逃げる事ばかり考えずに慣れる努力をする方が楽かもしれない
そうでないかもしれないと思うようにする
自分一人だけ浮いているような気持ちになったB社のweb会議。
あぁ、嫌だなぁ…。
一気にテンションが下がる。
帰宅した夫にその事を話すと、また失笑された。
「所詮在宅ワークだろ。社員がどんな人だろうが自分がどう思われようが、仕事さえちゃんと出来てたらいいんじゃないの?」
確かにそうだ。前向きに考えなくては。
いつも私は落ち込むとその方向にばかり目を向けてしまう。
認知行動療法を受けた時、「そうでないかもしれない」と別の方向から見るようにアドバイスをされた。
こんな風に落ち込んだ時にはふと立ち止まり、自分が思っている程相手は何も感じていないかもしれない、そう考えるようにしなくては。
気楽に相談出来ない顧客対応
だがどうしても拭い切れない不安がある。それは顧客対応。
社員と親しくなればなる程、顧客対応で困った時に相談しやすいだろう。
今の私は顧客対応に毎回オドオドしてしまい、迷った時には社員に相談するのだが、それはそれで社員に気を使う。
社員からの返信の内容が冷たい時は、「何度も質問してウザかった?」「この程度は自分で判断しろという事だろうか」と悩む。
そうなると、夫の言うように在宅ワークだから社員との人間関係はどうでもいいとは思えず、やはり少しでも親しくなれれば気が楽になるのに…と思う。
こうなったら自力で顧客対応に慣れるしかないかもしれない。
慣れるのが一番の近道
私は顧客対応に逃げ腰しで、最低限のやり取りしかしていない。
だが他のワーカーの中にはプラスαのアドバイスや提案をしている人もいるようで、そうなってくると社員達も一目置いている様子。
私にそこまでは出来なくても、もっと積極的に顧客と関わった方が慣れる事が出来て、結果的に苦手意識が薄れるのではないだろうか?
ふと電話対応を思い出した。
会社勤めをしていた時、どの会社でも電話対応は苦手だった。
そんな中でも、一日中頻繁に電話対応をしなくてはいけない会社と、1日に1~2本しか電話がかかってこない会社、比較すると私は前者の方が電話対応が楽だった。
やはり慣れ。
後者の方はいつかかってくるか分からない電話に常に怯え、いつまでも慣れる事が無かった。
まるで今の顧客対応と同じだ。
失敗したりクレームが出たら、会社側から契約を切られるだけ。自分も辞めやすい。
ダメ元でも何とか頑張ってみよう。
…そう思っていた。この瞬間は。
―――続きます。
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