京都で9月に生まれたヤブイヌの赤ちゃんたち(
その1 その2 公式)、元気に育っています。
一度、一頭が不調になったということで数日間展示休止していましたが、持ち直してまた帰ってきています。
赤ちゃんたちのお名前候補について投票をしていました。
この結果を受けての命名式がありました。
じゃーん
京都の地になじんだ、和風なお名前をもらいました。
でもこれらは、京都市動物園が所在する岡崎公園の地に昔あった六勝寺(
観光ナビ)のうち,3つの寺院(法勝寺,円勝寺,尊勝寺)の名前から一字ずつとって作った、由緒正しいお名前なのです。
今日観察していると、グラウンドの奥の方で授乳が始まりました。
ふつうは巣穴や寝室の中で授乳しているので、ヤブイヌの授乳シーンは初めて見ました。

充実した表情の母パパヤちゃん

授乳が終わると、寝転がってお腹を見せている赤ちゃんのお世話もしていました。

赤ちゃん4頭となると授乳も大変でしょう。
命名式の中のガイドで紹介してくださった、寝室での授乳シーンの写真です。
園のブログ記事でも紹介してくださっていますが、ミコトちゃんは一時は危うい状態になったのですが、
無事回復してまた群れにもどることができました。
今までの世代でも何頭か出産しても死産だったり生まれてあまり日をおかずに亡くなってしまう子も
いました。今回の赤ちゃんたちは4頭元気に育っていて本当に嬉しいです。
それも、パパヤちゃんの献身的な子育てのおかげでしょう。
母パパヤちゃんに甘える赤ちゃんたち。
左から マドカちゃん♀、カツマルくん♂、ミコトちゃん♀、ノリマルくん♂
(手前の草が惜しい。。)
みんなこれからも元気に育ってね!
※次の記事で、個体識別のヒントをご紹介する予定です。
つづく
(10月22日撮影)