伊豆半島屈指の景勝地！見どころいっぱいの「堂ヶ島」（賀茂郡西伊豆町）

静岡県西伊豆町の堂ヶ島（どうがしま）といえば、その美しさから「伊豆の松島」とも称えられる伊豆半島屈指の景勝地です。

天窓洞(てんそうどう)や三四郎島(さんしろうじま)は特に有名で、訪れたことがあるかたも多いのではないでしょうか。

今回は、堂ヶ島の有名な所とあまり知られていない所、両方まじえて紹介したいと思います♪

堂ヶ島マリンの遊覧船乗り場

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堂ヶ島観光といえば、堂ヶ島公園を巡る西伊豆歩道 堂ヶ島コースを歩くのが代表的なコース。
徒歩20分程(見学時間は含みません)で天窓洞などの代表的な見どころを見ることができ、 サッと堂ヶ島の魅力を満喫することができます。

お時間があれば、さらに仁科港まで足を延ばすことをお薦めします。
例えば、加山雄三ミュージアムの無料駐車場から歩いて堂ヶ島公園を巡り、仁科港の沢田公園まで行っても、60分(見学時間は含みません)もあれば帰って来れますよ o(^▽^)o



まずは「堂ヶ島コース」入口近くにある 堂ヶ島薬師堂 から♪
コース入口の看板から見て道路を挟んだ左にある、観光地のにぎわいから隠れるようにしている小さなお堂です。

こちらには、33年に1日だけご開帳されるという県重要文化財の秘仏3体があるんです。

薬師堂


※クリックすると拡大します。


鎌倉時代に彫られたもので、寄木造りとのこと。
前回のご開帳は1985年4月3日。ということは、次のご開帳は2018年ですね。

それまではガラスケースの中にいらっしゃり、少しだけお姿を見ることができるようです。

中央に薬師如来像、左右に阿弥陀如来像


堂内左には１メートルほどの木彫の咳止め地蔵も安置されています。(写真ありません～<(_ _)>)
こちらも鎌倉時代の作だそうで、子供の百日咳や、ぜん息を治すため祈願に訪れる人も多いとのこと。



さて、いよいよ堂ヶ島公園を巡る 西伊豆歩道堂ヶ島コース に入ります(o^^o)♪
入口は、西伊豆観光協会の近くにあり、堂ヶ島に来ればすぐわかりますよ。



コースに入ってすぐ右に、ポッカリと穴を開けた洞窟が。
これ、天窓洞の東口なんですよ。





国指定天然記念物 天窓洞 の"天窓"にはすぐに到着します。

皆さん、何やら夢中になって覗きこんでいます。
これは真下に遊覧船が来ているからなんですよ



この縦穴(天窓)の下は海水。
足の下は蜂の巣のように海蝕トンネルができていて、海と繋がっているんです。

海から洞窟に入ってきた遊覧船が、天窓の下でターンする様子は名物 となっています。



天窓の下に遊覧船が来た様子はこちらで →
伊豆の魅力がギュッ！「西伊豆歩道 堂ヶ島コース」で絶景・洞くつめぐり遊覧船・グルメを満喫！

遊覧船から「天窓」を見上げるとこんな感じ（´∀｀）




「天窓」から先は、本格的な登り階段になります。
長くはないですが、暑い日にはちょっとキツイかも (^_^;)


さて、息を切らせながら 展望広場 に到着♪
こちらからは、トンボロ現象で有名な「三四郎島」が 一望 できます。

干潮時なので、三四郎島と瀬浜海岸がトンボロ（陸と繋がる砂州）で繋がっているのが見えました (^^)v
この日は大潮で、干潮の潮位が5センチぐらい。潮が大きく引くほどトンボロがはっきりと長い時間現れるので、条件の良い日だったんですよ～(≧▽≦)

※クリックすると拡大します。


三四郎島・トンボロ現象をさらに知りたいかたはこちら→
　　　　　　海が割れる驚異の“トンボロ現象”！西伊豆堂ヶ島「三四郎島」

天窓洞から出てくる遊覧船も見えました！



あと少し登ると、コースで一番高い所に出ます。
ここから下り、楽になりますよ♪

でも、木が茂って景色がほとんど見えない～。


木が無ければ素晴らしい景色が眺められると思います。
ちょっと残念！






その代わり、少し下れば 亀島展望地 の 絶景 が広がります。
ここから眺望が大きく開けますよ～ ＼(^o^)／



突き出た岩場が亀島。向かいの島は蛇島です。
あまりに白くて綺麗な岩場なので人工的に見えますが、天然の凝灰岩なんですよ♪

屋根付きの休憩舎があるので、絶景を見ながら休憩できます。
昭和天皇陛下もこちらで休息されたとのこと。




ここまで来れば、先ほど通ったコースの一番高い所を外側から見ることができます。

こんなに切り立った断崖だったんだ～ (ﾟдﾟlll)




