馬鹿が戦車でやってくる。頭の悪い戦車オタクにリアルワールドの国防議論はできない。
率直に言う 陸上自衛隊の戦車は「全廃」すべきだ
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd276f824aed463de6273dd4c7deba2afe8825f8/comments?order=newer
こういうコメントをしてくる人たちにいちいち議論や反論するつもりはありません。
新興宗教の信者と同じなので時間の無駄です。
コメントの多くはまず記事を読んですらいないようです。バーチャル空間の妄想をもとに批判されても困ります。
多くはぼくが戦車廃止論者であり、戦車は重要だ、お前は間違っているという決めつけです。ですが記事を読めばぼくは戦車を維持すべきだし、廃止すべきなのは陸自に能力がないからだと説明していますが、日本語が読めないのか、都合の悪い部分は頭にはいってこない残念な人達です。
結論的にいうと他国の議論を自衛隊に当てはめるのは愚かということです。
例えば他国の戦車運用が大学レベルであれば自衛隊は小学レベルです。同じ「学校」だから同列に議論する意味はありません。
陸自は新型戦車だけがあれば勝てると思っているとしか思えない。そこいらの戦車マニアレベルということになります。
仮に陸自や装備庁がまともな能力あったら、10式を開発せずに90式を近代化したでしょう。10式を開発するにしても早期に数を揃えて74式や90式を退役させ、教育、兵站を単一化していたはずです。
また10式の近代化も行い、あわせて他の装甲車両も少なくともネットワーク化してたはずです。そもそも論でいえば戦車の近代化だけを議論するのは意味がありません。
87式自走対空機関砲など、他の装甲車輌は40年近くも何の近代化もされず放置されてきました。機甲師団である74式装甲車の後継は装輪式でしかも不整地での走行性能はほぼ皆無である96式装甲車です。
しかも他国では戦車とともに戦う歩兵戦闘車、指揮通信車、自走迫撃砲、自走対空砲などもあわせて少なくともネットワーク化していますが、陸自ではやっていません。それどころが基幹連隊通信システムという連隊規模の指揮通信システムの開発に失敗して連隊規模のネットワーク化も未だ実現していません。防衛省はこの事実を公表していません。
このような現現実に目を向けずに世界の戦車のトレンドがどうなっていると議論する事自体意味がないと思います。それは世の中では気を見て森を見ないといいます。
もう74式は使っていない!とか反論がありましたが、普通3.5世代の戦車を採用して14年間も第2世代、それも殆ど近代化改修していない戦車を使っていた国は先進国ではありません。それともマニア諸君は日本の優れた74式ならば敵の最新型戦車と渡り合える!と思っているのでしょうか。74式が現代の戦車と戦えば虐殺されます。撃破されるための戦車を陸自は保有し続けて税金をムダ遣いしているわけです。
陸自もアタオカレベルのマニアにも欠けているのは兵站という概念です。3世代同居で教育、訓練、兵站が3重になり不効率です。これがどれだけの負担でかねと隊員を無駄にしている。富士学校でも3種の戦車の訓練が必要でした。人員不足でどこの部隊も定員を大きく割り込んでいるのに鷹揚なことです。これで戦争勝てるわけがないでしょう。
各戦車のクルーの移動ができません。74式のクルーが10式の部隊に配属されたた一から訓練をやり直しです。つまり移動度に車種転換の訓練を受けないといけない。それは練度の低下も招きます。10年同じ戦車に搭乗した隊員と3年毎に移動した隊員で習熟度は違ってきます。現実的に各戦車部隊での人事異動は極めて制限されます。そして戦時において戦車部隊の連携は取れず、部隊を再編成することも困難です。
自称戦車に詳しいマニア様はこういうことは無視されるようです。
しかも前提として我が国は島国であり、ロシア、ウクライナや西欧と違って陸続きの国境がなく、国土が平坦な平原ではありません。この点でまず戦車の優先順位は相当低いです。
ロシアやウクライナ、欧州と環境がまったく異なります。防衛省や自衛隊が国産兵器を導入する際によく言う「我が国固有と環境」というやつです。戦車に限って無視するのでしょうか?それとも中国やロシアの戦車を海を泳いだり、空を飛んで日本に進軍してくるのでしょうか。ゲームならバグでそういうこともあります。
そして原稿でも書いているにようにぼくは戦車戦力は種火程度でも残すべきだと主張は従来から変えていません。またドローンを理由に戦車が不要と述べたことも過去一度もありません。ただドローンの普及によって戦車のアセットとしての価値は落ちているのは事実で費用対効果は悪化しています。
更に申せば日本のジャーナリストで諸外国の最新の戦車や戦車技術を最も多く実際に見て、メーカーの技術者や軍人と意見交換をしていると自負しています。お偉いマニア様で例えばKNDSやラインメタルなどのメーカーの担当者とディスカッションした人がどれだけいるのでしょう。
ロシア軍が戦車の生産や改良を継続している!だから日本も戦車が必要とマニアはいいます。ロシアはT-72という旧型の戦車をベースにしたT80、T90などの戦車を使い続けて近代化を続けています。近年アルマータという新型を導入しましたがうまく言っていないようです。
対して我が国は戦車の近代化を殆どしてきませんでした。
優しいロシアや中国軍は陸自の最新鋭戦車揃った段階でのみ侵略を開始するのでしょう。
西側諸国も同様に戦車を増強している!
