奥日光の野鳥・秋(というかすでに初冬) - こびとく日誌

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クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

奥日光の野鳥・秋(というかすでに初冬)

レースの後泊は奥日光湯元温泉

宿に向かう途中で雪(霜?)のついたカッコいい男体山に見惚れる。

翌朝の気温はウェザーニュースだと-5.5度だった。

そんなはずないよね?

そこまで寒くはないよね?

ちょっと外を確認してみよう〜と朝食後に双眼鏡を持って出てみた。

湯ノ湖です。

いや〜❄️風も吹いてて寒かった。ニット帽持って来れば良かった。

そんな寒さの中、ホテルから出て数分でマヒワの群れに会う。(今年初!)

湖上にはヒドリガモがいっぱい。オオバンも。ハシビロガモが1羽。

湖畔を一周しようと思ったけれど行く手を猿に阻まれ引き返す。もう寒いからホテルに戻ろうとしたところで赤い実に群がるツグミに出会う。

昨年も光徳温泉でたくさんのツグミを見たことを思い出す。

kobitoku.hatenablog.com

うちの近所ではまだ見ないし、こんな群れのツグミを見ることもない。

東京や神奈川でもツグミはすでに渡ってきているがまだ山の方にいて、柿の実が熟する頃にならないと里には降りてこないとか。

 

チェックアウトのときにホテル玄関外の温度計を見たら1度だった。

朝の散歩の寒さに懲りて、レースの時に履いていたタイツをもう一度トレッキングパンツの下に履く。レースで使ったバフをビーニーのようなスタイルにして被る。

ホッカイロも装着して戦場ヶ原に向かう。

昨日より雪が増えたみたい。

 

正面が太郎山?

大真名子山や子真名子山など他にもたくさん山があって紙地図を広げて山座同定を試みるも寒いので先に進む。

歩いている人は少なくて、そのうち7割くらいはバードウォッチャー?(見るだけじゃなくて撮る方々)

前回↓出会えなかったカワガラスに会いたくて湯川沿いをゆっくり歩く。

kobitoku.hatenablog.com

マヒワの群れはいたのだけど、川は静まり返っていた。

けれどもゆっくり進んだかいがあり、ほどなく水面を泳ぐ黒い物体をみつける。

カワガラス

水面スレスレを飛んでいく姿は上高地で見たことあるが、今回のカワガラスはカモのように泳いだり、潜ったり。たまに石の上にあがると陸の鳥ぽい姿だがどっちかというと水の中が好きな様子。

その動きがおもしろくて寒さを忘れて見入ってしまった。

同じエリアにはミソサザイもいた。こちらはすぐにどこかに行ってしまったが。
この季節はさえずりがないので地鳴きで識別せねばならず、声でみつけるのは難易度高い。一方で木々の葉は落ちて見通しが良くなっているから声ではなく、姿でみつけるのは易しそうなのであるが、あんなにスカスカなのにどういうわけか姿を捉えるのも難しい。。。

それでも冬の楽しみ”カラ類の混群”が見られる。

なにかの声が聞こえて立ち止まり、息を潜めて静かにしているとみるみるうちに囲まれる。

エナガ、ヒガラ、コゲラ。木に逆さまに止まるのはゴジュウカラ

その中に見慣れない鳥が!?

木の幹に縦に止まるということは!!!

キバシリでした。

www.suntory.co.jp

鳥見人生初です。嬉しい〜

図鑑の中でしか見たことのなかった鳥。

奥日光の野鳥リストによると8月9月以外、特に冬はよく見られるみたいで戦場ヶ原では珍しい鳥ではないようです。

www.nikkoyumoto-vc.com

やはり初見だった夫の感想は「横幅が太い」、確かにそうでまるまるとしていた。

わたしには背中の模様が印象的でした。渋めの着物の柄みたいと思った。

そしてその柄が木に留まっているときに保護色になり、姿を見失うことも度々。

見失いつつもまた捉えて、結構長い時間の観察ができてたいそう満足でした。

興奮の余り、体温上がったのか寒さも忘れましたね。

湯ノ湖も戦場ヶ原も2005年にラムサール条約特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」)に登録されています。

熊の目撃情報は夏に多くて、案内所のスタッフの方によると戦場ヶ原は開けた土地なので熊の方から先に人間をみつけてくれるから事件になるくらいバッタリ遭遇するのはこの20年で2回だけだとか。

しかしながら、わたしたち以外のほぼ全員が熊鈴をつけて歩いてた。

レース中も今年は熊鈴を鳴らしている人が多かったです。

 

さて、これで今年見聞きした鳥が122種。あと3種で昨年タイ。

諦めずがんばりたいと思います。

 

次回はおいしい話を。