三次試験対策!2020年のソムリエ実技を振り返る | ちょっとまじめにソムリエ試験対策こーざ

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三次試験対策!2020年のソムリエ実技を振り返る

2024/10/28
 
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第153回

前回のエクセレンスの2次・3次試験の内容、ご覧になりましたか?

一般呼称とはすでに比較にならない試験へと変わりました。今年合格された方は、一つの目標として掲げてみられるのも良いのではないでしょうか。一朝一夕でなんとかなる試験ではありませんから、今から何を積み上げていくべきかという良い指標になるかもしれません。

ところで、話は変わりますが、以前公開した松岡氏の「フランス料理の香りシリーズ」を覚えておられますでしょうか。
第1回はこちら、この時は4回程更新しました。(第2回第3回第4回

間が空きましたが、ちょっと番外編でもう少しだけ続きのお話があるので、この落ち着いたタイミングで紹介したいと思います。

私はこれまでいろんなフランス料理の料理人に「フランス料理の定義とは」と聞いてきました。なかなか難しい問いかけのようで、全く答えられない人もいらっしゃいました。

そもそも、このような定義が必要なのかとおっしゃる方もいらっしゃいます。家庭で食すのであれば定義など必要ないと思いますが、飲食店のように広くお客様をお迎えしているのであれば、お店の考えを持って欲しいと思うわけです。
定義づけするということは他との違いを明確にすることでもあります。例えば、日本料理店に伺って、イメージする日本料理とあまりにもかけ離れた料理が出てくると困るわけですから。

定義という言葉をもう少しわかりやすく言い換えれば特徴ということもできると思います。

では、日本料理の定義(特徴)とは?
魚と野菜を主体とし、魚から取った出汁をベースにした日本の四季を感じられる料理。また、千利休以降の茶懐石の流れを組むコース料理。また、新鮮な食材を、素材を活かすべくその場で調理する割烹料理。

日本料理と看板を掲げているお店は、様々な考え・解釈があるでしょうが、ある程度近い認識を持たれているのではないでしょうか。

「洋食」と呼ばれるカテゴリーがあります。ハンバーグやエビフライ、シチューにグラタン・ドリアなどを提供する子供が大好きなお店です。→あまり伺う機会がないのですが、私も大好きです。「洋食」と呼ばれますが、外国の料理ではなく、間違いなく日本で育まれた日本の料理です。牛肉を食べるようになった文明開化以降に”西洋”のイメージで作られた日本の料理といったところでしょうか。また、違った見方をすれば「ラーメン」も日本の料理の一つだと考えられます。ただ、これらのお店が”日本料理”の看板を掲げているならちょいと違うなという感じです。

さて、フランス料理とは?

フランス料理にも魚料理がありますが、圧倒的に肉の文化です。鰹・昆布の出汁の日本料理に対して、フォン・ド・ヴォー(フォン=出汁、ヴォー=仔牛)のフランス料理。出汁まで肉で取るわけです。

あるパリの一つ星シェフは
「フランス料理とはフォン・ブランをベースとした料理」→フォン・ブラン=肉類から取った白い出汁
と答えました。

私が日本一(世界でも間違いなく指折り)のパティシエだと思う方からは
「フランス料理って、本来”血の香り”が真ん中にあって料理が構成されていたんだよ。だから、俺は血の香りに通ずるニュアンスがないテーブルはフランス料理とは思わない」
と聞きました。

また、”寿司は食べるけど、感化されたくないから日本料理を食べません”と宣言している旧知のフランス料理人が柏屋に来てくれました。そして、(彼にとって数年ぶりの)日本料理を食べながらこのように言いました。
「日本料理の季節感、繊細な旨味を感じられる日本人でよかったと思っています。ただ、日本料理にはフランス料理のベースとなる(肉類から抽出される)ゼラチン質の旨味、いわゆるグラってやつですが、その舌に形としてのっかる旨味が全くない。今日の日本料理は本当に素晴らしかったのですが、改めて僕はフランス料理が大好きだと認識しました」

さらに、ある有名イタリアンのシェフから聞きました。
「イタリア料理は素材を食べる料理、日本料理は水を感じる料理、中国料理は油を感じる料理、そして、フランス料理は哲学を食べる料理」
であると。

良いか悪いかは別にして、基本フランス料理は素材重視ではありません。イタリア料理は素材の味が必要だと言われるようですが、元来フランス料理は素材そのものの香り、個々の味わいをそれほど意識してこなかったんです

フランス料理は足し算の料理。

旨味に旨味を加えてバランスをとり、どこか高いところにある到達点をめざす。これを哲学というのかどうかはその人の考え方次第でしょうが、”加える”ことが大切なポイントなわけです。

そして、フランス料理の香りとは?

続きます。

 

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三次試験対策!2020年のソムリエ実技を振り返る

 

さて、2020度の三次試験、実技の受験報告です。お題は近年定番となった「シャトー・タサン」でした。

名古屋会場

たった今、3次試験を終えましたので、報告させていただきます。
試験は6名一組で横並びのテーブル、(一会場で4組同時に受験)試験官は3人で2人ずつ審査していました。

後ろに各備品が並んでおり、昨年までの報告で聞いていた通りだったので緊張せずに臨めました。

ワインはシャトータサン2018年だったので、香りと味わいを開くためのデカンタージュを想定しました。
オリエンテーション用紙に、試験中は常時マスク着用の記載があったので、テイスティングは飲むフリで良いのか、その時だけはズラして飲むのか迷いましたが、結果飲むフリだけにしました。→どちらでもいいと思いますが、試験官に確認するのがベターかと。説明があまりないまま、あっという間にスタートしてあっという間に終わった印象です。
とにかく試験中は不安や焦りを隠して、一つ一つの所作を自信を持って行うように努めました。

私的に減点になりそうなところは下記でしょうか。
・取り皿をトレーに乗せる時にカタカタ音を出してしまったこと。
・ライトをトレーの上で倒してしまったこと。→運ぶとき?寝かせて持っていけば良いのでは?
・キャップシールを上、下、上と3回切って外したこと。→まぁ、問題なし。下手くそだなと思われてるかもしれませんが。
・抜栓後に瓶口を拭かなかったこと。→見つかったなら普通に減点ですね。
・テイスティングは飲むフリで良かったのか?→これは問題ないと思います。

それ以外はスムーズに行えたかと思います。

結果が出たらまた報告させていただきますが、ひとまずお礼を言わせてください。
「本当にありがとうございました。」
「3次試験はワインボトルを割って実技続行不可能にならない限り大丈夫」の言葉で、かなり緊張がほぐれて、なんとか平常心に近いところで試験に臨めました。

よろしければ感想を返信いただけると幸いです。よろしくお願い致します。→読ませいただきましたが、全く問題なさそうですね。

---後日---

3次試験無事に合格しいました!!
初めて”こーざ”見たのが約9ヶ月前、何もわからなかった自分がソムリエ名乗る事ができるようになりました
この”こーざ”がなければ1次試験すら受かっなかった思います。
本当にありがうございました

いつもお世話になっております。
一次試験から、二次試験、三次試験にいたるまで”こーざ”を拝見し勉強させていただきました。ありがとうございました。諸先輩方の報告や、”こーざ”のまとめを拝見し大変為になりましたので、私も報告をさせていただきます。

会場は名古屋で、アイリス愛知でした。
受験番号により2階または3階の控え室で待機します。更衣室も別途用意がありました。控え室前にて検温がありました。12時30分からオリエンテーション。待機中はトイレ等に行っても良いが、呼ばれた際にいないと失格扱い。

試験会場は、直線で長いテーブルに6人横並びで試験官は3人。1人が2人を見るスタイル。放送を使った説明のアナウンスがあり、試験開始。制限時間は7分。デキャンターのリンスは不要。