そんな事は知っていますよ。海外の専門誌も読んでいるし、実際海外で取材もしているわけですから。
陸続きの環境で使うことが多いし、まともな軍隊だからです。ですが西側諸国の多くは第三世代の戦車を3.5代に近代化して使っています。そしてそれらを絶え間なく近代化し続けています。
新型を開発しなかったのは全く画期的な戦車の開発が難しかったこと、従来のインフラが使えるという利点があったからです。
そして多くに国では主力戦車はその3.5世代に統一しています。第2世代から第3世代に切り替える際、第3世代が揃うまで第2世代の戦車に近代化を施しています。例えば第3世代が100の能力であれば、旧式化した第2世代は40としましょう。戦車部隊の能力を維持すためにストップギャップとして第2世代も近代化を続けました。そして第3世代が揃ったら退役させています。
対して陸自は第1、第2、第3世代、10式、装輪の16式MCVに至るまで、殆ど近代化はしていません。一部改良はありますが、例えばレオパルト2のA1からA8などのような明確な近代化はしていません。
これは世界の戦車運用国から見て極めて異質です。10式の能力は軽さ以外は90式の近代化で済みましたがわざわざ大同小異の新型を開発して並列して運用するのは極めて愚かです。しかも10式が採用された後は、他国であれば技術的に可能な90式の近代化をすすめるところですが、ご案内のように全く近代化をしていません。特にネットワーク化されていないので10式の部隊と90式の部隊は共同作戦を取れません。しかも74式まで
使用を続けている。
どうもマニア様に置かれては厚さ数ミリの圧延鋼製装甲板でタンデム弾頭まで防げるとおもっておいでです。
そして10式はいつ揃うかもわかりません。いつまで未改修の90式を現役に留めるのかもわかりません。国会議員ですらそれをしりません。でも毎年の予算は通ります。これは議会が機能していない、文民統制が機能していないというこです。
そしてまともな整備計画が存在しないということです。この点をとっても陸自に戦車を運用する能力はありません。
いつまでに必要とされる戦車が揃い戦力化されるのか。それを決めることもできないのですから。
10式の近代化はこれから検討されますが、他国では配備後にすぐ近代化に着手します。他国で15年以上近代化をしないでしょうか?
記事で書いたように10式は冗長性が低く、裸で40トンという制約があるので、近代化は極めて厳しいでしょう。
ドローンを理由に戦車を不要と判断した国が存在しない!とマニア様はおおせです。
他国では中国はおろか、途上国でも既に長年にわたってドローンの運用もしているし、その対策も講じてきました。未開人レベルの陸自とは大違いです。
ところが陸自はドローン導入の大きく遅れており、ドローン対策もしてきませんでした。自分たちが持っていないから対策をしてこなかったわけです。パキスタンあたりよりもドローン運用で遅れているのは我が国です。
東日本大震災で陸自のFFRSやFFOSが信頼性がないために一度も飛ばなかったことをぼくが指摘した結果、スキャンイーグルが導入されました。一体誰のおかげだと思っているんだ(笑
そのスキャンイーグルにしても採用まで10年かかって調達がいつ終わるのはわかりません。当事者能力は欠如しています。
そしてスキャンイーグルで得た情報をデータリンクで戦車部隊や特科部隊と共用することはできません。必要なことろには音声無線で情報を伝達する必要があります。
その背景には電波の周波数帯の問題があります。日本ではドローンや対ドローンに適した周波数帯を自衛隊に割り当てていません。それを防衛省も事実上放置しています。
防衛省の電波管理部門は総務省から出向者が幅をきかせていて、現状では問題ないと強弁しています。
そして運用上問題ないという嘘がバレました。語るに落ちるとはこのことです。
ローンで高画質映像可能に 屋内限定の周波数帯を解放
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA10AQ80Q4A011C2000000
>ドローン(小型無人機)を活用する裾野が2025年春にも広がる。ドローンで高画質映像の中継が可能になる周波数帯を上空でも使えるよう総務省が解禁する。安価な中国製が席巻するなか、高性能な国産品の開発促進や普及につながる期待もある。
>新たに上空で使えるようにするのは5.2ギガヘルツ(GHz)帯の無線LANだ。現在利用可能な2.4GHz帯の周波数帯よりも高速で大容量の通信が可能になる。
>今の制度は5.2GHz帯を上空で使えなかった。この周波数帯を使う気象レーダーや人工衛星などの運用に影響が出る懸念があるためだ。混信を避ける技術の検証などを経て上空利用を解禁する。年度内にも電波法関連の省令などを改正する方針だ。
スキャンイーグルにしても5GHzから2.4GHzにスペックダウンしています。これはボーイングの担当者も認めているのですが、防衛省は認めていません。そんな胡乱な軍隊が対ドローンの脅威なんか認識できるはずがないでしょう。
自分たちが持てないから、相手のドローンにも対処しない。そんな軍隊が戦車持っていて役に立ちますか?
