学研全訳古語辞典 |
とり-・みる 【取り見る・執り見る】
活用{み/み/みる/みる/みれ/みよ}
①
手に取って見る。
出典万葉集 二〇三四
「織女(たなばた)の五百機(いほはた)立てて織る布の秋さり衣たれかとりみむ」
[訳] 織りひめがたくさん織り機を並べて織る布で作る秋に着る衣は、だれが手に取って見るのだろうか。
②
世話をする。看病する。
出典万葉集 八八六
「家に在らば母とりみまし」
[訳] (旅先で病気になった私が)もし家にいるなら、母が(私を)看病するだろうに。
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