学研全訳古語辞典 |
みちのくの…
分類和歌
出典百人一首
「陸奥(みちのく)のしのぶもぢずり誰(たれ)ゆゑに乱れそめにし我ならなくに」
出典古今集 恋四・源融(みなもとのとほる)
[訳] 陸奥の信夫(しのぶ)で作られる「しのぶもぢずり」の乱れ模様のように、いったい誰のせいで私の心は乱れ始めたのか、私のせいではないのに。
鑑賞
つれない相手に対して、「私の心が乱れるのはすべてあなたのせいです。」と自分の気持ちを訴える歌。『古今和歌集』では第四句「乱れそめにし」が「乱れむと思ふ」。
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