他国の第三世代の戦車は全周的に防御力を強化しており、左右後部も対対戦車ミサイルやタンデム弾頭のRPGなどに対する防御、更に上部装甲の増加、地雷やIEDに対する防御、敵の歩兵やドローン対策のRWS、IEDジャマー、狙撃探知装置、積極防御システムなどを増加し、ネットワーク化も連隊、それ以上の規模でおこなっており、他の兵科や攻撃ヘリ、ドローンとのリンクも行っています。
10式の防御力は90式と大差なく、採用後もそのような近代化を行ってきませんでした。
更に申せば無人車輌の発達は著しい。これらにRWSや対戦車ミサイルを搭載して戦車の主砲の射程外から歩兵が安全に戦車を攻撃できるようになっています。陸自は昨年ぐらいからやっとサンプルを導入して研究を初めたレベルで、10年から15年は遅れています。
ドローンだけではなく、このような対戦車兵器を使った場合、戦車の生存率は更に下がることになります。
そして特科も役に立たない。他国の砲兵は榴弾砲だけではなく、迫撃砲にも精密誘導砲弾を導入しています。
むろん高額すぎるとか、GPS誘導は妨害されるなどの欠点はありますが、だから言って廃止した国はありません。またセミアクティブの誘導砲弾やミサイルは望外に強いわけです。他国は歩兵、攻撃ヘリその他の終末誘導手段を持っていますが、陸自では殆どありません。水機団にわずかにいるだけです。
率直に申し上げて陸自のネットワークのレベルは腰蓑つけて槍で武装しているようなレベルです。ですから米軍も陸自とは共同作戦を行うつもりはないでしょう。そうでなかったらもっと厳しく叱責したきたはずです。
マニア様方が10式が他国の戦車あるいはそれ以上の防御力をもっていると信じているようです。他国より10トン20トン軽くても、10式戦車は無敵なのだと。
まるで麻原彰晃を崇め奉っていたオウム真理教の教徒と同じです。
あるいは馬鹿が戦車でやってくる、です。
こういう人たちと議論をするのは時間の浪費でしかありません。
あの頃映画 「馬鹿が戦車でやって来る」 [DVD] - ハナ肇, 岩下志麻, 小沢昭一, 東野英治郎, 山田洋次
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
航空自衛隊のT-7後継機取得 「官製談合」疑惑が再燃するなか、透明な入札は実現できるのか?
https://merkmal-biz.jp/post/77504/2
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
「自衛隊員の手榴弾事故」現状の対策は不十分な訳
旧式の危険な手榴弾が訓練でも使用されている
https://toyokeizai.net/articles/-/831217
Japan in depthに以下の記事を寄稿しました。
新聞テレビが報じない自民党の防衛費GDP比2パーセント公約の撤回
https://japan-indepth.jp/?p=84903
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
率直に言う 陸上自衛隊の戦車は「全廃」すべきだ
https://merkmal-biz.jp/post/77045
「石破首相 = 軍事オタク」は本当か? 防衛知識ゼロの他政治家が国を守れるのか? 石破氏を長年知るジャーナリストが“真実”を語る
https://merkmal-biz.jp/post/76790
月刊軍事研究に「ユーロサトリでみた最新MBTの方向性」を寄稿しました。
軍事研究 2024年 11 月号 [雑誌]
Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
防衛省、ベトナムに「資材運搬車」を提供
https://japan-indepth.jp/?p=84403
「軍オタ」が歪める防衛議論(前編
https://japan-indepth.jp/?p=84282
軍オタが歪める防衛議論(後編)
https://japan-indepth.jp/?p=84315
European Security & Defenceに寄稿しました。
https://euro-sd.com/2024/09/major-news/40266/jgsdf-calls-for-numerous-afvs/
東京新聞にコメントしました。
兵器向け部品の値段「見積り高めでも通る」 防衛予算増額で受注業者の利益かさ上げ 「ばらまき」と指摘も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352551
月刊ZAITENに寄稿しました。
https://www.zaiten.co.jp/latest/
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd276f824aed463de6273dd4c7deba2afe8825f8/comments?order=newer