「ありがとうございます。シャトー・タサン2018年でございますね。ご用意いたします」ワインを取りに行き、パニエに入れる。

ワインをプレゼン「お待たせ致しました。ご注文いただきましたシャトー・タサン2018年でございます。こちら若いワインですので香りと味わいを開かせるためにデキャンタージュをさせていただいてよろしいでしょうか?」と。試験官にうなづいていただく。

備品を取りに行きます。小皿3枚、グラス、紙ナプキン、ライト。テーブルに戻る時にライトを落とすミス。「失礼致しました」と言い、備品をセットした後、ライトを拾う。

抜栓開始。キャップシールは問題なくはぎ取り、ビン口を拭う。抜栓し「コルクは健全です」。小皿に置く。ここで、再度ビン口を拭うのを忘れる。

「お味見してよろしいでしょうか?」うなづいていただく。香りを確認後、味見し「ワインは素晴らしいです」。

ライトを付け(ライトが思いの外眩しく、少し動揺)デキャンタージュ開始。若いワインの想定なので、全て注ぎきり、「澱はございませんでした」。

コルクを置き「コルクでございます。」味見をお願いする。うなづいていただく。ワイン注ぐ。「ごゆっくりどうぞ」。→ホストテイスティング(味見)後に改めてワインをサービスする必要があります。これでは味見で終わってしまっているように読み取れます。

備品を片付け、コルクを下げる。「ワインはテーブルに置いてよろしいでしょうか?」うなづいていただき、ワインを置く。

「終了しました!」ここで、紙ナプキンを下げ忘れていることに気づく。紙ナプキンは、その後下げました。

こんな感じで「ライト落とす」「抜栓後の拭き忘れ」「紙ナプキン下げ忘れ」と、3つほどミスしてしまいました。実技直前は、緊張していないと感じていましたが、がっつり緊張していたみたいです。
不安が残りますが時間制限内にやり切ったので、後は開き直るしかないです。この報告が、皆さんの役に立てば幸いです。

改めてになりますが、ありがとうございました。これからも”こーざ”拝見させて頂きます。失礼いたします。
→読ませていただきましたが、全く問題ありません。多少のミスは合否には関係ありませんから。

---後日---

三次試験の発表あり、無事に合格しておりました。そして、”こーざ”で言われていたように、これからが本当のスタートだと思います。

大阪会場:阪急インターナショナル

三次を試験受けて参りました。

11時半には会場に到着。ロビーで三次試験対策のビデオなどを見て待ちましたが、気がついたらうたた寝しており、慌てて時計を見ると12時過ぎ、周りを見渡すと続々と受験者が更衣室に入っていきましたので、私も何もなかったかのように着替えに行きました。ただ、着替えと言ってもいつも職場でもTシャツなので、ただバーエプロンを巻いただけです。

受付に向かったら自分の番号がありません。あれ??と焦りましたが、別の部屋になりますということで、案内されました。

待ち時間は約1時間程度で、このころには本当に緊張マックスでした。

試験会場に入室、真っ直ぐ横並びで試験官が3名。向かって受験者もテーブルの前に横並びに6名。後ろのテーブルに同じく横並びに6名分の備品。私の担当の試験官は”おじさん”でしたが優しそうな方でした。

お題はシャトータサン2018年でした。

試験が開始されてすぐ、隣の方が「かしこまりました〜」と、私はその方が言い終わるのを待ってから同じように実技を始めました。思った以上の緊張で呂律が回らないように感じましたが、うるさい雰囲気でしたので、ちゃんと試験官に聞こえているのか?と思いました。
若いワインということで、「香りと味わいを開かせる為に」というお決まりのコメントを言ってから備品を取りに行きます。抜栓も普通にうまく行き、味見。

その後、デカンタージュしようとライトのスイッチを押しても、ライトが点きません。何度か押しても点かないので、試験官が寄ってきてくれて、もう点いている想定でやって下さい、と言われました。ただ、もう一度試験官が押すと点灯したので、ありがとうございます、と言って実技続行。

味見をお願いしてから、最後のサービスを行いました。

ごゆっくりとお楽しみ下さいと告げて、コルクはお下げしますか?と尋ね、いらない備品をトレイに載せて後ろの備品台に返したのですが、その際、備品をトレイに載せっぱなしで戻ってしまい「終了しました」と言ってしまいました。

また、振り返ると瓶口なども、その都度拭いてはいたのですが、持参のリトーを使ったり、紙ナフキンを使ったりと一貫性の無い行動をしてしまいました。練習ではもっと丁寧にちゃんとできたはずですが、あまりの緊張に頭が空っぽになりました。それでも、細かいミスは多々あったかと思いますが、なんとか一通り最後まで通すことができました。

最後にワインをボトルに漏斗で戻してから持って帰るよ告げられました。

なんとか、ここまで来れたのも”こーざ”のおかげです。本当にありがとうございました。

---後日---

この度、無事合格する事ができました。本当にお世話になりました。”こーざ”は本当に励みになりました。独学で合格出来たことは今後の糧になります。

来年は私の店のスタッフが挑戦する予定です。その際はまた”こーざ”にお世話になる事になりますが、どうぞよろしくお願いします。とにもかくにもありがとうございました。

3年間お世話になっております。2018年より試験勉強を開始して一次試験は突破。ただ、二次試験をクリアできず…今年になりようやく受かった次第です。2018年、2019年ともに直前セミナーでお世話になり、懇親会まで参加させていただきました。

今年は父親の認知症悪化、母親の癌発症とプライベートでいろいろあり過ぎて、全てにおいて準備不足でしたが運良く二次試験を突破、なんとか三次試験まで終了致しました。”こーざ”のおかげです。ありがとうございます。

さて、受験報告です。

まずは12:20までに控え室に入れば良いのでそれまでにリラックスして待つことができました。オリエンテーションの後に係の方に誘導され実技会場内に入ります。大きな会場で、100人近い受験者が各組に分かれて実技を行います。

こーざでの受験報告により、おおよそこのことはイメージしていましたが、備品置き場とサービステーブルがあまりに近く、また混雑しました。私は他の受験者2名がワインを取り終えてからでしたので、必然的にプレゼンテーションも最後となりました。

ワインはシャトー・タサン2017でしたので、”澱なし”の想定で進めます。デキャンター等の備品を準備する際も混雑しました。ここでも私は一番最後で焦ってはいましたが、落ち着け落ち着けと念じつつしばし待ちました。私の前に準備を終えた方が軽く会釈をしてくれたので、こちらも返し少し落ち着きました。

1人きりになった備品テーブルで各チェックを行い持ち場に戻ると、早い方は既に「ワインは素晴らしい状態です」と発しているではないですか!こちとら、これからキャップシールを剥がすところなのに…と少々恨めしく思いつつ、キャップシールを剥ぎ、紙ナフキンで瓶口を拭き、そして抜栓。ここでさらに「ごゆっくりお楽しみくださいませ」の声が複数聞こえ、焦る!焦る!

