2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
明治大学駿河台キャンパスのアカデミーコモンで開催された第63回考古学研究会東京例会「特集・東北南部~東関東の弥生文化」に参加(聴講)した。 プログラムは、杉山浩平氏(考古学研究会東京例会・東京大学)による開会挨拶・趣旨説明「いま、なぜ東関東の弥生…
7月13日に開催された港区高輪二丁目の港区泉岳寺駅地区埋蔵文化財発掘調査(港区No.119遺跡・No.218遺跡)の見学会に参加(見学)した。JR東の高輪ゲートウェイ駅前の再開発事業に伴う発掘調査で、江戸期の東海道護岸や、一帯の埋め立て工事に伴って築かれた石積…
総社古墳群を墳活。6基目は、王山古墳。文献[3]によれば「ほぼ南北方向に主軸を取り、墳丘長75.6m、後円部径50m、前方部幅63.1mを測る2段築成の前方後円墳と考えられる。」 記念碑 上毛古墳綜覧総社町第一号墳にあたる本墳は、上石倉土地区画整理事業が実施…
総社古墳群を墳活。5基目は、遠見山古墳。文献[4]によれば「墳丘長87.5m、後円部径52.5m、前方部幅58.0mの2段築成の前方後円墳に復元される。」 遠見山古墳 長さ80mほどの前方後円墳で、墳丘は前方部が低く、埴輪破片が多く出土している。堀の土層の状態から…
総社古墳群を墳活。4基目は、二子山古墳。 豊城入彦命石碑 史跡 二子山古墳(総社) 二段に築造された前方後円墳である。その規模は現状で全長約90m、前方部前幅61m、後円部径44mであり、前方部が大きく張り出している。 埋葬主体部は前方部と後円部に各一つず…
総社古墳群を墳活。3基目は、愛宕山古墳。 愛宕山古墳 この古墳は従来円墳とされていたが、測量と発掘調査の結果、方墳であることが確定した。一辺56m、高さ8.5mの二段築成で、周堀は約18m余である。主体部の両袖型横穴石室は、現状で玄室の長さ6.91m、玄室…
総社古墳群を墳活。2基目は、宝塔山古墳。 史跡 宝塔山古墳 一辺の長さ約55m、墳丘高11mの規模を誇る方墳である。この規模は方墳としては全国的にみても大きい。 主体部は墳丘基壇上に造られた横穴式石室で、羨道、前室、玄室の三室にわかれている。石室の壁…
総社古墳群を墳活。1基目は、前橋市総社歴史資料館のすぐ隣の蛇穴山古墳。 国指定史跡 蛇穴山古墳推定復元図 今から約1300年前、古墳時代の終末期に造られた一辺が約40mの方墳。墳丘に葺石があり、石材加工技術のすばらしい横穴式石室をもつ。 史跡蛇穴山古…
上野国佐位郡正倉跡の前に殖蓮第二小学校に移築復元された蛇塚古墳を訪れた。 蛇塚古墳(へびづかこふん)の石室 この石室は、かつて日乃出町400番地に所在した蛇塚古墳(雷電山古墳)のもので、市内最大の横穴式袖無型石室です。永く将来に伝えるため昭和54年3…
丸塚山古墳の前に上野国佐位郡正倉跡を訪れた。 史跡上野国佐位郡正倉跡(こうずけのくにさいぐんしょうそうあと) 八角形倉庫(はっかくけいそう) 八角形倉庫は約1200年前に造られた建物で、2005年にこの小学校の校庭から見つかったよ。高床式倉庫で壁は校倉造…
女堀の前に丸塚山古墳を訪れた。 伊勢崎市によると「 丸塚山古墳は、主軸を南北におく墳丘の全長が81メートルの帆立貝式古墳で、5世紀後半に築造されたと考えられる。昭和30年(1955)に群馬大学史学研究室による発掘調査が行われ、後円部に墳丘主軸とほぼ平行…
現地説明会の前に国指定史跡 女堀を見学した。 国指定史跡 女堀(東大室地区下神沢地点) 所在地 前橋市東大室町 指定年月日 昭和58年10月27日 女堀(おんなぼり)は前橋市上泉町から伊勢崎市田部(旧東村国定)までの約13kmにわたって、上幅15〜30m.、深さ3〜4mの…
6月30日に開催された石山南遺跡・石山南古墳群の現地説明会に参加した。民間開発に伴う発掘調査で、古墳1基(石山南107号墳)のほか、埴輪生産に関わる粘土採掘坑2基、工房5軒、埴輪窯1基が確認された。埴輪窯の発見は伊勢崎市で初めてとのこと。 【石山南遺跡…
カスミ フードスクエア宮代店近くの風土記の丘公園ときりかぶ公園で、道仏(どうぶつ)遺跡と道仏北遺跡の痕跡を散策。 道仏遺跡 まちしるべ 45 道仏遺跡 所在地 宮代町道佛三丁目 道仏(どうぶつ)遺跡は、縄文時代早期後半(約7,000年前)と古墳時代中期(約1,550…
埼玉県の宮代町郷土資料館で開催された企画展「土器でみる一万年 宮代の縄文」を会期終了間際に鑑賞した。宮代町の遺跡からは縄文時代の始まり(草創期)から終わり(晩期)までの土器が出土している。本企画展では縄文土器の形と文様の変化、製作道具に焦点をあ…
