未だ予断を許さない状態である福島第一原発所。
対応する政府への不信、原子力発電に対しての様々な説や悲観的な憶測も、いたるところで飛び交っています。
原発そのものについては、私もいろいろ思うことはあります。
けれども、これまでそれについて具体的に動いても来ず、そこからの発電で恩恵を授かってきた人間のひとりとして、事が起こったことの責任を今、他責的な言葉で行政や当局者に問い詰めたり、無能性をなじったりすることの虚しさを感じています。
世界各国の人々の支援がある中、日本に住む公的な任務に付いていない私たちは、今現在も決死の覚悟で現場で鎮静化に努力している方たちを応援し、邪魔しないことが大事なのではないかと思いました。
現場の陰で努力されている、各方面の専門家の方たちにも頑張ってほしい。
無能な私はそれに託すことしかできません。
とにかく今は被災者の救援にあたる時であることを肝に銘じて、復旧にあたる人に感謝しながら自分の生活を送っていこうと思います。
あ、これは悪までも「私が」ということなので、強制するつもりはないです。
行動できる人は行動し、書ける人はどんどん書いてください。
ささやかなお願いとしては、日本全体が不安の渦に呑まれている今、せめてブログ内では、一人一人の心の声にあげ足を取ったり、個人の悪口や人格否定的な言葉を使って批判するのは、なるべく控えてほしいと思っています。
でも、こう言っている私も、何か言わないと不安であるし、自己保身で単に黙っているのも気が引けるといった心境で心が揺れ動いていますから、人の気持ちを逆なでするような発言やコメントをしてしまうかもしれません。
そのような時には言ってくださいね。批判は批判として真摯に受け止めたいと思います。
私の住むところは、11日の東北での地震、12日未明の長野県北部が震源地だった地震でも、今夜の静岡県で起きた地震でも、最大震度4と比較的影響が少なく、余震は頻繁にあるものの、今のところ目に見える被害はほとんどありません。日常生活は普通に営めています。
しかし、ここは日本列島を東西真二つに分ける糸魚川-静岡構造線という活断帯の真上にあり、多くの活断層が集中する場所。 ここ30年の間に震度7から8の大地震がくる確率が非常に高い地域と言われているので、
度重なる余震の影響でそれが今、一気に来るんじゃないかと怯えている人もいます。
そして今回の東日本での災害を知れば知るほど悲惨な状況に驚愕して、他人事とは思えない気持ちから
身体の具合が悪くなった人も出てきました。
一昨日も身体に強く感じる直下型の地震が3度あり、まだまだ気が抜けません。
一方で、長年大きな天災に遭っていないことや、今回の地震災害の影響がまだそれほどないこと、
そして計画停電圏外の県であることなどから、当事者意識が少なく、緊張感が欠けている人が多くいるところでもあります。
そんな中で昨日、私の職場では、2ヶ月前から準備を進めてきた聴覚障害を持つ方々とのボーリング大会が中止になりました。そして、このイベントを中止にするにあたって様々な意見が飛び交いました。
・東日本で大災害があり、原発がどうなるかわからない今、ボーリング大会なんて気持ちになれない。
・こういう時だからこそ、自分たちは日常を維持して、計画していたことは実行すべきだ。
・精神的にも楽しめることは楽しんだほうがいいし、みんなもそれを望んでいるのではないか。
・これだけの日本の危機の時期に、不謹慎だ。
・せっかく準備して参加者も楽しみにしていたイベントなのだから、無理してでもやったほうがいい。
・まだ余震がある今の時期に何かあったらどうするんだ。危険だ。自粛したほうがいい。
・怯えていたって仕方がない。自粛なんて言っているけど、ただの保身じゃないか。
・保身に走って何が悪い。何かあったら貴方は責任持てるのか。
・このイベントは後日やり直すことができる。今やるべきことは他にある。
・大震災への対応は別のこと。これは目的が違うんだ。
等々、激論になりました。
結局トップの決断で中止としたのですが、人々の間でも色んな考え方、感じ方の温度差があると思いました。
中途半端な地域での、どうしていいかわからない苛立ちが露出した出来ごとでした。
今も微弱ながら余震が続いています。
それですっかり和んでしまって・・・
自分だけで見ているのが惜しくなったのでアップします。
う~ん、なんて可愛いんだ♪ (笑)
今どうしているかなぁ。
一匹は事情があって出戻って来たけれど、病気で死んでしまいました。
特に犬の子・・・
私は人間の赤ちゃんにはそんなに反応しないけど、犬の赤ちゃんには無条件で反応してしまう。
隠れていた母性本能が顔を出す感じです。