最新号:2025年冬号
2024年12月6日発売
B5判・228ページ 定価1,550円(税込)
お知らせ
2024.11.22
2024.09.06
2024.06.06
最新号について
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特集
いい歌詞とは何か
「歌は世に連れ、世は歌に連れ」古い決まり文句ですが、人に愛される歌が世の中に影響を与える。歌詞は時代を映し、予言し、保存もする。風景や人の気持ちも記録し、心の中に響く。
もちろん歌詞も描く対象や、その描き方は変化し、「いい歌詞」も変わっていきます。
しゃべり言葉や書き言葉と歌詞で何が違うのか?AIが書いた歌詞に人は感動するのか?歌詞の好き嫌いはどこから生まれるものなのか?
いい歌詞についての研究を試みます。Part1 歌詞とはどういう言葉なのか
高橋源一郎 中島みゆき、うたことば
松山 猛 作詞家が考えていること 考えてきたこと
町山智浩 マーダー・バラッドの文学
嶋 浩一郎 いい歌詞は送り手と聞き手の「共犯関係」にありPart2 歌詞の言葉が持つ力
木石 岳 歌詞の響きとは何か――音声詞学入門
彌勒忠史 クラシック、華麗なる“替え曲”の世界
町田麻子 輸入ミュージカル 訳詞の妙技
澄川龍一 アニメソングの歌詞 昭和、平成、令和の変遷をたどる
田家秀樹×スージー鈴木 J‒POPのコトバを変えた歌
Part3 広がり続ける歌詞の世界
磯部 涼 「ブリンバンバンボン」から考えるニッポンのラップとパンチライン
鈴木慶一×鈴木博文 ムーンライダーズと日本語ロックの歌詞
前川仁之 郷土歌謡の聖地探訪 スペイン、ポルトガル、沖縄、そして渡良瀬川
友清 哲 歌詞を絵本にする -
【インタビュー】
福岡伸一 遺伝の世界がAIで変わる
【対談】
ピーター・バラカン×坂井邦嘉 生成AIは言葉を、音楽を、人間を、どう変えるのか
髙橋秀実×牟田都子 誰もが発信できる時代だからこそ、「校正」が必要
連載
大岡 玲 写真を読む
山下裕二 美を凝視する
石戸 諭 21世紀のノンフィクション論
大野和基 未来を見る人
橋本幸士 物理学者のすごい日記
宇都宮徹壱 法獣医学教室の事件簿
嬉野雅道 だから僕らは出会わなければならないのです。
鵜飼秀徳 ルポ 寺院消滅――コロナ後の危機
赤川 学 なぜ人は猫を飼うのか?
阿川佐和子 吾も老の花
木村英昭 月報を読む 世界における原発の現在
木村元彦 言葉を持つ
小松由佳 人間がいない土地
おほしんたろう おほことば
kotobaの森
著者インタビュー 小澤デシルバ慈子 『孤独社会 現代日本の〈つながり〉と〈孤立〉の人類学』
マーク・ピーターセン 英語で考えるコトバ
大村次郷 悠久のコトバ
吉川浩満 問う人
町山智浩 映画の台詞