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複合機

複合機とは、一般的にコピー/プリント/スキャン/FAXの機能を1つの筐体に収めた機器のことで、MFP(Multi Function Printer)とも呼ばれている。出力速度が1分当たり20枚前後の低速機から約60~75枚の高速機まで、またモノクロプリントのみに対応した製品からモノクロ/カラーの両方に対応した製品まで幅広く提供されている。

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複合機の基本機能とは?

複合機の基本的な機能には以下の4つがある。
●コピー機能
1分間に20枚前後がコピーできる低速機、30枚から50枚前後の中速機、60枚から90枚越えの高速機といった具合に1分あたりのコピー枚数によって製品レンジが分かれている。

●プリント機能
プリンタ同様、一般的なプリント機能はもちろん、USBメモリやクラウド上に保存したデータをプリントアウトすることも可能。基本的な操作は複合機前面に取り付けられた液晶パネルで行う。

●スキャン機能
スキャンしたデータをメールでPCに送信したり、USBメモリやクラウド上に保存することができる。スキャンした画像から、文字だけでなく表や画像も認識してWordやExcelの文書形式に変換してくれる機能を搭載する製品もある。

●FAX機能
複合機からFAXを送受信することができる。またクラウドサービスと連携することにより、スマートフォンやタブレット端末などモバイルデバイスを使って、外出先からのFAX確認や文書閲覧も可能である。

複合機の導入メリットとは?

複合機の導入メリットとしては、主に以下の3つが挙げられる。
●管理工数/TCOの削減
複合機は複数の文書機能を1台に集約することでオフィスの省スペース化を実現してくれる。加えて、増えすぎたプリンタやFAXの台数を整理することができるため、無駄な管理工数やTCOを削減し、効率的な出力環境を実現することできる。

●環境負荷の軽減
企業にとってペーパーレスや電力削減への取り組みも大きな課題となっている中、プリンタやFAXなどの無駄な台数を減らして複合機に集約する取り組みは環境負荷の軽減に大きく寄与する。

●情報漏洩対策
企業内からの情報漏洩原因では“出力紙”からの情報漏洩が大きな割合を占めている。複合機はICカードなどによるユーザ認証機能を提供することで放置プリントをなくしたり、あるいは出力時に透かし文字や出力者を特定するコードを印字したりすることで、従業員のセキュリティ意識を高める役割も果たす。