こういうコメントをしてくる人たちにいちいち議論や反論するつもりはありません。
新興宗教の信者と同じなので時間の無駄です。
コメントの多くはまず記事を読んですらいないようです。バーチャル空間の妄想をもとに批判されても困ります。
多くはぼくが戦車廃止論者であり、戦車は重要だ、お前は間違っているという決めつけです。ですが記事を読めばぼくは戦車を維持すべきだし、廃止すべきなのは陸自に能力がないからだと説明していますが、日本語が読めないのか、都合の悪い部分は頭にはいってこない残念な人達です。
結論的にいうと他国の議論を自衛隊に当てはめるのは愚かということです。
例えば他国の戦車運用が大学レベルであれば自衛隊は小学レベルです。同じ「学校」だから同列に議論する意味はありません。
陸自は新型戦車だけがあれば勝てると思っているとしか思えない。そこいらの戦車マニアレベルということになります。
仮に陸自や装備庁がまともな能力あったら、10式を開発せずに90式を近代化したでしょう。10式を開発するにしても早期に数を揃えて74式や90式を退役させ、教育、兵站を単一化していたはずです。
また10式の近代化も行い、あわせて他の装甲車両も少なくともネットワーク化してたはずです。そもそも論でいえば戦車の近代化だけを議論するのは意味がありません。
87式自走対空機関砲など、他の装甲車輌は40年近くも何の近代化もされず放置されてきました。機甲師団である74式装甲車の後継は装輪式でしかも不整地での走行性能はほぼ皆無である96式装甲車です。
しかも他国では戦車とともに戦う歩兵戦闘車、指揮通信車、自走迫撃砲、自走対空砲などもあわせて少なくともネットワーク化していますが、陸自ではやっていません。それどころが基幹連隊通信システムという連隊規模の指揮通信システムの開発に失敗して連隊規模のネットワーク化も未だ実現していません。防衛省はこの事実を公表していません。
このような現現実に目を向けずに世界の戦車のトレンドがどうなっていると議論する事自体意味がないと思います。それは世の中では気を見て森を見ないといいます。
もう74式は使っていない!とか反論がありましたが、普通3.5世代の戦車を採用して14年間も第2世代、それも殆ど近代化改修していない戦車を使っていた国は先進国ではありません。それともマニア諸君は日本の優れた74式ならば敵の最新型戦車と渡り合える!と思っているのでしょうか。74式が現代の戦車と戦えば虐殺されます。撃破されるための戦車を陸自は保有し続けて税金をムダ遣いしているわけです。
陸自もアタオカレベルのマニアにも欠けているのは兵站という概念です。3世代同居で教育、訓練、兵站が3重になり不効率です。これがどれだけの負担でかねと隊員を無駄にしている。富士学校でも3種の戦車の訓練が必要でした。人員不足でどこの部隊も定員を大きく割り込んでいるのに鷹揚なことです。これで戦争勝てるわけがないでしょう。
各戦車のクルーの移動ができません。74式のクルーが10式の部隊に配属されたた一から訓練をやり直しです。つまり移動度に車種転換の訓練を受けないといけない。それは練度の低下も招きます。10年同じ戦車に搭乗した隊員と3年毎に移動した隊員で習熟度は違ってきます。現実的に各戦車部隊での人事異動は極めて制限されます。そして戦時において戦車部隊の連携は取れず、部隊を再編成することも困難です。
自称戦車に詳しいマニア様はこういうことは無視されるようです。
しかも前提として我が国は島国であり、ロシア、ウクライナや西欧と違って陸続きの国境がなく、国土が平坦な平原ではありません。この点でまず戦車の優先順位は相当低いです。
ロシアやウクライナ、欧州と環境がまったく異なります。防衛省や自衛隊が国産兵器を導入する際によく言う「我が国固有と環境」というやつです。戦車に限って無視するのでしょうか?それとも中国やロシアの戦車を海を泳いだり、空を飛んで日本に進軍してくるのでしょうか。ゲームならバグでそういうこともあります。
そして原稿でも書いているにようにぼくは戦車戦力は種火程度でも残すべきだと主張は従来から変えていません。またドローンを理由に戦車が不要と述べたことも過去一度もありません。ただドローンの普及によって戦車のアセットとしての価値は落ちているのは事実で費用対効果は悪化しています。
更に申せば日本のジャーナリストで諸外国の最新の戦車や戦車技術を最も多く実際に見て、メーカーの技術者や軍人と意見交換をしていると自負しています。お偉いマニア様で例えばKNDSやラインメタルなどのメーカーの担当者とディスカッションした人がどれだけいるのでしょう。
ロシア軍が戦車の生産や改良を継続している!だから日本も戦車が必要とマニアはいいます。ロシアはT-72という旧型の戦車をベースにしたT80、T90などの戦車を使い続けて近代化を続けています。近年アルマータという新型を導入しましたがうまく言っていないようです。
対して我が国は戦車の近代化を殆どしてきませんでした。
優しいロシアや中国軍は陸自の最新鋭戦車揃った段階でのみ侵略を開始するのでしょう。
西側諸国も同様に戦車を増強している!