デキャンタージュは開かせるスタイルを選択したのでスムーズに全て注ぎましたが、手が震えて練習よりかなりの時間がかかってしまったように思いました。ホストテイスティングをお願いし試験官の方がうなづいてくださり、すぐさまグラスにワインを注ぎ、下皿の上にデキャンタを置き「ごゆっくりお楽しみくださいませ」と。コルクを下げる旨を確認し、全ての備品をトレイに乗せ戻しに行く途中、試験終了の合図が…。

思わず天井を仰ぎました。

キャップシールを剥がすところ…、デキャンタージュに時間がかかり過ぎたか?いや、他の受験者を待たなければならない状況で…。いや、最後まで諦めてたまるか!あとはトレイを置いて終了した旨を伝えるだけではないか!半ば諦めつつも数秒遅れて「終了致しました」と試験官の方に宣言したところ大きくうなづいていただきました。

実技自体はスムーズに行えたと思いますが、最後は私だけ注目される孤独な実技の中、手の震えが止まりませんでした。

時間切れの為、正直言って自信はありません。これで合格したらミラクルだと思いますので、その時は追ってご報告いたします。
→周りのペースにまきこまれずによく耐えた素晴らしい実技でした。多少、時間をオーバーしたくらいで合否には全く影響ありません。ミラクルではなく、普通に大丈夫です。

---後日---

三次試験後、報告をさせていた者ですが、この度無事合格することが出来ました。また、先生の”大丈夫です”の返信を信じて発表までの日々を過ごしました。本当に感謝しております。

時間切れで合格できたことに驚きもありますが、やはり最後まで諦めずにやればなんとかなるものなのですね!スクールにも通わずここまで来ることが出来たのはこの「こーざ」のおかげしかありません!今後も復習の為、時折覗かせていただきます。よろしくお願い致します。

日常的にワインサービスを行わない私にとって一番の難関だと思っていた三次試験が終わりました。一点大きく不安な事があるので、ご意見を頂きたく、ご連絡致しました。

試験本番時のデキャンタージュですが、練習した中でも経験のない早さで全て終了してしまいました。早すぎて減点もあるのでしょうか?→試験に限っての話ですが、早すぎてダメなことはないと思います。特に若いワインのデキャンタージュであれば。ただ、そのスピードの分、雑になったり手ぬきに見えたら多少減点かもしれません。まぁ、気にしなくてイイですよ。

そして、最も気になっている点ですが、最後にごゆっくりお楽しみくださいませで、終わった事に少し気が抜けてしまい、最後の片付けで、コルクを下げ忘れてしまいました!この、コルクの下げ忘れが少しの減点で済みますでしょうか?→気にする必要すらないです。

あと、自分の近くの試験官を見る予定が、丁度前の受験者の方と試験官が被って、あまり見えなかったので、真ん中の試験官と奥の遠い方の試験官とアイコンタクトを取って、行いました。
これも、1番近い試験官を見ていないというのは、大丈夫でしょうか?
→早すぎるデキャンタージュ、試験であればほぼ問題ないでしょう。ただ、レストランにおいて、私は勢いや流し方と量、液面をどこまで広げるのか、それともあまり空気に触れないようにするのかなど、その後をイメージしつつ行うので、早ければいいというものではないと思っています。また、記念日等のテーブルで「演出のための(本当はそれほど必要のない)デキャンタージュ」の場合はあえてゆっくり仰々しく行います。

会場 ホテル阪急インターナショナル

お題はシャトータサン2018のデキャンタージュで、例年と同じお題でした。

最初の名前の確認で自分以外の全員が「○○です。よろしくお願いします」の一礼。それいるんだと思いながら後で調べると最初の挨拶も採点に含まれているとのこと。知らなかった。←へー。ほぼ関係ないと思いますけど。

さて、気を取り直して「こちら、シャトータサン2018年でお間違いございませんか?」確認し、デキャンター等の他のアイテムを準備。そして、抜栓。コルクを抜き取り、皿に置き瓶口を拭き、紙ナフキンをそのままテーブルに置いてしまう…。

ホストにお伺いをしてテイスティング。ワインの状態に問題はございませんから、香りを開かせるためにデキャンタージュさせていただいてもよろしいでしょうかの確認をしてデキャンタージュ。全てを注ぎ入れ、ボトルはもう一枚の皿に置き、ホストテイスティングの確認後、ワインをサービス。そして通常量注ぎ、デキャンタも皿の上に置く。

ごゆっくりお楽しみくださいませで終了。コルク下げ忘れる。緊張で終始リトーは使いませんでした。

自己総評として、3次試験は1次、2次とは違い、超繁忙期の中の試験となり、ほとんど練習の時間が取れず、とても不安でした。当日の待機時間で最終の動作確認をしようと思っていたのですが、まさかのトップバッターでほぼ何もできず本番に臨みました…。

最終的にいくつかミスがありましたが、抜栓、デキャンタージュなどの一連の動作自体はスムーズだったと思います。しかし、会場の雰囲気にのまれ最初パニックになっていたこと、他の受験者の発言・動作が気になり、自分のペースが掴めなかったこと、あと口調がモゴモゴしてしまったりなどの不安要素が多く、この会場の10%が不合格なのかと考えると自信の持てない結果となりました。→実技の方は問題なさそうです。

本日、三次試験が終わりました。大阪/ホテル阪急インターナショナルでした。

何から報告すればいいのか…端的にお伝えしたいと思います。

実技会場に入ると、長テーブルに審査員の方が3名 受験生が6人で始まります。ワインはシャトータサン2018年 グラスは2脚、お皿は3枚、デキャンタのリンスはなし。備品は後ろのテーブルに用意してある、時間は7分、ワインは実物に即してデキャンタージュをお願いしますという説明がありました。

その後、開始の合図と共に一斉にスタート。私の場合、ヴィンテージを言い間違えたり、コルクを抜いた時に数滴、デキャンタージュする時に数滴こぼしてしまいましたが、それ以外はまずまずちゃんとできたと思います。

この1年間、短いようで長く、長いようで短かったですが、まさか自分がソムリエ試験でここまで進むことができるなんて全く思わなかったです。まだ、合格しているかどうかはわかりませんが、自分なりに(反省点は多々ありますが)精一杯やり切りました。こーざには大いに助けられ、励まされました。ありがとうございました。

別の話にはなるのですが、今現在、私は料理人であり現場でワインを手にする機会はありません。ソムリエの資格を取れたとしてもその知識ではとてもじゃないですが、プロのソムリエと名乗れるほどではありません。そこで資格を取れたらいっそ、今の店を辞めて、独立前にサービスマンとして経営、ワインのことについて学びたいと思うのですが、無謀でしょうか?改めまして今までありがとうございました。→実技は全く問題ありません。
---後日---

無事三次試験突破、合格しました!ありがとうございます。

先日お伝えした通り、今の店フランス料理店を退社し、新年から高級焼肉屋において焼肉とワインのペアリングなどを提供すお店に転職します。次の店では料理よりもサービスをメインにやらせてもらいバッチにふさわしい男になれるよう頑張ります!→資格取得を機に次のステップに進まれるわけですね。素晴らしいです。これからの時代、料理人もワインを知っておく方が圧倒的に有利だと思います。

やっとスタートラインにたてました!

三次試験試験が終わりました。
他の方々も報告をされてるとは思いますが私もご報告させて頂きます。

東京会場は目黒雅叙園の大きな宴会場にて、6人1組、コの字型に組まれたクロスのかかったテーブルでの実技になります。対して試験官は3人、もちろん全員がマスクをした状態です。

ワインは今年もシャトータサン、田崎会長のサンティールが輸入元なのはご愛嬌でしょうか。ヴィンテージが2018年で、現物に即したサービスをするようアナウンスがありました。

協会の動画や田辺由美ワインスクールのYouTube動画で練習をして、概ねそのように動き、コメントもしっかり言えるようになったつもりでおりました。以下、自分のセリフと一連の流れです。

「かしこまりました、2018年のシャトータサンでございますね。ただいまご用意致します」

「若いワインですが、澱のある可能性がございますのと、香りと味を開かせ、より美味しく召し上がって頂けるようデカンタージュをさせて頂いてよろしいでしょうか…ありがとうございます」

サイドに必要備品を取りに行ったところ、他の受験者がいて取れない状況。押しのけて取るわけにもいかないし…。結局、自分が最後になってしまいました。トレイにテイスティンググラスを2脚、マスクをずらし汚れと匂いをチェック。ライトの点灯確認をし、皿を3枚、紙ナプキンを数枚載せる。デカンタの汚れと匂いを確認し、自分のテーブルへ。

