訪問時期を誤らなければ、この巨石墳を独り占めできます! 
江戸時代には宿場町として栄えた現在の矢掛町。今では人口1.2万人ほど。もっとも、弥生時代には、集団墓地が造られ、その後の古墳時代にも数多くの古墳が築かれていることを考えれば、ここが古来、交通の要衝であったことは間違いありません。山陽道に近いのです。それを考えれば、この切石の巨石墳が築かれていることは不思議ではありません。ただ、私が訪ねたのは2017年の9月末と、まだ、夏の終わりという時期だったために、周辺はご覧のような状態。段築も明瞭といわれる墳丘も草に覆われ、開口部からかろうじて、その場を特定できたほどです。墳丘の遠望をと思ったのですが、藪に足をとられ、下がれません。もっとも、石室の素晴らしさはいうことなし。季節を変えて再訪しいたいものです。なお、周囲の竹林なども刈り取られ、今では墳丘もよくみえるようです。PNG 小迫大塚石室イメージ図
PNG 小迫大塚古墳所在地マップ(矢掛町)24年8月14日作成