緊急時の心配
――前回の続き。
ズキッ!
今までに感じた事のない痛み、痛めた事のない箇所で、私は焦った。
これは足がつったのだろうか?
左足太腿の側面が硬直したかのように硬く痛い。
咄嗟にしゃがみ込んだが、愛犬が足元に駆け寄って来たのでリードを掴んだ。
そっと立ち上がってみる。
が、ほんの少し左足に体重をかけるだけで激痛。
嘘でしょ?
と思うぐらい激痛。
何なのこれ?
今までもウォーキングで足を痛めた事もあるが、全く歩けない程痛くなった事はなかった。
だが今回は、ほんの少しも体重がかけられない。
愛犬が足元で心配そうに私を見つめている。
間抜け過ぎる。
40を超えた中年女が浮かれて突然走るなんて。
それにしてもどうしよう。
近くにあったベンチに腰掛け、しばらく様子をみた。
5分経って立ち上がってみる。やはり痛い。
15分経って立ち上がってみる。全く軽減せず。
それどころか、体が冷えて他の箇所も痛くなってきた。どんな年寄りなんだ。
そうしているうちにトイレが心配になり、私は観念して家にいる夫に電話した。
ラッキーな事にこの日夫は家にいた。
馬鹿にされるのが嫌で何とか自分で帰りたかったが、仕方なく諦めた。
すぐに夫は公園まで車で迎えに来てくれ、
「婆さんなんだから無理するなよ」と苦笑していた。
それにしても思う。
この日夫がいたから良かった。というか、私に夫がいるから良かった。
もし一人なら?一人暮らしなら?
何か緊急の出来事があっても、誰も呼べないし、誰にも頼れない。
そう思うとすごく怖くなった。
いずれそうなる可能性は十分にある。
その時どうればいいのだろう?
中年女が走ったおかげで老後の心配までする羽目となった。
近くにあったベンチに腰掛け、しばらく様子をみた。
5分経って立ち上がってみる。やはり痛い。
15分経って立ち上がってみる。全く軽減せず。
それどころか、体が冷えて他の箇所も痛くなってきた。どんな年寄りなんだ。
そうしているうちにトイレが心配になり、私は観念して家にいる夫に電話した。
ラッキーな事にこの日夫は家にいた。
馬鹿にされるのが嫌で何とか自分で帰りたかったが、仕方なく諦めた。
すぐに夫は公園まで車で迎えに来てくれ、
「婆さんなんだから無理するなよ」と苦笑していた。
それにしても思う。
この日夫がいたから良かった。というか、私に夫がいるから良かった。
もし一人なら?一人暮らしなら?
何か緊急の出来事があっても、誰も呼べないし、誰にも頼れない。
そう思うとすごく怖くなった。
いずれそうなる可能性は十分にある。
その時どうればいいのだろう?
中年女が走ったおかげで老後の心配までする羽目となった。
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