kkamegawa's weblog

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Visual Studio,TFS,ALM,VSTS,DevOps関係のことについていろいろと書いていきます。Google Analyticsで解析を行っています

Azure DevOps 2024/11/13の更新

遅くなりましたが、Azure DevOps Sprint247リリースノートの更新を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。

learn.microsoft.com

GitHub Advanced Securityで依存関係のスキャンするためにコミットが不要になったのは嬉しいですね。sourceFolder変数もちょっと試してみようと思います。

REST APIでコメント作れる上限が設定されましたが、これはおそらくAPI使用するプログラムのミスでどかどか作られたからなんでしょうか。UIからは制御されていないのでまぁそういうことなのでしょう。

macOS 15のホストエージェントがいよいよパブリックプレビューです。一般提供開始後にlatestがmacOS 15を指すようになるので、latest指定している人は気をつけましょう。これはGitHub Actionsも同じ話です。

サービス接続とそのプリンシパル名ってわかりづらかったんですよね。やはりみんなそう思っていたようで、手が入ることになりました。わかりやすくなって良さそうです。

Test Planにもここ最近久しぶりに手が入り始めましたね。自動一時停止機能はプライベートプレビューですが、多分期待している人は多いとお者で申し込んでみてはどうでしょうか?

ではまた三週間後。

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Nintendo MusicをPCで聞く方法

www.nintendo.com

Nintendo Music作業時のBGMにはいいなぁと思って使ってみたのですが…PCでは聞けないんですよね。Android / iOSアプリのみ。普段はWindowsデスクトップで作業をしているので、そこで聞けたらいいなと思ってやってみたら聞けましたというご紹介。

必要なもの

  • Windows 11(Bluetooth必須) と スマートフォン連携
  • スマートフォン連携がサポートするバージョンのAndroid(現在 11.0以降)

ペアリングする

www.microsoft.com

Windows 11とAndroidをBluetoothでペアリングします。iOSでもできる、と書かれているのですが、私の環境では超不安定でできたことがありません。一瞬ペアリングしてもすぐ切れます。iPhoneのBluetoothはどうも(略)。

私は最初スマートフォン連携アプリだけでいいと思っていましたが、WindowsのBluetooth画面で明示的にペアリングするの忘れていて、うまくいかないなーと悩んでいました。気をつけてください。

AndroidでNintendo Musicを起動する

すると、スマートフォン連携アプリに再生画面が表示されます。

赤枠で囲んでいるところ。ここデフォルトが「Androidで再生」なのですが、画像のようにマウスでクリックすると、「PCで再生」に切り替えられます。その後、PC側で再生が始まります。

Bluetooth特有の不安定さは若干ありますが(たまに再生が切れる、音が悪くなるなど)、私はBluetooth接続したヘッドフォンで聞いても問題ないです。

iPhoneの場合

… Mac使ってAirPlayするしかないかな。

support.apple.com

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Azure DevOps 2024/10/16の更新

Azure DevOps Sprint 246のリリースノートの翻訳を行いました。オリジナルはこちらからご覧ください。普段翻訳用に使っているノートを修理に出していたので、遅くなりました。

learn.microsoft.com

今回は細かいものから大きなものまでいろいろ更新かかりましたね。コードブロックにコピペボタンが付いたのとか、Reposでのmermaidプレビュー対応(これ最新版へ更新してくれという要望めちゃくちゃ多かった)、Entraのプロフィールを自動的に反映するとか。よっぽどの理由がない限りEntraに接続してEntraプロフィール参照でいいかなと思います。B2Bでゲスト参加している人がちょっとあれなくらいかな。

WikiのHTMLコンテンツの描画がよくなるのも便利そうです。

Advanced Securityも徐々に改良が続いています。こうなってくるとdependabotもほしいですね。一応core部分はライセンスが明確になったので、自分で動かせることは動かせますが、Coreの部分だけでGitHubが提供している部分はより多いですし。

GitHubでのpull request状態がBoards内で見えるようになったのも併用している人にはありがたい。この前GitHub側のアプリも更新してくれ、と案内あったけどこのへんなのでしょうか。

pull requestのターゲットブランチを明確に指定できるのは細かいけど、大きなレポジトリでは助かると思います。ほとんどの場合はmainだけでいいとは思うのですが。

Ubuntuのホストエージェントが24.04へ切り替わる準備が始まりました。今のところ明示的に指定しなければなりませんが、年末にはlatestが24.04になるそうなので、latest指定している人はご注意を。Windows Serverも2025が出るので遠くない将来追加されると思います。そういえば10月にGAとか言っていた気はしますが、Windows Server 2025まだなんかな?IgniteでGA?