それぞれセッティングして、抜栓。キャップシールを剥いて紙ナプキンで拭く。コルクが途中折れそうになったけれどなんとか抜けました。コルクは皿へ。

「コルクは健全な状態です」
「お味見をさせて頂いてよろしいでしょうか…ありがとうございます」

マスクをずらしテイスティング…口元に少しこぼしてしまった!何事もなかったかのようにマスクを装着。誤魔化せただろうかと思いながら…。→今の時代はマスクがありなんですよね。だったら、飲むフリだけのほうがイイかもしれません。実際に試験官も飲まないわけですし。マスクが赤く染まったら…減点?。

「ワインは素晴らしい状態です」
「それではデカンタージュして参ります」

ライトを点灯、デカンタージュへ…。途中、2滴ほどこぼしてしまった…。どんどん焦りが募っていく…。そして周りからは「コルクをお下げしてよろしいでしょうか」「終了しました」の声が。マジか、ヤバい、遅れてる。すべて注ぎきり
「澱はございませんでした」
「お味見をして頂いてよろしいでしょうか?」

30mlほど注ぎ、ひと呼吸置いてまた注ぐ。デカンタを皿に置き、
「それではごゆっくりお楽しみ下さいませ」
そして片付けに入ったところで、「終了です!」のアナウンス。マジか!片付け終わらなかった!!!一気に動揺しました。「漏斗を使いボトルに注ぎ、紙袋に入れてお持ち帰りください」のアナウンスがありましたが、とりあえずまだグッズの片付けが終わってないので、トレイを使い先に片付け。それからデカンタのワインをボトルに戻しました。

終わった……。

そこまで緊張してはいなかったように思うのですが、ワインをこぼすというミスをした時点で平常心ではなかったのでしょう。→”こぼす”くらいちょっとした減点で何ともないので、なんなら”もっとこぼしても大丈夫!”くらいの気持ちで。とにかく自分のペースを保つこと。また、最初に出遅れたのと、ひとつひとつの動作を丁寧に行うことを心がけてやった結果、スピードが遅かったのだと思います。正確に丁寧に美しく、それをスピーディーにと、現場でやらなければいけないことができなかった。非常に心残りでもあり、大きな反省点です。
また、私の行った組の試験官の方々は、マスクのせいもあるかとは思いますが常に無表情、無反応でした。私が最後時間内に終わらなかった時はたくさんメモしてたけど…。→実技は全く問題ありません。何度も言い続けていますが、そのくらいのミスは些細な”どーでもいい”ことです。

ひとまずすべてが終わりました。あとは合格発表を待つのみです。不安を抱えながら12月3日を待ちたいと思います。

最後までありがとうごさいました。

---後日---

お世話になっております。
お忙しい中わざわざご返信ありがとうございました。そして…合格しました!!

先生も何やら吉報がおありとのこと、やはり仕事が評価されるのは嬉しいこと、素晴らしいですね。楽しみにしております。

テイスティングもダメでしたが、三次試験なかなかポンコツな内容で…、それでも、来年度以降の受験生の皆さんの為、簡素に…私のダメっぷりを…。

・6名1組の同時審査に狼狽える。最後まで自分のペースを取り戻すことができませんでした。
・備品確保の時、グラス、デキャンタの汚れの確認を怠りそうになりました…。(なんとか、隣りの受験生の動作が横目に入り、瞬時取りつくろい…)
・キャップシールの取り方が汚い、ここで瓶口を紙ナプキンで拭うことを忘れる…。
・デキャンタージュ時、手が震えワインがポタポタ…。それでも、そのまま全量注ぎ切りました。
→まぁ、緊張してるなとか、下手くそだなぁって思われてでしょうけど、試験的には何も問題はありません。

それでも合格しました。

また、この試験のハイライト、二次のテイスティングを無事に突破できた要因は必勝マニュアルのメソッドを吸引、いや注入したおかげでございます。あの妙な違和感を覚えた日本のシャルドネ以外は完全術中にハマっていました!

お疲れ様です。
ソムリエ試験合格いたしました!!!!

ということで、ソムリエ実技のご報告です。遅くなり申し訳ありません!

会場:東京 雅叙園

まず僕の三次試験の対策です。
とにかくイメージトレーニングです。試験日2週間前くらいから暇があればイメージトレーニング。スムーズに出来た時だけではなく、先輩方の体験談のミスなどを自分がしてしまった場合も置き換えてイメージトレーニング。→これができると本当に強いです。ただ、なかなか難しい。

そして、試験日4日前くらいにスクールに行きました。最初から最後まで通してみて、自分が忘れるフレーズや動作などがあるかなど最終確認です。その後、また試験日当日までイメージトレーニングです。こんな感じで何とかなりました!

さて、試験当日です。
東京会場は集合時間が3つに分けられていて、僕は最後の13時45分集合でした。13時ごろに会場に着くとすでに試験を終えた方々がいました。
先に終えられた方からの情報で、今年もお題はシャトータサン、ヴィンテージは2018年と伺い、澱がない方向で進める事に決めました。

待機室に案内されて軽く説明があり、係の人が順番に試験会場へ連れて行ってくれるという流れです。待機室には200名くらい?いて前の人から案内されていきます。一番後ろの方だったのでまだまだ呼ばれなさそうだなぁと油断していたら思いの外すぐに順番が回ってきて少し焦って緊張しました。

待合室にいる間は資料を見たりしてイイみたいです!僕はイメージトレーニングと両隣の人と軽く会話して緊張をほぐしてました。

試験会場に入ってからは例年通り、試験の説明から始まります。リンスがいらないやテイスティングの時だけマスク外してくださいなど。

試験が始まってからはほんとにあっという間でした。緊張はそんなにしてなかったと思うのですがコルクを抜く時に少しワインが吹いたり、デキャンタする前にライトをつけ忘れていたりとちょいちょいミスしてしまいましたが、焦らず冷静に対処してやり過ごしました。ミスした時のイメージトレーニングをしていたおかげです。→最高です!

試験中に思ったことは、試験官は二人を見るので隣の人を見ている時はこっちを見てないんですよね。それがなんだか変に違和感を感じました。今、軽くワインこぼしたけど見てなかったでしょって言いたくなるくらい。

とりあえず合格できて本当に良かったです。合格出来たのは間違いなく”こーざ”のおかげです。こーざを読み、ソムリエ試験の勉強を始めてから以前よりもっとワインが好きになり、楽しく飲めるようになりました。本当にありがとうございました!

これからは有資格者としてしっかりワインの勉強をしていきます!今後とも宜しくお願いいたしますー!

三次試験です。
会場:東京・雅叙園

仕事では、パニエでの抜栓どころかソムリエナイフも使いませんので、実技は大いなる不安要素のひとつでした。受験を申し込んだ際にパニエも一緒に購入し、ワインを飲む時は毎回パニエ抜栓の練習を行いました。

また、二次試験通過後は、ネットで偶然コルク打栓機というものを見つけ、キャップシールも熱湯で密着させられるものを見つけて、コルクと共に購入して練習しました。普通にワインを買ってもよかったのですが、飲みきれず捨ててしまうのが勿体なく思ってしまい、空き瓶に水を入れて、コルクを打栓して、抜栓して、また水を入れて…と繰り返し時間を測りながら練習しました。

慣れてないのは誰が見ても一目瞭然だと思っていたので、多少失敗しても時間内に丁寧にやることを心掛けました。→その通りです。特に、仕事で抜栓等を行わない方はこの気持ちで。

当日は3回に分けて集合時間が決められており、着替えを済ませた状態で待機するようになっていました。色んな制服の方がいらっしゃっておもしろかったです。

オリエンテーションがあり、6人一組で係の方に案内されて会場入りしました。受験生6人に対し試験官3人は情報通りでした。

ですが、私はてっきり一部屋に1組と思いこんでおり、かなり大きい会場で20組ぐらいが同時に試験を受けるスタイルでびっくりしました。→過去の報告にもあがっていますよ。