侍塚古墳群を再訪した。 大田原市指定史跡 侍塚古墳群のご案内 昭和41年2月15日指定 大田原市湯津上地内 下侍塚古墳のすぐ北側には侍塚古墳群と呼ばれる古墳群が展開しています。現在確認できるのは8基ですが、かつては10基ほど存在したものの戦後の開田等に…
下侍塚古墳を再訪した。 国指定史跡 下侍塚古墳 (しもさむらいづかこふん) 下侍塚古墳は、那珂川右岸の段丘上に位置する前方後方墳で、那須地方の6基の前方後方墳のなかでは上侍塚古墳に次ぐ規模である。 本墳は、元禄5年(1692)、徳川光圀の命により小口村(…
上侍塚古墳のすぐ北にある上侍塚北古墳。全長48.5mの前方後方墳。上侍塚北古墳は、上侍塚・下侍塚より古い可能性が指摘される。 にほんブログ村
6月29日に開催された上侍塚古墳の令和6年度第1回発掘調査現地説明会に参加した。本調査は今年で4年目。 栃木県/上侍塚古墳(大田原市)令和6年度第1回発掘調査現地説明会の開催について 那須 上侍塚古墳・下侍塚古墳 栃木県埋蔵文化財センター 令和6年度第1…
台東区西浅草の生涯学習センターを訪れた。この施設の3階に文化財展示コーナーがある。古墳時代コーナーには円筒埴輪片があった。「科学博物館地点、古墳時代中期」とのこと。その他、旧石器時代から近代まで、刻印のある煉瓦も展示されていた。 3階 台東区…
東京国立博物館の平成館の総合文化展の展示「日本の考古」で「縄文時代の装身具と祈りの道具」の「10. 硬玉製大珠(こうぎょくせいたいしゅ)」が気になったのでちょっと調べた。展示されていた硬玉製大珠は5点で、展示説明では「東京都北区 西ヶ原貝塚ほか出土…
もう7月なのに今更だが、3月頃、JR秋葉原駅の中央改札口の先が工事中で何が出来るのかと思っていたら。。。 3月中旬頃 翌日 3月下旬 4月上旬 Yostar OFFICIAL SHOP JR秋葉原駅店 4月1日よりYostarがジャック展開 秋葉原駅中央改札の改札口入口標等が 「中央…
幸手と杉戸の共催企画展『幸手と杉戸の古墳時代-下総台地の集落と墓-』を幸手会場の幸手市郷土資料館で鑑賞した。幸手会場の会期は7月15日まで。その後、7月28日から8月31日まで 杉戸会場の杉戸町文化財展示室(エコ・スポいずみ内)と巡回する。 幸手と杉戸…
明治大学博物館の考古部門のミニ展示、明大コレクション58「貝塚の骨から見る縄文時代のくらし」を鑑賞した。貝塚は捨てられた貝殻などが長期間にわたり層になった遺跡で、貝塚は名前の通り貝類で主に構成されるが、通常の遺跡であれば残りにくい動物の骨や…
武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館で開催された企画展「旧石器時代の井の頭池周辺 -武蔵野市発掘調査成-」を会期終了間際に鑑賞した。本展では、井の頭池周辺の吉祥寺南町1丁目遺跡E地点ほか御殿山遺跡出土などの主に立川ローム第3層から第6層までの旧石器時代…
東京国立博物館に行くたびに、遠目で確認するバックヤードの石棺。立ち入り禁止エリアにあるので見学できないのが残念。群馬県高崎市の岩鼻二子山古墳の石棺(J-8278)、宮城県仙台市の一塚古墳出土の石棺(J-20055)、福井県福井市の小山谷古墳出土の石棺(J-501…
松戸市博物館のある「21世紀の森と広場」を散策した。 二十一世紀の森と広場 昭和四十年代から昭和五十年代にかけて、当時の松戸市は人口が著しく急増し、都市の基盤整備も追いつかず、生活環境も悪化していく傾向にありました。二十一世紀に向かって、本市…
松戸市博物館の企画展を鑑賞した後で、近くの北郷遺跡を訪ねた。 106 北郷遺跡 縄文時代の遺跡です。周辺からは縄文時代前期の浮島式、中期の阿玉台式、加曽利E式など土器のかけらが多数採集されています。これらの土器は今から約6000年前~1500年前頃のもの…
松戸市博物館で開催された企画展「たてたてあなあな―竪穴建物の世界」を会期終了間際に鑑賞した。本展は、松戸市内で発掘された竪穴建物を中心に、出土した資料や写真から古代の竪穴建物を紹介するとともに、世界各地で記録された実際の竪穴建物の古写真・絵…
美里町下児玉の金鑚神社に参詣した。 第62回伊勢神宮式年遷宮記念 金鑽神社 御由緒 美里町下児玉322 □御縁起(歷史) 下児玉は、身駒川(小山川)の左岸に位置する細長い形をした村である。明徳元年(1390)の藤原泰治寄進状に「児玉郡下児玉郷内浅羽方田壱町七段…