Workload Identityの利用がますます維新されます。この辺自分でもちゃんとまとめてみたい。

複数のリージョンにまたがった展開ではどこかのリージョンが失敗してもほかのリージョンは継続してほしいことはあります。そういうときに便利そうですね。

ではまた三週間後。

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Snapdragon Dev Kitファーストインプレッション

MicrosoftがWindows Arm開発キットを発売したのは一年ほど前の話です。私も手に入れて使っています…ほとんどmini PCですが。

learn.microsoft.com

静かで、露骨に重い処理をしなければ十分早く、私が普段使っているソフトウェアはx64でもほぼ動いた*1ので、非常に助かっています。

Qualcomm Dev Kitがキャンセルされた話は報道で出ていると思いますが、当事者としてちょっと記録を書いておきます。Buildで「Qualcommが開発キットを販売する」という報道が出て、サインアップして心待ちにしていました。

www.qualcomm.com

ところが待てど暮らせど購入手続きの案内が来ない。MVPの仲間にも聞いてみましたが、誰も購入受付の案内が来てないといわれたのが7/16ごろ。その翌日くらいにArrowという会社から販売すると通知が来て、7/21にサインアップして、その時は8/16くらいに到着と出ていたので、「夏休み終わった後に到着するかなぁ」とか甘い考えを抱いていました…ところが毎日一日ずつ送れる発送予定日。

しまいには「5台注文したらすぐ発送する」とか書かれる始末で、とうとう一度ちょっと強めの口調でクレーム。「Qualcommから入荷していないから」と言われて待ったもののまったく来ない。9月の予定日になってもまた一日ずつ遅れるありさま。そこでもう一度クレームすると「もうすぐ入荷するから」ということで待っていると"We are excited..."で始まる英語のおなじみのアナウンスメールで今度こそ発送するよ!と言われたけど、見てみると…。

ちょっと待て来年かよ!とこの時真剣にキャンセル考えましたw。それでもここまで待ったんだからもうちょっとだけ待つかと思ったら、いきなり「出荷した」というメールとともにFedexのトラッキングコードまで発行されたので今度こそ、らしい。

そして…

じゃーん!中身はUSB-C→HDMIケーブルとACアダプター、本体とサポートのDiscordのURLなどが書かれたQRコード。

そして受け取った翌日にQualcommが「サポート無期限停止、返金する。受け取ったKitは返却の必要はない」ということで…もしかしてただ?ということで$819のデバイスがタダでゲットできました🤣。私はクレジットカード払い選んでいたのでおそらく請求のトランザクションそのものがキャンセルになるだけだと思います。PaytPalで購入していた(一人はキャンセルした)知り合いはすでに請求がかかっていて、発注当時より10円弱ほど円高になっているので、完全に無料とはならなかったようです。

デバイスがキャンセルされた理由としては報道されている通り、品質基準に満たなかったから、ということのようですが…昨年のArm開発キットと比べても確かにもうちょっと頑張れよという海外のレビューもありますね。海外のレビューでもありましたが大体このくらいの音がします。


www.youtube.com

不快な音ではないんですが、静かな部屋で使いたいという人には気になるくらいの音だと思います。これは初回起動時にWindows UpdateしているCPUがそれなりに回っていると思われる音です。上に乗っているのが昨年のArm開発キット。厚みも底面積も2割くらい大きいというところでしょうか。特に今のIntelの小さめのmini PCと比べたらはっきり大きいです。MS-01よりは…どっこいかなぁ?音はかなり大きいですよね。IntelのデスクトップCPUでノートのファンが全力で回るときの音くらいでしょうか。

実は注文していた時からやばい雰囲気はしていたんですよね。これだけ遅れることに加えて、そもそも当初搭載予定だったmini-HDMIがキャンセルされてUSB-C→HDMIアダプターつける、そのかわり$80割引きする、というメール受け取った時から「これもしかしてダメなんじゃないか」とはうっすら思っていました。海外の分解レビュー見るとパターンは残っているので、電波法関係を通せなかったとか費用かかりすぎるからあきらめたとかそんな理由なんじゃないかなと思います。

Home Editionなので、ProにアップグレードしてからOSを完全に新規にフォーマットしなおしてIntuneにオンボードします。ついでにEnterpriseになりました。Recallはありませんが、24H2なのでペイントにちゃんと生成AI機能が付いています。

生成AIを使うにはモデルをダウンロードします。

www.microsoft.com

ちょっと描いてみました。

完成版

※ Windows のAIで作成した画像です。

NPUはこのくらい動いているだけです。ほんのちょっとですね。

スライダーをいじったらそのタイミングだけ上がるという感じです。Microsoftの触れ込みではアンチウィルスのスキャンにも使用するという話でしたが、defenderでフルスキャンかけても上がっていません…。今後なのかな?

前のArm開発機ではいまいち安定しなかったDocker for Windowsも安定しているように見えるので、今後はこちらをメインに使っていこうと思います。旧Arm開発機…どうしようかな。

*1:Global Secure Accessみたいなカーネルドライバ使うものは原則ダメ