デキャンタのリンスはしないでください等の注意事項はマイクを通してのアナウンスでされました。想像していたのと違いかなり大勢の組がいたことに少し圧倒されましたが、お題は例年通りシャトータサン、2018年ということで全部注ぎきると決め込んでスタートしました。

スタートすると同じ組の方々と行動も被りますし、100人以上が同時に試験をするので、かなりザワザワした状態になりました。
この中での実技には集中力がいると思います。過去の受験報告において、2人同時に練習されたという方がいらっしゃいましたが、もしその環境があるのならとても良い方法だと思いました。

大きなミスはなかったと思いますが、片付けも終えて「終了しました」と言う直前で、試験終了のアナウンスがありました。時間内に終了していなかったものの、実技自体はまずまずかなと思いつつ、論述試験次第だなという感じで三次試験は終了しました。

そして、今日の結果発表を見て本当に嬉しかったです。2年間こーざやテイスティングセミナーを通して本当にお世話になりました。

こーざ卒業生の報告を読んでいると一発合格の方も多く、昨年は才能ないのかも…と落ち込んだりもしましたが、諦めなくて本当に良かったと思います。

そして、いつも”こーざ”でおっしゃっているようにここからがスタートだと思っています。有資格者として恥ずかしくないように、これからのワイン人生がもっと豊かになるように、これからも楽しみながらやっていきたいと思います。

偶然出会えたこーざですが、試験対策はもちろん、先生のご経験からも多くのことを勉強させていただきました。
お忙しい中、たくさんの更新をありがとうございました。
こーざは卒業できましたが、これからも知識の維持のために読み続けたいと思いますので、来年もよろしくお願いします。本当にありがとうございました。

会場:ホテル雅叙園東京

当日は余裕をもって早めに出発、自分は13:00集合の組でしたので1時間ほど早く会場に着きました。今回は集合時間が12:20、13:00、13:45、14:30と分けられていて4階に男女更衣室、2階に控室(200~250人位入れるでしょうか)が3室あり受験番号順で控室が分かれていました。

各階にクロークがあり、皆さんそれぞれのユニホームに着替えた後、荷物を預けておられました。(協会の方が、小さな手荷物くらいなら試験会場に持ち込めるとアナウンスされていました)過去の報告の通り、様々な格好の方々がおられて、さながらコスプレ会場を彷彿させる光景でした。客室乗務員姿の方々、見るからにレストラン関係の方々、恐らく飲食関係の方でしょうがカジュアルでラフな格好の方、割烹着姿の方、スーツ姿の方と見ていて楽しかったです。

とりあえず4階の男子の更衣室(孔雀)で着替えを済ませ、上着だけクロークに預け、集合時間までは自分の控室前でそんなコスプレ会場的な雰囲気を楽しみながら試験を待ちました。前の回の方々の試験開始が若干遅れたのでしょうか、最終的に13時時集合組の入室時間は10~15分程度遅れたと記憶しています。

長テーブルが横に3列で、縦に15~20のテーブルが配置されていたかと。一つのテーブルに受験番号順に4人ずつ座りました。自分の左側に座った男性の方から「よろしくお願いします。」とお声をかけていただき少しほっとしました。
控室内ではオリエンテーション開始までは資料を見たり動画を見る事は許されていました。オリエンテーションが始まり協会の方のお話を聴いた後、前列の方々から受験番号順に横に6名ずつ一組でアルファベットのプレートを持ったスタッフに先導され、試験会場前まで。何班かに分けて移動。アルファベット順に横一列に実技会場の扉前に整列します。

その待機中、私は最終のイメージトレーニングを行いました。ソムリエ協会配信の動画を幾度も観ては練習し、流れは身体が覚えていました。扉が開き終わられた方々が出てきます。
扉のすぐ横で待機していたので、中の様子を垣間見る事ができました。報告と同じコの字に長テーブルが配置されていました。扉が再度閉められ自分達の試験のセッティングの為、更に数分の待ち時間がありました。そして、再度扉が開きいよいよ入室、アルファベットごとにコの字に設置されたテーブルに2名ずつが1つの長テーブルに着きます。
試験官は3名、自分のグループは男性2人と女性が1名でした。コの字に配置された試験官の正面の長テーブルの後ろ約50㎝ほどに備品が6名分置かれていました。

全グループがそれぞれのテーブルに着くと試験の概要のアナウンスがありました。
「ワインはシャトー・タサン2018年、グラスは自分用とお客様用の2脚使用、小皿は3枚まで、デキャンターのリンスはなし、実際のワインに則してサービスをする、終了後はデキャンターのワインはボトルに戻し紙袋に入れ持ち帰る。もう一度繰り返しますか?」との問いに答える方はおらず、その後「開始してください」のアナウンス。

そして、一斉に「かしこまりました。シャトー・タサン2018年でございますね。只今…」とスタート、備品置き場は報告通り込み合い、他の方々に気づかいをしながら一番最後にパニエにワインを静かに入れ自分の定位置に戻り「ご注文いただきましたシャトー・タサン2018年でございます。若いワインですので香りと味わいを開かせるためデキャンタージュさせていただいてよろしいでしょうか」

他の方々の進行スピードが早く、一瞬焦りましたが教え通り「自分のペースで」を心がけて一つ一つ進めました。

備品準備、抜栓まで問題なく済ませ、ナイフからコルクを抜く際にソムリエ協会の画像では紙ナプキンを使いコルクを抜き取るところ紙ナプキンを使い忘れてしまいました。試飲からデキャンタージュは問題なく終了。

その後、ソムリエ協会の動画通り進め、最後の備品の片付けの際には他の方々はすでに終了してい為やはり緊張していたのでしょう、ライトを下げ忘れ慌てて”すみません”とお詫びをして片づけました。

そして、私が終了を告げた、5秒後くらいに試験官から「終了です」のアナウンス。ギリギリでしたが時間内で最後まで何とかやり切る事ができました。

あれだけ練習して自信を持って挑んだ試験でしたが、やはり本番では緊張してしまったようです。それでも、出来る事は精一杯やったので、充実感とやっと終わった安堵感はありました。ただ、やはり悔やまれるのは練習では出来ていた事が本番で何故出来なかったのかという後悔だけです。→練習以上のことは普通できません。

終わった事は悔やんでも仕方ありません。合格していると信じて結果を待ちます。先生もお身体には気をつけていただきますようお願い申し上げます。永きに本当にお世話になり感謝します。良い報告が出来ればと願うだけです。→全く問題ありません。

ーーー後日ーーー

そして、合格しました!ありがとうございました。
先生の言葉にはいつも希望と自信をいただきました。
本当にありがとうございます。

ーーー翌年ーーー

昨年のソムリエ資格試験でお世話になった者です。その節は本当にお世話になりありがとうございました。

現在はバッチをつけてリカーショップに立たせていただいています。そして、先生がおっしゃられていた事が本当に今、身に沁みてわかりました。資格を取ってからが本当のスタートだと言う事が。今の自分には足りない事ばかり、これからももっともっとワインに関する様々な事を学んでいかなければならないということが。精進してまいります。

テイスティングセミナーでは大変お世話になりました。東京の目黒雅叙園にて、ソムリエ三次試験の実技を受けてきました。

今回は、コロナ禍ということもあり、受験番号順に時間をずらしての集合ということでした。私は13時45分集合のグループでしたが、前のグループが押していたのか、試験までかなり待たされた感じで、実技開始は14時30分過ぎだったと思います。

当日までの試験対策ですが、1ヶ月前に受けた三次の論述の出来が悪そう・・・だったこともあり、実技はしっかり頑張ろう!と思っていました。
ただ、実際の仕事でデキャンタージュする機会は全く無く、こーざの受験報告を参照したり、youtubeで関連動画を探したりしましたが、いまいち
やり方や流れが掴めませんでしたので結局のところ、大手スクールに頼りました。

本番の10日前に基礎講座、前日に演習講座の2回、同じ先生に習いました。お金はかかりましたが、受けて正解でした。基礎講座で流れをつかんだ後の10日間は毎日の練習を欠かさず、前日の演習講座で細かいミスを先生や他の受講生に指摘してもらいました。

そして、実技本番!