さらに下ると 遊覧船発着所がある広場 に出ます。
はじめて堂ヶ島に来たなら、遊覧船に乗ることをお薦めしたいです♪

干してあるのはテングサかな？


遊覧船のチケット売り場もありますよ。


遊覧船に乗るとこんな光景が見れます。

天窓洞の中の様子(o^^o)♪

案内板の写真です。上手く撮れなかったので💦

※ 遊覧船については4段目に記載しました♪→
　伊豆の魅力がギュッ！「西伊豆歩道 堂ヶ島コース」で絶景・洞くつめぐり遊覧船・グルメを満喫！
※運行状況などはこちら →
　伊豆遊覧船 堂ヶ島マリン



「遊覧船乗り場」のある広場からは、地下道で加山雄三ミュージアムや無料駐車場と行き来できるようになっています。



ところで、地下道の突き当りには、こんなコーナーが！

ましゃさん、カッチョイイ～ (*≧∀≦*)

緑岩荘とは、映画ガリレオ「真夏の方程式」(福山雅治さん主演)のロケに使用された西伊豆町の旅館です。
実際の旅館名は五輪館（西伊豆町仁科2203-3）で、もちろん、泊まることができますよ♪

台本もあったりして。





公園内にある 伊豆ビジターセンター では、堂ヶ島ジオガイドツアーもやっています。
より堂ヶ島を知りたいかたにお薦め♪
詳しくはこちら→ NPO法人伊豆自然学校

伊豆ビジターセンター







さて、次は堂ヶ島公園を出て国道136号線を進み、仁科港へ。
まずは 白岩山岩窟壁画 （はくがんさんがんくつへきが）を目指します。

国道136号線から乗浜海岸沿いの道に入り、民宿白岩荘(営業してない様子)と民宿藤清の間の道を左に曲がるとあります。
「堂ヶ島コース入口」から徒歩10分ほどで行くことができますよ。



小さな丘を掘り抜いて作られた岩窟。

これじゃ、格子の間から覗くしかないし～ 💦

肉眼では暗くて壁画の様子がサッパリわかりません。
カメラで撮影させていただき、やっと中央の本尊 金輪仏項尊を拝見できました！

鉄線描きという手法で描刻され、刻線には墨が入れられているとのこと。
よく見ると、上部に「白岩山」の文字が刻まれているのがわかります。

本尊 金輪仏項尊

※クリックすると拡大します。

その他、地蔵菩薩・思惟相の如意輪観音（全壁画中最も秀れた傑作とのこと）・如意立像・如来坐像・不動明王立像が描かれているそうですが…。う～ん、暗くてわかりません💦



最後に沢田公園 に向かいます。
なんといっても、海に落ちる夕陽を眺めることができる露天風呂で有名♪
白岩山岩窟壁画のすぐそばです。

右の建物が、沢田公園露天風呂 ♨



階段を上がるとこのような 絶景 が広がります♫

今回はあまりに暑くて、露天風呂に入るのはちょっと無理～。
でも、景色を見るだけでも爽快になりました。

涼しくなったらぜひ沈む夕陽を見ながら露天風呂に入ってみたいと思います(o^^o)♪

三四郎島やトンボロ現象も見えますよ＼(^o^)／




まだ、仁科港にはお薦めがあるんですよ～。
それは、イカを使った「漁師メシ」。
6月～2月の間、伊豆漁協仁科支所直営の沖あがり食堂で食べることができます。
（営業時間：11時～14時、火曜定休　※11～2月は土日祝日の漁がある時のみ営業）

仁科のイカは、夜に獲るのではなく"昼獲り"。
"昼獲り"のイカは、より甘くて美味しいと言われていますよ ♡




名称：
　堂ヶ島(どうがしま)
住所：
　西伊豆町仁科字堂ヶ島
問い合わせ：
　西伊豆町観光協会　0558-52-1268
駐車場：
　あり　無料
アクセス：
　(交通機関)
　伊豆箱根鉄道修善寺駅から東海バス松崎行きで1 時間30 分
　伊豆急下田駅から東海バス堂ヶ島行きで1 時間、堂ヶ島下車
　(車)
　東名高速沼津I.C. から国道1 号、伊豆中央道経由で約75km
　下田市から国道414 号、県道バサラ峠を越え136 号経由で30km
　(船)
　清水港からエスパルスドリームフェリーで土肥まで65分、土肥から車で30 分




名称：
　白岩山岩窟壁画（はくがんさんがんくつへきが）
住所：
　静岡県賀茂郡西伊豆町仁科沢田
駐車場：
　なし
アクセス：
　乗浜バス停から徒歩3分




名称：
　沢田公園露天風呂(さわだこうえんろてんぶろ)
住所：
　静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2817-1
問い合わせ：
　0558-52-0220
入浴料：
　大人６００円
小人２００円（６歳以上１２歳未満）　　　　　　　　　
営業時間：
　９：００～１８：００　１月、２月、１０月、１１月、１２月
　９：００～１９：００　３月、４月、５月、９月
　９：００～２０：００　７月、８月
（７月第３土曜日から８月第４土曜日まで６：００～２０：００）
定休日：
　火曜日　但し７／２１～８／２５は無休
　※天候により臨時休業することがあります。
駐車場：
　あり　無料