そんな事は知っていますよ。海外の専門誌も読んでいるし、実際海外で取材もしているわけですから。
陸続きの環境で使うことが多いし、まともな軍隊だからです。ですが西側諸国の多くは第三世代の戦車を3.5代に近代化して使っています。そしてそれらを絶え間なく近代化し続けています。
新型を開発しなかったのは全く画期的な戦車の開発が難しかったこと、従来のインフラが使えるという利点があったからです。
そして多くに国では主力戦車はその3.5世代に統一しています。第2世代から第3世代に切り替える際、第3世代が揃うまで第2世代の戦車に近代化を施しています。例えば第3世代が100の能力であれば、旧式化した第2世代は40としましょう。戦車部隊の能力を維持すためにストップギャップとして第2世代も近代化を続けました。そして第3世代が揃ったら退役させています。
対して陸自は第1、第2、第3世代、10式、装輪の16式MCVに至るまで、殆ど近代化はしていません。一部改良はありますが、例えばレオパルト2のA1からA8などのような明確な近代化はしていません。
これは世界の戦車運用国から見て極めて異質です。10式の能力は軽さ以外は90式の近代化で済みましたがわざわざ大同小異の新型を開発して並列して運用するのは極めて愚かです。しかも10式が採用された後は、他国であれば技術的に可能な90式の近代化をすすめるところですが、ご案内のように全く近代化をしていません。特にネットワーク化されていないので10式の部隊と90式の部隊は共同作戦を取れません。しかも74式まで
使用を続けている。
どうもマニア様に置かれては厚さ数ミリの圧延鋼製装甲板でタンデム弾頭まで防げるとおもっておいでです。
そして10式はいつ揃うかもわかりません。いつまで未改修の90式を現役に留めるのかもわかりません。国会議員ですらそれをしりません。でも毎年の予算は通ります。これは議会が機能していない、文民統制が機能していないというこです。
そしてまともな整備計画が存在しないということです。この点をとっても陸自に戦車を運用する能力はありません。
いつまでに必要とされる戦車が揃い戦力化されるのか。それを決めることもできないのですから。
10式の近代化はこれから検討されますが、他国では配備後にすぐ近代化に着手します。他国で15年以上近代化をしないでしょうか?
記事で書いたように10式は冗長性が低く、裸で40トンという制約があるので、近代化は極めて厳しいでしょう。
ドローンを理由に戦車を不要と判断した国が存在しない!とマニア様はおおせです。
他国では中国はおろか、途上国でも既に長年にわたってドローンの運用もしているし、その対策も講じてきました。未開人レベルの陸自とは大違いです。
ところが陸自はドローン導入の大きく遅れており、ドローン対策もしてきませんでした。自分たちが持っていないから対策をしてこなかったわけです。パキスタンあたりよりもドローン運用で遅れているのは我が国です。
東日本大震災で陸自のFFRSやFFOSが信頼性がないために一度も飛ばなかったことをぼくが指摘した結果、スキャンイーグルが導入されました。一体誰のおかげだと思っているんだ(笑
そのスキャンイーグルにしても採用まで10年かかって調達がいつ終わるのはわかりません。当事者能力は欠如しています。
そしてスキャンイーグルで得た情報をデータリンクで戦車部隊や特科部隊と共用することはできません。必要なことろには音声無線で情報を伝達する必要があります。
その背景には電波の周波数帯の問題があります。日本ではドローンや対ドローンに適した周波数帯を自衛隊に割り当てていません。それを防衛省も事実上放置しています。
防衛省の電波管理部門は総務省から出向者が幅をきかせていて、現状では問題ないと強弁しています。
そして運用上問題ないという嘘がバレました。語るに落ちるとはこのことです。
ローンで高画質映像可能に 屋内限定の周波数帯を解放
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA10AQ80Q4A011C2000000
>ドローン(小型無人機)を活用する裾野が2025年春にも広がる。ドローンで高画質映像の中継が可能になる周波数帯を上空でも使えるよう総務省が解禁する。安価な中国製が席巻するなか、高性能な国産品の開発促進や普及につながる期待もある。
>新たに上空で使えるようにするのは5.2ギガヘルツ(GHz)帯の無線LANだ。現在利用可能な2.4GHz帯の周波数帯よりも高速で大容量の通信が可能になる。
>今の制度は5.2GHz帯を上空で使えなかった。この周波数帯を使う気象レーダーや人工衛星などの運用に影響が出る懸念があるためだ。混信を避ける技術の検証などを経て上空利用を解禁する。年度内にも電波法関連の省令などを改正する方針だ。
スキャンイーグルにしても5GHzから2.4GHzにスペックダウンしています。これはボーイングの担当者も認めているのですが、防衛省は認めていません。そんな胡乱な軍隊が対ドローンの脅威なんか認識できるはずがないでしょう。
自分たちが持てないから、相手のドローンにも対処しない。そんな軍隊が戦車持っていて役に立ちますか?