3名の試験官に対し6名の受験者が実技する、という形です。ワインは2018年のシャトータサン。それをデキャンタージュする、というもの。
6名が同時に実技をスタートさせるので、他の受験者の動きや声に惑わされたり、余計な緊張感が襲ってきたりしそうなものですが、自分なりには落ち着いて出来たと思います。

中略

デキャンタージュを開始。ボトルにワインを5mm程度残して、そのボトルを皿に乗せます。(澱については特にふれなくてよいとスクールの先生には学んでいました。→ワインを残す理由は、特に試験であれば言うべきだと思います)。

「コルクはお下げしてよろしいですか?」→コルクを下げること以上になぜワインを残す必要があるのかを伝える方が大切だと思いませんか?
と伺いながら、片付けをします。終了。

失敗したことは、コルクの状態を確認するところで、「コルクは問題ございません」と言うべきところを、「ワインは問題ございません」と言ってしまったこと。それぐらいかなと思います。

こーざの数々の興味深い記事を読ませていただくことで、受験勉強中の刺激や気分転換にも繋がり、また実際のテイスティングセミナーでも大変お世話になりました。

ーーー後日ーーー

無事、ソムリエ試験に合格しました!
有り難うございました!

お世話になっております。無事に3次試験を終えました。

2次試験同様、前日の”こーざ”に涙しました。そして「堂々と」このお言葉でうまく乗り切ることができました。「そうだ!ここまで来たんだから、あとは堂々とやろう!」と。本当にありがとうございました。

受験報告レポートをお送りします。私みたいな独学の受験生のお役に立ちますように。

試験会場 [阪急インターナショナル]

私のスペック [ワインサーブ経験 20代のとき、ホテルの宴会部で4年ほど。現在はトレーさえ持たない51歳 婚礼会社経営の女性。パニエ抜栓未経験。デキャンタージュ未経験]

私の3次試験対策

[9月〜10月2次試験まで]
① 2次のテイスティング対策のため、14本のワインとテイスティンググラスを購入。そのワインを使い、パニエでの抜栓練習を開始する。

この段階で、アマゾンでソムリエナイフ3種類(ヘンケル、プルタップス、ヴァンビーノ)とパニエのみ購入。リトーやトレーなどは、2次に合格してから購入しようと考え、この時点では買わなかった。

② パニエ抜栓とソムリエナイフに悪戦苦闘。3本失敗。キャップシールの切り方は、常にグダグダ。

③ あまりにも不器用なので、YouTubeの「上手にパニエ抜栓する方法」の動画を探し、やってみてを繰り返す。何とか少しずつは上手くなる。やっと抜栓できるレベル。この時点で、私が使いやすいソムリエナイフが最もチープに見えるヴァンビーノである結論に達し、それのみを使って練習。ラギオールに憧れるも、まずは3次試験に合格するため、見た目より使いやすさを重視。涙今ではヴァンビーノは最愛の友。

[2次合格発表後〜試験当日まで]
① 2次試験合格の喜びを噛み締め、早速コストコに行き、実技対策としてコルクの安ワインを15本購入。1本650円〜700円でコルクのワインが売っていて助かる。硬いコルクの方が練習になるので色んな種類の安ワインを購入してみる。

② アマゾンでリトー3枚セット、銀のトレー25センチを購入。銀のトレーは宴会で使っていたが、グラスなど滑りやすかったことを思い出し、自宅の木製のお盆では練習にならないと思い、購入することにした。小皿とデポライトは自宅にあったものを使用。

デキャンターは知り合いのソムリエが「当日は緊張して手が震えるから、練習ではデキャンターでなく、瓶から瓶に移す練習をしたらいい」と教えてくれる。

瓶から瓶は難しく、最初は何回もこぼすが、段々と上手くなり7分以内に全てが出来るようになる。

瓶から瓶に移すのが上手くなってくると、やはりデキャンターが欲しくなり、楽天でリーデルのデキャンターを購入。練習はもっぱら瓶から瓶へ。

③ セリフ、動きは3日間ほど集中してやれば簡単に覚えられた。抜栓さえスムーズにいけば時間内に収まる。

毎日2本のワインで練習。常にセリフ付きで当日を想定した通し稽古。服装も当日と同じにして練習をするため、ソムリエエプロンをようやく楽天で購入。スーツにエプロンをつけるスタイル。エプロンのポケットが非常に使いやすい。

④ 試験3日前、2本の抜栓練習。時間内に出来たが、抜栓が不安で追加で5本、自宅近くのカルディに買い足しに行く。

試験前日、更に2本買い足し、最終の通し稽古を何回も行う。瓶から瓶に移すデキャンタージュを7分以内に普通に出来るようになり、デキャンターでやってみると5分ちょっとで出来るようになっていた。

[当日]
①朝8時に起き、1回だけ通し稽古。それ用に1本用意しておいた新品のワインを使用。無事に時間内でスマートに出来た。

工程や注意点をメモに書き出し、バッグに入れる。靴を磨き、髪をビシッとまとめ、クリーニングに出したシャツ、スーツに着替え出発。
持ち物は何回も確認。メイクもしっかり。身だしなみには細心の注意をした。

② 1時間前に会場着。スタバでコーヒー。イメトレ。

③ 30分前に更衣室へ。エプロンを着ける。色んな制服の方を拝見するのを期待していたがCAさん2名、着物女性数名。あとの方はスーツにエプロンが多数。コックさんも多い。

④ 密を避けた待合い会場に入り、自席で待機。試験要項の説明。そこから待ち時間。携帯電話は見てはいけないとアナウンスがあったが両サイドの男性2名は、足を組んでスマホでYouTubeやSNS。特に注意もされていない。
私は工程を書いた紙を見ながらひたすらイメトレ。コルクが柔らかくてスッと無事に抜けるイメージを。

⑤ 4クール目でようやく呼び出しあり。荷物を持って廊下へ。廊下で更に6名ごとに座って待機。
ようやく順番が来て会場入り。6名が1グループ。審査員3名。ブースに案内される。
会場に8ブース以上あった様子。パーテーションで仕切られ、試験はブースごとバラバラに行われている。想像より細長い、狭いブース。

さて、着席している試験官と対面した長テーブルに横1列に6名。

各自のスペースは、縦60センチ、横90センチほど。試験官は自分のテーブルに対して、斜め前に座っている恰幅の良い男性。
すぐ後ろに備品が並ぶテーブル。振り返ったら2〜3歩ですぐ取れる位置。小さな2段のワインラックにワインが8本。1人ずつ備品がわけられて置いてある。

これなら譲り合いや取り合い?もなく、スムーズに出来ると一安心。ペパーナフキンは小さいのが1人2枚しか無いので注意。

受験番号と名前を1人ずつ言う。私はトップバッター、大きな声でハキハキ自己紹介。
唯一得意なのは、声が大きいのと、どんなに緊張しても出来る笑顔。そこをアピール。笑

説明が始まる。デキャンターはリンスなし。ワインは昨年同様シャトータサン2018(セリフを練習していたのでホッとする)。このワインに即した抜栓とデキャンタージュをと。

グラスは試験官用、自分用の2脚。皿は3枚まで。デキャンターは綺麗な状態と仮定すること案内がある。

昨年同様の試験内容にホッとする。あとは自分のペースで頑張るだけ!

