男性更年期障害とは
同様に、男性も年齢とともにテストステロン(男性ホルモン)の低下により、更年期に似た症状が出現します。テストステロン(男性ホルモン)は20代をピークに減少していきますので、30代から男性更年期の症状を訴える方もいます。
この病状は、不安やモチベーションの低下、記憶力の低下、性欲の減退、筋力や骨密度の低下などの症状が見られます。これはLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)とも呼ばれています。
テストステロン(男性ホルモン)と
男性の健康
また、テストステロン(男性ホルモン)は原始時代において狩猟活動に必要な判断力、行動力、筋力の基盤となっていました。
狩猟には集団内での協力や競争心も求められ、これらの社会的特性もテストステロンによって影響を受けています。このような理由から、テストステロン(男性ホルモン)は「社会性ホルモン」とも称されています。
テストステロンの低下は、男性に多岐にわたる影響を及ぼすとされています。特に顕著なのは「心理的側面」、「身体的側面」、そして「性機能的側面」の三つの領域です。
男性更年期障害の診断
この男性特有の健康診断プログラムでは、身体的、精神的、性的健康を総合的に評価し、不調の根本原因を明らかにします。
男性ホルモン検査では、男性更年期障害(LOH症候群)を含む、男性の総合的な健康状態を多角的な検査項目で評価し診断結果を基に医師が適切な治療をご提案します。
なんとなく具合が悪いなど不定愁訴による体調不良が気になる方は、男性ホルモン検査で解決の糸口を見つけましょう。
男性更年期障害の治療法
若い世代の更年期の患者様はストレス性心身症症状の割合が多く、年を取るにつれ、テストステロン減退による症状が前面に出てくる傾向があります
この状態の治療には様々な方法が存在します。ストレス管理、睡眠の質の向上、運動や食生活の見直し、テストステロン補充療法、漢方薬の使用、ED治療薬の利用、抗うつ剤の処方などがあります。
男性更年期障害の治療の
有効性が認められました。
数字で見る
男性更年期障害の治療
患者様の治療満足度は…
110名中77名が
治療に満足(70.0%)
質問票による
評価による有効率は…
服薬療法
ご自身での判断は難しいため、医師に相談するのが望ましいでしょう。
テストステロン補充療法
(TRT:Testosterone Replacement Therapy)
この治療は加齢や病気によって低下したテストステロンの量を、注射や塗り薬などを用いて身体に補充することで行われます。
主に男性更年期障害や勃起不全(ED)など、テストステロン不足が原因とされるさまざまな症状を改善することを目的としています。
テストステロン補充療法により、ホルモン減少に伴う体調の変化が改善されることが多く、元気や活力を取り戻すことが期待されます。
具体的には、生活意欲の向上、性的機能の回復、精神的な安定などの効果が報告されています。
更年期性ED根本治療
テストステロンの低下は、男性更年期障害の症状を引き起こすとともに、血管の老化を促進し、その結果として勃起が困難になることがあります。
男性の血管老化は、40代から顕著になるとされており、ED(勃起不全)の症状を訴える男性も、この年齢を超えた頃から増える傾向にあります。
ED治療薬の使用は一つの選択肢ですが、根本的な治療方法として「レノーヴァ」という治療機器があります。
レノーヴァは、男性器内で新しい血管の生成を促進し、結果として血流が増加します。このプロセスにより、勃起機能の障害が改善されることが期待されます。
毎日服用タイプの
治療薬
Dクリニックでは上記の効果を実感し、男性としてのポテンシャルをあげる目的でタダラフィルにトンカットアリを付加したオリジナル治療薬「エレマックス」を処方しております。
またタダラフィルを毎日服用することでテストステロン値が上昇することもわかっているため、更年期症状の予防・改善効果も見込めます。
男性更年期障害(LOH症候群)の症状
男性更年期障害の認識がむずかしい点は、その始まりが不明瞭なことにあります。
女性の更年期障害は比較的明確な時期があり、多くの人が経験し、共感やサポートを得やすい環境があります。
しかし、男性更年期障害はその発症を予測しにくく、また、時間の経過とともに症状が改善することは希です。加えて、この問題について打ち明けたり話したりする機会が少ないため、悩みが蓄積しやすく、不安を抱えることが多いのです。
- 身体的な症状
-
- 疲れが取れない
- なんとなくだるい
- 眠れない
- 味覚変調
- 頻尿
- 精神的な症状
-
- 仕事がつらい
- 憂鬱になる
- やる気がでない
- 朝起きられない
- 興味が起きない
- 性的な症状
-
- 性欲の減退
- 朝立ちの減少
- 性的能力の衰え
- 勃起の減退
テストステロン(男性ホルモン)の
低下が及ぼすこと
男性更年期の症状は、加齢に伴うテストステロン(男性ホルモン)の低下が原因とされています。
さらに、重度のストレスや環境の変化もこれらの症状に影響を与えることがあり、放置するとさまざまな悪影響が生じる可能性があります。
これらの症状を単に年齢や疲労のせいだと考えるのではなく、男性更年期の兆候である可能性を考慮し、自身の身体と心が発しているサインに注意を払うことが大切です。
男性の更年期障害。
気になるその症状とは?