他国の第三世代の戦車は全周的に防御力を強化しており、左右後部も対対戦車ミサイルやタンデム弾頭のRPGなどに対する防御、更に上部装甲の増加、地雷やIEDに対する防御、敵の歩兵やドローン対策のRWS、IEDジャマー、狙撃探知装置、積極防御システムなどを増加し、ネットワーク化も連隊、それ以上の規模でおこなっており、他の兵科や攻撃ヘリ、ドローンとのリンクも行っています。
10式の防御力は90式と大差なく、採用後もそのような近代化を行ってきませんでした。
更に申せば無人車輌の発達は著しい。これらにRWSや対戦車ミサイルを搭載して戦車の主砲の射程外から歩兵が安全に戦車を攻撃できるようになっています。陸自は昨年ぐらいからやっとサンプルを導入して研究を初めたレベルで、10年から15年は遅れています。
ドローンだけではなく、このような対戦車兵器を使った場合、戦車の生存率は更に下がることになります。
そして特科も役に立たない。他国の砲兵は榴弾砲だけではなく、迫撃砲にも精密誘導砲弾を導入しています。
むろん高額すぎるとか、GPS誘導は妨害されるなどの欠点はありますが、だから言って廃止した国はありません。またセミアクティブの誘導砲弾やミサイルは望外に強いわけです。他国は歩兵、攻撃ヘリその他の終末誘導手段を持っていますが、陸自では殆どありません。水機団にわずかにいるだけです。
率直に申し上げて陸自のネットワークのレベルは腰蓑つけて槍で武装しているようなレベルです。ですから米軍も陸自とは共同作戦を行うつもりはないでしょう。そうでなかったらもっと厳しく叱責したきたはずです。
マニア様方が10式が他国の戦車あるいはそれ以上の防御力をもっていると信じているようです。他国より10トン20トン軽くても、10式戦車は無敵なのだと。
まるで麻原彰晃を崇め奉っていたオウム真理教の教徒と同じです。
あるいは馬鹿が戦車でやってくる、です。
こういう人たちと議論をするのは時間の浪費でしかありません。
あの頃映画 「馬鹿が戦車でやって来る」 [DVD] - ハナ肇, 岩下志麻, 小沢昭一, 東野英治郎, 山田洋次
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
航空自衛隊のT-7後継機取得 「官製談合」疑惑が再燃するなか、透明な入札は実現できるのか?
https://merkmal-biz.jp/post/77504/2
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
「自衛隊員の手榴弾事故」現状の対策は不十分な訳
旧式の危険な手榴弾が訓練でも使用されている
https://toyokeizai.net/articles/-/831217
Japan in depthに以下の記事を寄稿しました。
新聞テレビが報じない自民党の防衛費GDP比2パーセント公約の撤回
https://japan-indepth.jp/?p=84903
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
率直に言う 陸上自衛隊の戦車は「全廃」すべきだ
https://merkmal-biz.jp/post/77045
「石破首相 = 軍事オタク」は本当か? 防衛知識ゼロの他政治家が国を守れるのか? 石破氏を長年知るジャーナリストが“真実”を語る
https://merkmal-biz.jp/post/76790
月刊軍事研究に「ユーロサトリでみた最新MBTの方向性」を寄稿しました。
軍事研究 2024年 11 月号 [雑誌]
Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
防衛省、ベトナムに「資材運搬車」を提供
https://japan-indepth.jp/?p=84403
「軍オタ」が歪める防衛議論(前編
https://japan-indepth.jp/?p=84282
軍オタが歪める防衛議論(後編)
https://japan-indepth.jp/?p=84315
European Security & Defenceに寄稿しました。
https://euro-sd.com/2024/09/major-news/40266/jgsdf-calls-for-numerous-afvs/
東京新聞にコメントしました。
兵器向け部品の値段「見積り高めでも通る」 防衛予算増額で受注業者の利益かさ上げ 「ばらまき」と指摘も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352551
月刊ZAITENに寄稿しました。
https://www.zaiten.co.jp/latest/
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。
軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
この記事へのコメント
https://www.afpbb.com/articles/-/3545231
在日クルド人がさいたま市の公園でお祭りをやった時の展示パネルにクルド人武装勢力の旗が張られていたんだよな。本当に難民が来てるのか?もし彼らが日本で資金稼いで送金してたら、日本もテロ協力国に成るんだが。
ですが言いたいことはよく分かります。
戦車ヲタが欲しい情報は10スゲ~な事や無敵皇軍的なことであり
辛く厳しい現実ではないのです。現実的な正論ではありません。
そんな事は言われるまでもなくよくご存知でしょう。
だからヲタは度し難いのですが。説明しても理解してくれず暖簾に腕押しですから。なので論破に意味はないのですが、現実を知らないヲタではない人達に現実を知らせることは有益ですよね。
無人車両にしても無人偵察機にしても誘導砲弾にしても遅れまくっていますからね。ウクライナに甲冑と刀と槍、せいぜい火縄銃で馳せ参じるようなものでしょう。火縄銃だって人が殺せるから使い物になるんだ!みたいなわめきが聞こえそうです(笑)。
それとロシアは海面の上を堂々と戦車で進軍してくるので北の守りは重要ですよ、戦車ヲタ的には(爆)。海続きなので戦車は必須なんです。揚陸艇とか輸送船は邪道です(彼らにとっては)。
あと制空権、制海権を取られても戦車でゲリラ戦をすれば追っ払えますから(呆)。兵站?弱いものの言い訳です。気合と根性、大和魂があれば向かう所敵なしです!(笑)。