試験スタートの合図。

心配だった抜栓もデキャンタージュもスムーズに出来た。
「デキャンタージュは香りを華やかにする」想定だったので、全てデキャンターに移した。目を凝らしデキャンタージュしたが実際、オリは無かった。→デキャンタージュは香りと共に味も開かせます。

試験官もセリフに合わせ、頷いてくださったのでやりやすかった。

ただ、最後にお客様のグラスに注ぐ時、急に手が震えだしワインを少しこぼした。すぐリトーで拭き、「失礼いたしました」と言う。試験官がサッとメモをする。震えながら片付け。

「終了いたしました」で周りを確認すると、私は3番目くらいだった様子。

瓶から瓶へのデキャンタージュの練習が功を奏したか、デキャンターの口は大きく感じられた。全体的に一定のスピードで丁寧にやったつもり。

他の方のサービスを見ていると時間が来て終了。6名全員が時間内に終えることができました。良かったなぁと心で思う。

私は残り時間から考えると5分後半か、6分前半くらいだったような。何より丁寧な立ち居振る舞いを意識した。→大切です。
デキャンターのワインとお客様用グラスのワインを瓶にじょうごで戻して、用意された袋で持って帰るように言われる。じょうごは2人で1つ。

抜いたコルクで栓をして袋に入れてワインを持ち、手荷物を持って、もう一度試験官に挨拶をして退場した。長くて短い7分だった。

外に出たらホテルのクリスマスツリーが見えた。もうこんな季節なんだと自覚した。

2020年を、私は決して忘れないと思います。コロナでブライダルの仕事が無くなり、ソムリエ試験に全集中できたこと。笑。暑い日の鶴橋の焼肉屋さんでのテイスティングセミナー。

1次試験でマウスを持つ手が震え、合格の文字を見てビルから出てきて泣いたこと。
2次試験のワインの味と香り。
3次試験の抜栓とシャトータサン。

何より私を、静かにそして情熱的にここまで導いてくださった先生の存在。本当に本当にありがとうございました。こーざを読んでいなければ、ここまで来れなかったと思います。

結果はわかりませんが、後悔はありません。ダメなら、また来年頑張ります。→全く問題ありません。しかし、瓶から瓶に移すデキャンタージュで練習とは。一つの考え方ですね。

ワインとお酒がもっと好きになりました。これからも勉強をやめず、真摯に素直にワインと向き合っていきたいと思います。

”こーざ”との出会いを大切にさせてください。本当にありがとうございました。また結果をご報告いたします。

ーーー後日ーーー

お返事ありがとうございました。
先ほど発表があり、私の名前がありました。

自分を信じて挑戦することの大切さをこの歳で知りました。”こーざ”の導きが無ければ、ここまで到底これませんでした。やっとやっとワイン道の入り口に立てたような気がします。これからも勉強し続けます。

本当にありがとうございました。

ソムリエ三次試験の受験報告です。

三次試験の実技は、ソムリエ協会の動画を見るだけではいまいちわかりづらく、情報が少ないと感じていたので、できるだけ詳細に記載したいと思い報告させて頂きます!

1年ぶりのホテル雅叙園

服装は普段からスーツで勤務しているので着替えは要らない。12時に目黒駅に着いてホリプロの急坂を下れば5分でホテル雅叙園に到着。検温と消毒を行い受験番号と控室を確認。一番奥の空いているトイレで用を足して12:15には着席完了。

着替えて荷物を預ける場合はクロークが大渋滞しているので余裕を持って到着されると良いと思います。

控室には受験番号と苗字、試験会場が書かれたシールがテーブルに貼ってありますが、当然受験番号は飛んでいるので探すのに一苦労。13:00、13:30集合の分も貼っているので余計わかりづらい…。

控室は大きな会場で、1列12名掛け×15列ぐらいありました。CAさんやホテルの制服、バーやカフェ風、着物や普段着におばちゃんエプロンなど様々。髪型もビシッと立てたパンク風モヒカンや金髪の方もおり、この人はいったいどちらにお勤めなのかと想像するだけでも楽しい。

テーブルにオリエンテーションの資料が置いてあり着席時に読むことができます。

主なレギュレーションは以下の通り
〇試験内容はワインの抜栓およびデカンタージュ。
〇試験時間は7分
〇マスクは常時着用。それによる審査項目、動作の変更、省略はなし。
〇実技試験は使用するワインに即した内容で行う。

注意事項としてSNSに投稿は禁止とありました。
時計の持ち込み可否の記載はありませんでした。
実技試験後は控室に戻ることやウロつくことも許されないので手荷物、資料はすべて持って実技試験会場へ向かいます。

オリエンテーションと試験規約の読み込みが終わるとアルファベットが記載された用紙を掲げたスタッフにつれられ実技試験会場へ移動します。

6名1グループで、アルファベットAからTまで20グループが一度に実技試験を行います。前グループが試験を行っている間は会場前に整列して開場を待ちます。前グループが試験を終えて扉が開いた時に中の様子を見ることができました。

良かった。家で使っている縦長デカンタと同じだ。そして何より会場の空気に少しでも慣れることができた。ここでポケットの中のソムリエナイフの向きを確認。仕事で使うときは使い終えたらいつも同じ向きでポケットに入れることができるが、今日はいつもの向きになっているか確認が必要。

会場の準備が整いいよいよ試験会場に入場。

受験者はコの字にレイアウトされたテーブル1台に2名ずつ並びます。立ち位置はテーブルに目印のテープが貼ってあります。
約180㎝のテーブルに2名、つまり1人あたりの使用できるのは幅90㎝、奥行きは45㎝で非常にコンパクトなスペースです。そのスペースにデカンタージュ一式とゲスト用のグラスやコルクを提供するスペースが収まるように配置しなくてはなりません。普段レストランなどの大きなテーブルで練習されている方はこのサイズを意識すべきです。

試験官は3名。一番近くの試験官に向けてサービスするつもりで実技を行います。

テーブル前に整列すると受験番号と氏名が求められ、その後試験内容が一斉にアナウンスされました。
使用するワインはシャトータサン2018、皿は3枚まで使用可能、テイスティングの時のみマスクを取ることが認められます。デカンタはきれいなものとして使用する。など。

味見はマスクしたまま香りだけ確認して終えようと思っていたけど、マスク外す方向に変更。説明のアナウンス中は備品の位置、形状などを確認することができます。

もう一度確認しますか?の問いに誰も答えない。そして、『始めて下さい』のアナウンス。

受験者が一斉に「かしこまりました。シャトータサン2018ですね」と発して実技試験がスタート。この最初の発声を躊躇なく大きな声でできるかが実技試験の波に乗る上で大切だと思っています。→はい。その通りだと思います。会場には100名以上の受験者がおり、同じグループは6人です。誰もが多かれ少なかれ雰囲気に飲まれると思います。スムーズにスタートが切れるとそのあとはたとえ頭ん中真っ白になっても自然と体が動くはずです。

受験者が一斉にワインを取りに行きます。多少混み合いますが、備品は二箇所に分かれて置いてあるので大きなタイムロスにはなりませんでした。

「ご注文頂いたシャトータサン2018です。若いワインなのでワインを開かせるためにデカンタージュさせて頂きたいのですがよろしいでしょうか?」

備品を取りに行きます。
私の前に備品を取りに行った受験者がグラスの汚れを確認せずにトレーに載せていたので、私は大げさにグラスを掲げて汚れを確認。慌ててその受験者は汚れを確認。

グラスは国際規格のテイスティンググラス。皿は思っていたより少し大きく20㎝ほど。瓶口を拭くペーパーは大判のプライナプキンを想定していたがペラペラのカクテルナプキン。ガサッと持って行くとあとの人の分が足りなくなるので注意。かといって数枚では上手く拭けない。

また、デキャンタはこちらが非常に近い感じです。

そして、抜栓へ。アルミのキャップシールは密着しているタイプだが薄いので切りやすい。コルクは比較的短い。丁寧に瓶口をペーパーで拭いてキャップシールのゴミはポケットに。

