なし | 質問回数制限なし (郵送) | 添削4回 (郵送) | 学習期間 約6ヶ月 | 期限12ヶ月 | NPO法人『みんなの食育』認定 | ヒューマンアカデミー通信講座 |
食育アドバイザー | 58,800円 | 今すぐ申込む | >>無料資料請求 | ・業界最長の サポート期間 ・食品添加物や表示の見方 ・受験料は別途5,600円必要 | ・具体的な食育活動の事例 ・食品添加物 | 映像あり (DVD6巻/パソコン・スマホ閲覧可) | 質問回数制限なし (メール/郵送) | 添削3回 (郵送/web) | 学習期間 約3ヶ月 | 期限700日(約2年) | 一般財団法人日本能力開発推進協会 | キャリカレ |
食育栄養コンサルタント | 34,100円 | 今すぐ申込む | >>詳しく見る | ・紙のテキストがないので、学習・受験はスマホorパソコン ・認定証が英語 | ・食品添加物/農薬 ・アトピーや食物アレルギー ・生活習慣病予防 | 映像なし | 質問回数制限なし (メール) | 添削なし | 学習期間 約1ヶ月 | 期限180日(約半年) | 一般社団法人日本能力教育促進協会認定 | フォーミー |
食育実践 プランナー | 39,000円 | 今すぐ申込む | >>無料資料請求 | ・業界大手で安心 ・講座内で資格取得できる | ・食材の目利き ・家庭での食育実践方法 ・調味料の選び方 | 映像あり (DVD1巻/パソコン・スマホ閲覧可) | 質問1日3回まで (メール/郵送) | 添削5回 (郵送/web) | 学習期間 約6ヶ月 | 期限12ヶ月 | 一般社団法人日本味育協会認定 | ユーキャン |
食生活アドバイザー | 39,000円 | 今すぐ申込む | >>無料資料請求 | ・知名度がある ・試験は年2回とチャンスが少ない ・独学OK!受験料のみなら安い | ・食品の流通 ・季節の旬の食材レシピ ・体に必要な栄養素 | 映像なし | 質問1日3回まで (メール/郵送) | 添削3回 (郵送/web) | 学習期間 約4ヶ月 | 期限12ヶ月 | 一般社団法人FLAネットワーク協会認定 | ユーキャン |
食育インストラクター | 39,900円 | 今すぐ申込む | >>無料資料請求 | ・試験なし(講座修了で資格取得) ・認定証発行(6,600円)+手数料(880円)も含めると総額47,380円 | ・家庭での食育実践方法 ・学校、保育所における食育 | 映像あり (DVD3巻) | 質問回数制限なし (郵送) | 添削6回 (郵送) | 学習期間 約3-6ヶ月 | 無料で6ヶ月延長可 (サポート期間は実質12ヶ月) | NPO日本食育インストラクター協会認定 | がくぶん |
食生活指導士 | 45,500円 | 今すぐ申込む | >>無料資料請求 | ・女子栄養大学が運営・販売 ・38,500円+必要補助教材7,000円分必要 | 四群点数法を使い「何をどれだけ食べたらいいか」を学べる | 映像なし | 質問回数制限なし (郵送) | 添削6回 (郵送) | 学習期間 約6ヶ月 | 期限6ヶ月 | 女子栄養大学 | 女子栄養大学 |
食育栄養アドバイザー | 49,500円 | 今すぐ申込む | >>詳しく見る | ・期限がないので、ゆっくり学びたい人におすすめ ・試験のみ等、コース数種類あり | ・食物アレルギー ・栄養素とエネルギー ・生活習慣病予防 | 映像なし | 質問回数制限なし (メール/LINE) | 添削1回 (郵送) ※提出しなくても良い | 学習期間 期限なし | 期限期限なし | 一般社団法人 日本技能開発協会 | ラーキャリ |
管理健康栄養インストラクター | 59,800円 (試験必要) 79,800円 (試験免除) | 今すぐ申込む | >>無料資料請求 | ・プラチナコースは一度に2つの 資格取得ができる ・認定証は別途5,500円必要 | ・栄養素の知識 ・腸内細菌の働き ・食品表示の見方 | 映像なし | 質問回数制限なし (郵送) | 添削5回 (郵送) | 学習期間 約2-6ヶ月 | 期限12ヶ月 | 日本インストラクター技術協会認定 | ・SARAスクール ・諒設計アーキテクトラーニング |
食育健康アドバイザー | 59,800円 (試験必要) 79,800円 (試験免除) | 今すぐ申込む | >>無料資料請求 | ・プラチナコースは一度に2つの 資格取得ができる ・認定証は別途5,500円必要 | ・腸内細菌の働き ・学校教育における食育 ・医薬品と健康食品の違い | 映像なし | 質問回数制限なし (郵送) | 添削5回 (郵送) | 学習期間 約2-6ヶ月 | 期限12ヶ月 | 日本安全食料料理協会認定 | ・SARAスクール ・諒設計アーキテクトラーニング |
※資格の詳細は変更される可能性があります。最新情報の確認をお願いします。
食や栄養学に関する資格は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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