浮いたお金と人員で空海を充実させるのが先決。陸自は州兵とか沿岸警備隊扱いで、ストライカー師団に改編すべき。
清谷様。
戦車狂徒は言わずもがな、普通の勤め人でも国産兵器は競争が無いから駄目だと説明しても国内に金が落ちるから良いじゃないかで終わってしまいます。
国内に金が滞留すれば、円高になり輸出競争力が無くなると付け加えてもです。
ただ、聴衆の千人に三人は理解する人が居れば成果有りだと思います。
大多数の人が義務狂育という洗脳から抜け出すのは容易ではありません。
ストレスも溜まり免疫も下がりますが、自愛しながら説教を続けるしかありません。
気の滅入る話ですが。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20241025-OYT1T50216/
>〈2〉施設を含む勤務環境
隊舎の老朽化...そら本来、そちらに回すべき予算を削ってまで...ねえw。
>防衛省内では、自衛隊から整備や補給などを請け負う法人などを設立し、定年退職者の受け皿とする案も浮上している。
どうせなら国内外で空輸を請け負ったり、日本の船会社が運行する船舶に警乗する警備員を派遣する法人も是非、お願いします!^_^;
調達、配備、運用、改良など戦車をうまく活用できていない陸自において戦車は無駄でしかありません。ましてや日本の防衛環境下、地理的な要素も含めて戦車の需要は他国に比べて低いです。さらにウクライナ戦争でのドローンによる戦車攻撃を見ると、陸上戦において戦車は重要!という意見に疑問を持つことはいたって普通の思考のはずですが、戦車狂にはこういう合理的な思考能力はないようで、カルト信者のように「我が国の戦車は世界一!これがあれば陸戦では向かうところ敵なし!」と思い込んでるみたいです。こういう輩が堂々と国防を語ることが、どれだけ国防を毀損してるか気付いていないようです。元陸自の将官が戦車は重要と主張すると「ほら見ろ、プロの意見は正しい」と拍手喝采しますが、プロと言ってもたかが陸自ですし、その軍事のプロが数々の失敗を繰り返してきたことは歴史が証明しています。
そもそもドローンの対戦車能力に懐疑的なくせに、陸自が対戦車ヘリを全廃してドローンに特化する矛盾や、HIMARSがウクライナ戦争で活躍してるのに陸自がMLRSを退役させることに疑問を持ちません。
辺野古基地に関してもそうですが、自民党の防衛政策にイチャモンを言わせない団体が軍事オタクを装ってるようです。連中は防衛装備がどうのではなくて、防衛省や自民党の防衛政策、もっと言えば税金の使い方に文句を言わせたくないとしか思えませんね。
重箱の隅をつつくようで悪いですが、
>結論的にいうと他国の議論を自衛隊に当てはめるのは愚かということです。
例えば他国の戦車運用が大学レベルであれば自衛隊は小学レベルです。同じ「学校」だから同列に議論する意味はありません。
ここ、2回投稿しちゃってます
ヤフーのコメント欄に、この記事だと自衛隊は武器を全て廃棄して核兵器を導入しないといけなくなるんじゃね、みたいなのがあったけど、なんだか現実味を帯びてきたぞ。
>ミスターフリゲートさん
ご指摘ありがとうございます。
直しておきます。
>
>清谷氏
>重箱の隅をつつくようで悪いですが、
>
>>結論的にいうと他国の議論を自衛隊に当てはめるのは愚かということです。
>例えば他国の戦車運用が大学レベルであれば自衛隊は小学レベルです。同じ「学校」だから同列に議論する意味はありません。
>
>ここ、2回投稿しちゃってます
>やれやれさん
>
>清谷さん、随分頭に血が登って書いていらっしゃるようで同じことが書いてあったり誤字があったりでちょっと読みにくいです。
>ですが言いたいことはよく分かります。
>
>戦車ヲタが欲しい情報は10スゲ~な事や無敵皇軍的なことであり
>辛く厳しい現実ではないのです。現実的な正論ではありません。
>そんな事は言われるまでもなくよくご存知でしょう。
>だからヲタは度し難いのですが。説明しても理解してくれず暖簾に腕押しですから。なので論破に意味はないのですが、現実を知らないヲタではない人達に現実を知らせることは有益ですよね。
>
>無人車両にしても無人偵察機にしても誘導砲弾にしても遅れまくっていますからね。ウクライナに甲冑と刀と槍、せいぜい火縄銃で馳せ参じるようなものでしょう。火縄銃だって人が殺せるから使い物になるんだ!みたいなわめきが聞こえそうです(笑)。
>
>それとロシアは海面の上を堂々と戦車で進軍してくるので北の守りは重要ですよ、戦車ヲタ的には(爆)。海続きなので戦車は必須なんです。揚陸艇とか輸送船は邪道です(彼らにとっては)。
>あと制空権、制海権を取られても戦車でゲリラ戦をすれば追っ払えますから(呆)。兵站?弱いものの言い訳です。気合と根性、大和魂があれば向かう所敵なしです!(笑)。
>
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9c35a8c19cc37a8ac46e598cc76cf9d51297ae5
殉職者32人か、自殺者は殉職者には含まれないんだな、2021年の大本営発表で自殺者79人だったらしいから今も減る訳無いもんな。
通信システムの件も国内開発は辞めて素直に海外製を使えばよかったのに。潔く海外製を導入すべき。
96式APC、87式偵察警戒車、96式自走迫撃砲、82式指揮通信車、化学防護車、NBC偵察車、87式自走高射機関砲、89式IFVを全てパトリアAMV置き換え、加えて装甲救急車や工兵車も新規にパトリアAMVにすべき。87式高射砲はモスボール、16式は近代化、無理ならAMVの装輪戦車にしたり、牽引迫撃砲もパトリアの自走迫撃砲にすべき。
日本じゃ戦車も火砲もまともに活躍できるのは北海道くらいしかないだろうし、市街地が多い日本は迫撃砲で十分かと。種火も近代化した16式辺りで十分か。
>本州用とかで10式作っても配備は北海道と九州で九州分も水陸機動団用だし、90式は本州じゃ使えないとか嘘言ってるし、ダメダメ陸自には戦車など使い熟せる筈無いんだから10式は廃棄で90式はモスボールで良いしょ。
日々人様のブログの欠かさぬ巡回どうも御苦労様でございます。
相変わらずのウエメセな御高説にケチ付けるようで大変失礼デスが、いつから水機団に10戦車中隊が編制されたので?
