Sh2-200を撮影してみたけれど - 後期高齢者が天体撮影に嵌りました

Sh2-200を撮影してみたけれど

このところ、ずっと天気が悪く、不機嫌な毎日です。2024.10.26は久しぶりに短時間ではあるけれど晴れました。そこで、この星雲は私には映すのは無理だろうと考えていたSh2-200を対象に確認撮影をしました。最近の撮影設定はほぼ同一条件で、その結果がどうなるかをみています。予想されたようにSh2-200は私のナローバンド撮影条件ではほとんど映像が確認できませんでした。HαとSⅡは確認できず、かろうじてOⅢだけがかすかに現れました。そこでその日の条件でNGC281を撮影したらどうなるかをHαだけで確認しました。

NGC281, 2024.10.26, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) ,  カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ ,  gain 350,Antlia 3nm Hαフィルター, 各300sec-5cycle, Dark処理, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), PixInsight処理,Photshopでトーンカーブ調整,DeNoise AI処理

ほぼ完璧に映ってました。Sh2-200とこんなにも映りが違うにかとあらためて思い知らされました。しかし、そうとはいってもせっかくなので、Sh2-200の画像処理を進めました。

Sh2-200, 2024.10.26, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) ,  カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ ,  gain 350,Antlia 3nm Hα、OⅢフィルター, 各300sec-6cycle, Dark処理, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), ステライメージでAOO合成,PixInsight処理,Photshopでトーンカーブ調整,DeNoise AI処理

アノテーション画像

トリミング後の最終画像

先輩諸氏の皆様が映している外周赤色が全く見られません。寂しいけれどこれが現実です。情けなさついでに2024.10.18に近くの見晴らしの良い道路で撮影した紫金山・アトラス彗星を私のアーカイブとして載せておきます。

紫金山・アトラス彗星, 2024.10.18 19:19, 撮影場所:我が家近くの見晴らしの良い道路, カラ;Fuji E-4, レンズ:TTArtisan 25mm F2, 0.3sec, トリミング画像

実を言いますと目視では全く確認できず、映像で初めて見つけました。