その分泌量が減少すると、筋肉量の低下は避けられません。
研究によると、テストステロン値が低い場合、疲労感を示すスコアが高くなることが明らかになっています。
さらに、テストステロン値が低下すると、内臓脂肪の増加が見られます。
しかし、テストステロン値が低い人にこのホルモンを補充することで、内臓脂肪が減少し、筋肉量が増加することも実証されています。以下より主な症状を見ていきましょう。
- ホットフラッシュ
-
- 特に緊張していなくても、
顔が赤くなったりのぼせたりする - 体全体が熱く感じられることがある
- 急に顔や背中が熱くなる現象が起こる
- 突然激しい汗をかくことがある
- 特に緊張していなくても、
- 多汗
-
- 汗をかく量が多く、頻繁に汗をかく
- 寝ている間に汗をかいて、
布団や枕が湿っている - 屋内にいても下着を交換する必要が
あるほど汗ばむ
- めまい
-
- 時々耳鳴りが起こる
- 座っている時や横になっていても
めまいを感じることがある - 原因不明の頭痛が起きる
- 筋肉低下
-
- 筋力の低下を感じている
- 階段の上り下りが以前より困難になった
- 短距離でもバスや車を
利用することが多くなった - 少しの運動で息切れする
- メタボリックシンドローム
-
- 健康診断でメタボリックシンドローム
と診断された - ベルトの穴を広げた
- 最近、体が重たいと感じることが
増えた
- 健康診断でメタボリックシンドローム
- 関節痛
-
- 手足や背中に痛みが生じることがある
- 長時間座っているのがつらい
- 長時間の歩行によって膝や腰に痛みが
現れる
- 疲労感
-
- 睡眠への欲求が増し、
よく疲れを感じる - 夕方になると顔に疲労が表れる
- どんな活動も面倒に感じるように
なった
- 睡眠への欲求が増し、
- 高血圧
-
- 動悸や息切れをよく経験するように
なった - 頭痛が頻繁に発生するようになった
- 動悸や息切れをよく経験するように
- 体毛
-
- ひげが伸びるのが以前より
遅くなっている - ひげの密度が減少してきている
- 体毛の量が減ってきている
- ひげが伸びるのが以前より
テストステロン(男性ホルモン)の低下と
心筋梗塞・狭心症の関係
テストステロン(男性ホルモン)は、血流を改善する役割を持っています。
そのため、テストステロンが減少すると、動脈硬化の進行の可能性が高まり、心筋梗塞、狭心症、脳卒中などの重大な健康問題のリスクが増加します。
胸部に違和感や継続的な不調がある場合、心筋梗塞や狭心症などのリスクを考慮し、適切な検査を受けることが重要です。
- 心筋梗塞
-
- 胸部の痛みを感じる
- 吐き気がする
- 全身のだるさがある
- 狭心症
-
- 胸が圧迫されるような感覚がある
- 軽度の吐き気や不快感がある
男性更年期と心の症状
特に「不眠」は多くの男性が体調不良として感じており、日中の仕事や活動にマイナスの影響を与えることが多いです。
また、かつて楽しんでいた趣味やスポーツへの興味が薄れ、行動に移すことが面倒になることもあります。
これらの症状は、テストステロン(男性ホルモン)の低下やストレスの増加など、男性更年期障害の典型的な現れです。自身の身体や心の変化を見過ごさず、早期の対処と専門的なアドバイスを求めることが重要です。
- 不眠
-
- 眠りにつくのが困難
- 夜間に頻繁に目覚める
- 朝方、予定よりも早く目が覚める
- 夕方に眠くなる
- イライラする
-
- 気分がすぐに沈むことが多い
- 小さなことで周りの人に八つ当たりしてしまうことがある
- 不安
-
- 自分の全盛期が過ぎ去ったと
感じることがある - パニック状態に陥ることがある
- 自分の全盛期が過ぎ去ったと
- うつ
-
- 一日のほとんどで憂鬱な気分が持続する
- 自分の価値が感じられず、罪悪感を抱くことがある
- 自傷行為や自らの命を絶つことを考えがち
- 最近笑顔になることがほとんどないと感じる
- 食欲の変化
-
- 食事の量が減少している
- 気づかないうちに体重が落ちている
- 食欲が以上にたかまっている
- 集中力がない
-
- 職場でのミスが増加している
- 決断を下すのが以前よりも困難になっている
- 同じ業務を完了するのに、
以前よりも多くの時間を要する - 忘れっぽくなってる
- やる気がでない
-
- 趣味への興味が薄れ、取り組むことが面倒に感じるようになった
- 何をするにもやる気が起きない
- 何か行動を起こす際、自分を
強くこぶしなければ行動に移せない
更年期の「性」に
関する症状
血管の健康を維持するためには一酸化窒素(NO)が重要ですが、テストステロン(男性ホルモン)の低下は一酸化窒素の生成を阻害し、結果として血流が悪化します。
EDの方には、血管内壁の老化が進んでいる傾向が見られます。
陰茎の動脈の直径は1〜2mm、心臓近くの動脈は3〜4mm、脳の動脈は5〜7mmです。
全身の血管の劣化が進行すると、最も細い部分から問題が発生しやすく、陰茎が最初に影響を受けるのは自然なことです。
- ED
-
- 勃起をしている時間が短い
- 性交中の中折れ
- 性欲の減退
-
- 性欲や性的衝動が減少した
- セックスの喜びの低下
- 朝立ち
-
- 朝立ちの回数の減少
- 頻尿
-
- 夜間、頻繁に尿意で目覚めることがある
- 長時間の移動時はトイレが気になる
男性更年期治療ガイド
まとめ
Dクリニックは、患者様の気持ちを最優先に考えた運営を行っています。
WEB予約または、各クリニックへ電話での問い合わせやご予約が可能です。
事前にご相談されたい場合は、専門知識を持つ男性看護師が対応することもできます。
「メンズヘルスに関する相談」と伝えることで、男性看護師による専門的な案内を受けられます。
Dクリニックは、男性特有のデリケートな問題に対して、
患者様一人ひとりのプライバシーを尊重しています。
親しみやすく経験豊かな医師や看護師が、
患者様の不安や疑問に丁寧に対応し、安心感を提供しています。
お気軽にご相談ください。
※福岡院は男性看護師が不在です。