あ、独自のネットワークの情報ですか。さぁすが、すっごいな〜(棒)
お久しぶりで御座います。
10式は重戦車なんで本州では使えないんで、「海上輸送群」とかが出来たら水陸機動団と一緒に使われるんじゃないかと。44tもあったら本州では使えませんから。まあ、北海道も道路事情は大したことないんですけど、90式は北海道用とか言ってるおバカさん達の頭の中は私には理解出来無いんですけどね。
これまた相変わらずの即レスおありがとうございます。
>10式は重戦車なんで本州では使えないんで、「海上輸送群」とかが出来たら水陸機動団と一緒に使われるんじゃないかと。
ああ、なるほど。それについては当方の早合点でした。
まあ、どうせ貴重な戦車を水機団の支援で揚陸するなら、おおすみ型からLCACで一気にじゃないですか。知らんけど。
>44tもあったら本州では使えませんから。まあ、北海道も道路事情は大したことないんですけど、90式は北海道用とか言ってるおバカさん達の頭の中は私には理解出来無いんですけどね。
誰ですかねそのおバカさん達は。
転地訓練で北海道の90式を九州に海上輸送したりしてるのにね。
このことからミサイルとサイバー攻撃の脅威度が跳ね上がるから、むしろ戦車なんかより防空や対サイバーに注力すべきなんだよな、清谷氏が言うように。上陸された場合はゲリラ戦で抵抗するのが主流になると思われ。
なんかsm-3のトレーラ式ランチャーとか出ないものかな、パトリオットみたいに。
>殉職者32人か、自殺者は殉職者には含まれないんだな、2021年の大本営発表で自殺者79人だったらしいから今も減る訳無いもんな。
当にそこです。
自死された方も殉職者に加えない限り、日本人の恥ずべきメンタリティは変わらないでしょう。
待遇改善はそこからでしょうね。
イラクアフガンで別物強化ですからね。
陸軍の頃から現実無視の伝統だし。
一度ペレットで米軍に蹴散らしてもらったら。
それでも反応しないかも。
軍内派閥抗争がすべてだったり。
こういった人達は読んだりする前に頭の中に「結論」があるのではないかと思ったりもします。以前プログラミング言語Rubyの作者であるまつもとひろゆき氏がよりメジャーな言語であるPHPの批判を書こうとした際、具体的内容に入る前に「妬みだ」「妬みでは無い」「妬みに決まっている」になってしまったのを見た記憶があります。自分であれば批判の内容を見て、例えばそれが言いがかりみたいなものであれば「妬みではないか」と「推測」しますが、ある人達にとっては「マイナー側がメジャー側を貶す(批判と悪口の区別無し)のは妬み」なのでしょう。それで人の心の中という「立証もできないが否定もし切れない」領域へ持って行っている訳で。清谷様の今回の件もある人達にとっては「読むまでもなく清谷という野郎は戦車・自衛隊・国産兵器を貶める国賊・非国民である。であるから徹底的にやっつけなければならない。」なのではないかと勘繰ったりもします。
更に勘繰るとこういった連中は「自衛隊・国産兵器は無双」と「思い込む」事で不安から逃れようとしているのかも知れません。
余談ですが映画『馬鹿が戦車でやってくる』は家族ぐるみで村人から馬鹿にされ虐げられた主人公が村人に対し「その気になればお前らを"ひき殺す"事もできたんだそ。」という事を見せつけて(実際の死傷者は出なかったはず)村を去るといった話だったように思います。となれば今回の件のある連中とは"違う"のではないかと。