3月1日を迎え、とうとうタイトルが発売されたUHD BD。
既にアメリカから輸入して実際に見たという人も少なからずいるはずだ。オーディオ・ビジュアルを趣味とする者として、その情熱には最大限の敬意を表したい。
生憎私は現時点でまともな画質評価に供し得る(ここ重要)4K解像度のディスプレイを持っていないし、UHD BDのためだけにレコーダーを導入する気もないので、UHD BDのクオリティを云々する立場には当分なれそうにない。プレーヤーはいったいいつ、いくらで出るんだと思うと同時に、BDの時のPS3の偉大さを痛感する。ま、気長に待つしかあるまい。コレ、日本にも入ってこないだろうか。
ただ、いずれはUHD BDもBDのようにこのブログでレビューしていくことになることは間違いないので、今のうちに方針というか、スタンスを決めておきたい。
まず画質について。
BDは『007 カジノロワイアル』を基準とする10点満点で評価しているが、UHD BDはまた別の基準で10点満点とする。
もしBDの軸線上でUHD BDを評価すれば、おそらく10点満点で20点や30点を付ける羽目になってしまう。ただでさえ現状でも10点満点なのに15点とか付けているのに。
というわけで、BDとUHD BDは同じ土俵で評価することはない。
仮にUHD BDとして3点だったとしても、BDの9点とは隔絶した画質を実現している、なんてことは大いにあり得る。
続いて音質について。
音声仕様はBDの時点で行き着くところまで行き着いたので、UHD BDであっても評価軸は変わらない。素晴らしいものは素晴らしいし、駄目なものは駄目。
Dolby AtmosやDTS:Xの積極的な採用をソフトメーカーに期待したい。
【BDレビュー】はこのまま連番で継続する。UHD BDの器に注ぐだけのソースを持たず、BDで打ち止めになる映像作品も多いと思われ、今後もBDの価値は変わるまい。
そしてUHD BDについては【UHD BDレビュー】を別に設けてそちらでまとめる。UHD BDはBDと異なり初っ端からかなり気合の入ったラインナップが用意されているので、機材が揃えば早いとこ基準の10点満点となるソフトを選定したいものだ。
ちなみに、【UHD BDレビュー】であっても、【BDレビュー】と同様に、画質・音質評価は「論外・0点から10点満点越えの15点まで」を容赦なく付けていく姿勢に変わりはない。今さらこのスタンスを変える気は毛頭ない。
購入者を馬鹿にしているとしか思えない出来映えに怒り狂って0点を付けるからこそ、迸る情熱によって達成した素晴らしい品質に感涙して付ける100点が輝くのだ。
善い画、善い音は映像鑑賞の楽しみを最大化する。
『言の葉の穴』という空間の中では、今までも、そしてこれからも、吼えるぞ。
【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ
【UHD BDレビュー・暫定版】総まとめ
【BDレビュー】総まとめ
UHD BDのローンチと今後の【BDレビュー】について
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