概要
タイトル:日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy
著者 :厚切りジェイソン
本書では、芸人として有名な厚切りジェイソンさんが、SNSで答えた人生相談に解説が加えられています。
質問に、なぜそう考えてるのか?というアメリカ人視点の素朴な疑問を投げかけたり、自身はどう考えているのかが語られています。
僕は仕事が好きです。ただし、現在の日本を深く見ていると、将来が少し心配です。他人の目を気にしすぎて、動き出せない人が多いです。責任を持ちたくないから意思決定にものすごく時間がかかります。国民は笑顔のない毎日で本当に幸せなのか?
こういう課題が日本人の自信のなさに結びついていると思います。でも他のkにと比べてみると、日本には改善の余地があると思います。そんな日本で革命を起こしたいのです。
(はじめに p2)
構成
はじめに
第1章 仕事・学業 編
第2章 人間関係 編
第3章 社会 編
第4章 夢 編
第5章 哲学 編
第6章 人気ツイート集
おわりに
ポイント
仕事ができる人に必要な力とは?
仕事ができる人に必要な力とは?
この質問に、著者は代表的な6つをあげています。
(1)自分から動く
(2)常に改善しようとする
(3)失敗を怖がらない
(4)正しくない可能性を認める
(5)論理と現実で判断する
(6)人を説得できる
(1)〜(3)は尊敬や信頼を得るために必要
(4)(5)は冷静に話し合うために必要
そして、(6)の人を説得できれば何でもできると述べています。
組織で働くことは、人を説得することの積み重ねであり、(1)〜(6)であげていることは正攻法だと思います。
どれも大切ですが、バラバラに語られていることが多いイメージがあったので、短く上手くまとめられていて参考になりました。
興味を持つことが多すぎて、一つのことが長続きしない
いろんなことをやりたいけど、どうしたらいいか?
というお悩みについて、著者は大体二つ以上の大きなことに挑戦していること、掛け持ちすることはできないかを提案しています。
働きながら修士号を取ったり、芸人をやったりと興味のあることに意欲的に活動していること、やりきることを大切にしていることを述べています。
ただ、自分のやり方とは違うが、すぐ飽きてしまっても少しずつ試してみる中で、続けられる一生ハマれるものが見つけるのもいいと述べています。
なかなか、いろんなことをやり切るのは難しいかもしれませんが、ちょっとずつ試してみるのは私もおすすめです。
長続きしないことをやってみたってのもまた人生の楽しみ方の一つかもしれません。
感想
短い短文の相談に明瞭に答えているところに、スッキリした印象を受けました。
質問の解答も前向きな内容ばかりなので、読んでいて自分も前向きになれます。
SNSでの受け答えに解説もついているので、SNSをチェックしている人はどういった想いがあって解答しているのかも知れて面白いと思います。
普段から厚切りジェイソンさんのSNSをチェックしている方、ネタが好きな方、前向きになりたい方にはおすすめな一冊だと思います。
ご一読ありがとうございます。