日本ではUHD BDが発売されないという悲劇。
画質:11
音質:14
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch 24bit
○画質
解像感と情報量ともに申し分なく、現代的な高水準の画が続く。特に空撮で都市の姿を捉えたシーンの美しさは群を抜いている。
暗いシーンであっても解像感が高く保たれ、暗部が荒れることもない。
ただ、リアリティを出すために報道映像(実際のものと映画のために作ったもの)を多用しているため、そのシーンでは(演出なので当然ながら)がくがくがくっと画質は落ちる。
○見どころ
ボストンの街並み
○音質
基本はドラマ基調の音作りであり、クリアなダイアローグの積み重ねを身上とする。
一方で、ひとたび爆発物や火器が火を噴くと激烈な威力と卓越した空間構築が発揮され、部屋の空気は全チャンネルが咆え猛る鉄火場と化す。
爆弾テロのシーンは、身を切り裂く鋭利な爆発、悲鳴、怒号、さらに連鎖する爆発……容赦のない映像と相まって、精神にえぐり込んでくるような恐怖感がある。
終盤、住宅街のど真ん中で行われる銃撃戦では、規模や弾数の絶対数はそれほどでもないはずなのに、下手なアクション映画のもっともっと大規模なドンパチを遥かに上回る鋭さ重さ激しさで度肝を抜く。苛烈な音の積み重ねで背中に汗をかく体験が味わえる。
○聴きどころ
アクションシーン全般
○総評
『バトルシップ』といい、『ローン・サバイバー』といい、『バーニング・オーシャン』といい、本作といい、ピーター・バーグ監督作品の音にハズレなし!
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
Panasonic DMP-UB90
・映像
Victor DLA-X30
・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59(AVプリとして使用)
Nmode X-PM7(フロント)
Nmode X-PW1 ×4(フロント以外の全チャンネル)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2(サブウーファー)
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