窓際のスパイ (Slow Horses) シーズン1 全6話 : amo il cinema
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窓際のスパイ (Slow Horses) シーズン1 全6話

ネタばれあり!!!
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【あらすじ】 MI5(英国情報局保安部)の落ちこぼれスパイたち、通称スローホース。本部から離れた古びた建物スラウハウス(Slough House=泥沼の家)に集められ、普段は暇をもてあましているが、時に応じて危険で曰く付きの仕事を、本部から押し付けられる。
 MI5失格部署のメンバーは、頭は切れるが短気でだらしがないボスのJackson Lamb(Gary Oldman)、才能はあるが演習で大失態をやらかした新人のRiver Cartwright(Jack Lowden)、夫Charlesを失い深刻なアルコール依存症で禁酒会に通う秘書Catherine Standish(Saskia Reeves)、腕時計の音で相手の素性を見破るLouisa Guy(Rosalind Eleazar)、協調性ゼロだがIT担当の優秀なハッカーRoddy Ho(Christopher Chung)たちだ。
 ある日落ちこぼれスパイたちは、MI5副長官のDiana Taverner(Kristin Scott Thomas)の指示で、極右グループ記者Hobden(Paul Hilton)をマークする。が、イスラム系の学生Hassan Ahmed(Antonio Aakeel)が、極右組織に誘拐される事件の捜査に巻き込まれていく。事態が複雑化するなか、誘拐の背後に潜む政治的陰謀が明らかになる。Mick Herronの犯罪小説Jackson Lambシリーズをもとにドラマ化。(作品の詳細) 


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英国のスパイドラマといっても、主役はやる気も覇気もない窓際のMI5だから、James Bondのような派手でカッコいい展開などあるはずもなく…。オープニングで流れる Strange Game(←音が出ます)が、窓際スパイの姿を歌っている。彼らのスラウハウスは、階段や扉が軋み古ぼけて薄暗く、おちこぼれ集団にピッタリ。

上司のLambは、小太りの小汚いオッサンで、髪はいつ洗ったんだか分からない、くたびれたスーツに穴のあいた靴下を平気で履き続け、所かまわず屁をぶっ放す。コイツが朝から晩まで部下を怒鳴り散らし、口汚く罵るのだ。こんな環境で、やる気を出せだと?Gary Oldmanがあんなになっていて、仰天しました。

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スラウハウスは離島の流刑地で、ここに送り込まれたら、二度と本部に戻ることが出来ない。だから隙あらば抜け駆けしたり、足を引っ張ったりする奴らが出てくる。おちこぼれMI5と本部の優秀な諜報員の確執や、保身のためなら手段を択ばないMI5長官Ingrid Tearney(Sophie Okonedo)と、長官の座を狙うDiana Taverner(Kristin Scott Thomas)の心理戦や、組織内部の陰謀も起こる。

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スラウハウスに来て間もない若いCartwrightは、本部にいる元同僚のWebb(Freddie Fox)だけ昇進したことが許せず、何としても彼を出し抜きたい。また汚名挽回して本部へ戻るために、他の落ちこぼれMI5とは離れ、独自に行動する。彼には元MI5の祖父(Jonathan Pryce)がいる、上司のLambに可愛がられている。才能ある優秀なスパイだが、早合点して判断を誤ったり、情報を共有せず暴走するので、これが裏目に出てしまう。

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物語が展開するにつれ、Lambが優秀な諜報員だったことが分かり、決して部下を見捨てない、情の厚さを見せてくれる。その一方で、Catherineの夫Charlesの殺害に、LambとCartwrightの祖父が関わっている。彼らにはどんな因縁があるのか、次シーズンで明らかになっていくでしょう。

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学生の誘拐事件をきっかけに、凸凹の落ちこぼれMI5がそれぞれの能力を発揮し、団結して這い上がっていくのは、愉快痛快でした。犯人を射殺して決着をつけようとするMI5本部のヘリに対して、窓際スパイたちは身を挺して犯人を庇(かば)う。落ちこぼれ集団とは言え、人道と正義を捨てなかった。誇り高き窓際スパイなのです。


by amore_spacey | 2024-11-03 01:24 | TV series | Comments(0)
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