スクリューを差し込むときに隣の島の受験者から”コルクは健全です”が聞こえた。速いな。でも焦らない。少し先では皿をガッシャン。でも動じない。スクリューは少し曲がって入ったけどコルクを突き抜けてはいない。上手くいった。
スムーズに抜栓終了。

「コルクは健全です。お味見をしてよろしいでしょうか?」

抜栓後にペーパーで拭くのを忘れていたが確認後ふきふき。パニエからグラスにワインを少量入れる際に数滴ポタッた。まぁしょうがない。マスクを外してテイスティング。さすが2018年!香りも味わいも強くパワフル。

「ワインは大変素晴らしい状態です」

ライトをつけてデカンタージュへ。このあたりは練習で何度も意識して行っていたのでスムーズにできた。一応、光源で澱を確認するもモヤッとしたものも見受けられない。躊躇なく最後まで注ぎきった。

「澱はございませんでした」

右手にデカンタとリトーを持ち、左手でコルクを提供。皿が大きくコルクが転がる。

「お味見をお願いします」

試験官はこちらに問いかけにうなずいたり、手でジェスチャーしてくださりやりやすい方でした。

ゲストに提供したコルクを下げて、テイスティンググラス、ナプキン、ライト、パニエを片付ける。テーブルの上にはゲストのグラス、下皿に載せたデカンタと同じく下皿に載せたボトル。

「ワインはテーブルに載せてよろしいでしょうか?」

そして、終了ですと宣言。程なくして試験終了の合図。恐らく時間にして6分40秒近く。練習より丁寧にやった分やや時間がかかりました。

スマートではないが落ち着いて良くできたのではないかと思います。ソムリエ協会の試験官、スタッフの皆さん、受験でご一緒したの皆さんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

論述はもう少しできたのではないかと少し後悔。合格できるかわかりませんがとりあえず1年8ヶ月かけて行ってきたソムリエ試験チャレンジが終了して少しロス状態です。

試験期間中は大変お世話になりました。一次対策は田辺さんテキストとこーざの二本だてで行いました。二次は必勝マニュアルのみ。また来年度もお世話になるかもしれませんがその節はどうぞよろしくお願い申し上げます!→素晴らしい実技でした。

ーーー後日ーーー

この度はソムリエ試験合格することができました。昨年、二次試験で敗退し悔しい思いをしました何とか合格できました。これもひとえにこーざのおかげです。

一次試験の要点を絞った解説と二次試験の必勝マニュアルが無ければ合格を手にすることはできませんでした。本当にありがとうございます。

本業でもお忙しいとのことで嬉しい限りです。一段と寒くなってまいりました。お体にはご自愛ください。

そして、あっという間に受験当日。会場は東京雅叙園で、集合時間の40分ほど前に到着しました。びっくりしたのが人の数!こんなに受験者がいることに驚きました。みんな優秀なサービスマンに見えます…。

自分は普段のユニフォームがスーツなので、スーツのズボン+ベスト出す腰から下のギャルソンエプロン?を購入して挑みました。更衣室で着替えを済ませて、荷物を全てクロークに預けるべきか迷いましたが、受付に確認するとそこまで大きな荷物でなければ入室して荷物を置けるスペースがあるとのことなので、預けずに控室の前へ。集合時間通りに開場し、その10分後にオリエンテーションが始まりました。

オリエンテーションが終わってから、20分ほど待機してグループごとに試験会場の部屋に向かうよう指示があります。スタッフの方に先導いただき、アルファベットごとにグループ6名が扉の前に並んで待機します。ここでも15分ほど待ったでしょうか。

入室の指示があってからは、本当にあっという間。コの時のテーブル配置に試験官3名が正対する形で、こちらも事前情報と同じ。私は試験官と向かい合う配置。思ったよりも狭いという印象でした。荷物を実技するテーブルの下に置き、全体のアナウンスで銘柄の指定、リンス不要の旨などが説明されます。

ワインは昨年と同じシャトー・タサンで一安心。ヴィンテージが2018年とかなり若かったので、デキャンタージュの理由は「ワインを開かせるため」とします。(2015年より古いワインの場合は澱の除去を目的にするとあらかじめセリフも決めていました)

試験開始の合図とともに、実技開始。いきなりワインを取りに行く人もいましたが、私は「かしこまりました。少々お待ちください」と頭を下げてからワインを取りに行きました。→お待たせすることを伝えるよりも、注文していただいたワインの確認、復唱が大切です。ここで真ん中の試験官が自分を見てくれていたので、その人に向けて実技を行うと決めます。

備品テーブルは3人で1セットといった形。当然、渋滞が起きますが、自分のことだけ考えて我先にと備品を取るのもよくないと思い、時間的にも余裕があると思っていたので極力譲り合うように動きました。他の方も同じような感じでやりやすかったです。

あとはシミュレーション通りの展開。キャップシールがなかなか取れず(確実に切れているはずなのに剥がせない感じ)少々焦りましたが、概ねミスもなく実技を終えました。ちなみにワインは全て注ぎ切り、「澱はございませんでした」とお伝えしながらボトルを小皿に置きました。

実はデキャンタージュを行なうあたりでなにやらトラブルが発生していた模様。私も自分の実技でいっぱいいっぱいだったので確認する余裕はありませんでしたが、何かが…。以降、途中までリアクションしてくれた試験官はデキャンタージュ以降こちらをあまり見ていない状態でしたので、逆に気楽でした。

6人全員が無事実技を終え、みんな時間内で終了。終了のアナウンスで「パニエからワインを取り出し〜」という説明があり、あれ?デキャンタージュの後のワインをパニエに戻すべきだったのか?と周りを見渡しましたが、同じグループでパニエに戻している人は1人しかいませんでした。→パニエに入ったままの人は(次の方の為に)出しておいて…という意味です。

ちなみに私の両隣の方は明らかにサービスの経験者で、言葉遣いも丁寧、抜栓もとても早かったです。純粋にかっこいいなと思いました。

ワインをデキャンタからボトルに移し、用意されている紙袋に入れて持ち帰ります。部屋を出るときにようやく長い闘いが終わったことを実感し、少しうるっときました。あとは合格発表を待つのみです。→実技、余裕ありましたね。素晴らしいです。

試験が全て終わって率直に思たことは、たとえ合格しても自分がソムリエを名乗るにはまだまだ実力不足だということです。一次試験で知識を、二次試験でテイスティングを、三次試験でサービスを必死に学びはしましたが、どれも『試験に合格するための勉強』といった形で、実際にソムリエとして対話していくための生きた知識や経験は明らかに不足していると自覚しているつもりです。

仕事でどっぷりワインに関わっているわけではない自分がどうやってスキルアップしていけば良いものか、何かご助言いただけると幸いです。ちなみに自分の目標としては姉がやっているお店(海鮮中心の和食とイタリアンの居酒屋、ほとんど一人でやっているお店なのでソムリエは不在)のワインセレクトをいつか自分ができるようになることです。→それは夢が広がりますね。

とにもかくにも、こーざの存在は自分の学習指針としても知識の整理の場としても、大変貴重な存在でした。
まだ合格通知を受け取っていない身ではありますが、来年ソムリエ受験を考えている仲間にもこーざの有用性を必死にアピールしています。笑

本当に本当にありがとうございました。結果が出ましたら、またあらためてご報告致します。

ーーー後日ーーー

無事、三次試験も突破し、合格しました!

しかし同じく三次試験を受けていた先輩の2人が不合格ということで、大きな声で喜べない気持ちです。お二人とも実技では大きなミスも無く自信を持って終われていたはずなのですが…。→論述か書類不備でしょうか。

何はともあれ、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!!

おおよそ見えてきたかと思います。次は2021年です。

何かございましたらこちらまで
info@majime2.com 牧野 重希






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