昨日から休みに入ったんですが、昨日はほぼ一日中、今日も13時間くらい昼過ぎまで眠っていました。
くらいはしようかな。。。と思いつつ、まだ何もしていません。
お正月の準備も、なんにも・・・・
年末に来て、なんだかどっと疲れが出た感じです。
4名で、さっそくお疲れさまの乾杯です。
相変わらずお酒を飲むのは私だけです。
そういう意味では、いくつかこなした忘年会のうち、この忘年会が一番忘年会らしい忘年会だったと思います。
そろそろ本気で動かなきゃ・・・ああ、友だち来ちゃうよ!
ここだけ見ると華やかに思えるでしょうが、他はストンとしたシンプルなものなんです。
他に何もアクセサリーをつけなければ・・・
赤いほうは、慌てて先刻修正したの。
一応これに合わせたつもり。
昔から、「見直し」っていうのが得意じゃなかったんです。
テストなんかで、「もういっぺん、よく見直しなさい。」 とか言われるでしょ。
あれ、だめだったんです。
いいじゃん、これで♪ と思っちゃう。
それで良かったことなんてたまにしかないのに、大抵バカみたいなところで間違っているのに、見直ししない癖は直りませんでした。
だから、広告関係の仕事をやっていた時も、校正というのができなくて、とんでもない間違いをたくさんしました。
この時は仕事だから、いちおう見直しはしていたんですよ。 しているつもりってことね。
だけど思い込みが激しいというか、見直ししても間違いを見つけられないというか、OK、OK、これで大丈夫でーす、なんて言って印刷に回して、あとですごいミス発覚というのが何度もありました。
それで、私に校正はさせるなってことで、チェックはいつも人にやってもらっていました。
その前段階でも、「あのさー、どうしてこういうミスするかなあ。校正以前の問題だよ。」 と言われていましたけどね。
それで今の仕事・・・誰もチェックしてくれる人がいないんですよ。
厳密に言えばいるのだけど、いちいちそんなことまで手を掛けられないことが多くて。
だからいろいろとね・・・つまり、書類上つまらない間違いをしでかすわけです。
とうとう昨日はある人に本気で怒られました。
ちゃんと見直しすれば、こういうミスは絶対起こらないはずなんだ、と。
それをしないのは君の怠慢でしょう。給料貰っている以上、もう少し仕事に自覚を持ってもらわなきゃ困る、と。
そう、その通り。 本当にこれは自分のせいなんです。
何の弁解もできませんでした。
ああ、どうして直らないんだろう。
どうしてすぐに、これで大丈夫、完璧!なんて思ってしまうのだろう。
自分のやったことを見直しなさい。後ろを振り返りなさい。 再度確認しなさい。
子どもの頃から言われ続けてきて、それを怠って何度も痛い目に遭っているのに、この歳になっても直らないで、まだ怒られているって・・・
生きていく上でも、同じ間違いを何度も繰り返す。
そのいいかげんさ、慎重さとはほど遠い人生。
どっかで物事を甘くみている・・・自分にも人にも甘えているんだろうな。
いや、根本的にバカなんだろうな。
ああ、本気で落ち込んできた。
と、思った映画の話です。
と言っても、原作を読んでいて好きだったのに・・・と思った映画の話ですから。
映画の出来の話ではなく、世間の評価も関係なく、あくまでも私の独断と偏見に満ち満ちた戯言なので、その映画が大好きな人がいたら、ごめんなさいね。
子どもの頃に見て最初に怒りを覚えた映画は、ボーム原作の 『オズの魔法使い』 でした。
主役のドロシーがジュディー・ガーランドの有名な映画を見ましたが、子ども心に、違う!これはこんな話じゃない!と、腹を立てました。
よかれと思ってそれを見せた両親も、私がこんな感想を持つものだから腹を立てていましたけどね(笑)
だってオズというのは原作ではペテン師(魔術師)なのですよ。オズの国というのも、そのペテン(良い意味でも) によって成り立っている国なのに、映画ではオズが本物の魔法使いで、オズの国も「本物」ということになっているのです。だから、かかしの知恵、ライオンの勇気、ブリキのロボットの心も、オズの魔法によってもたらされるみたいに描かれているの。これじゃあ、「自分は持っていない」と思い込んでいたものが、本当は最初からあったものなんだよ、と気付かせてくれる原作の、そういう意味ではオズの素晴らしいペテン師としての役割が、まるで反映されていません。単なる不思議な夢の国に行った女の子のお伽噺になっているのです。
「虹のかなたに」という名曲も生み出した評判の映画だけに、最後は猛烈にガッカリしたのを覚えています。
それこそ、この映画ペテンだわ!と思い、はっきり言ってショックだったんです。
それと同じく、児童文学系では、ミヒャエル・エンデの 『ネバー・エンディング・ストーリー』 も最後が酷かった。
ぜんぜん違うじゃない!これじゃあ原作と逆!と怒り心頭でした。映像が良かっただけに残念です。
『モモ』 には怒りを通り越して、脱力感を感じました。
それと、モンゴメリー原作の『赤毛のアン』 ね。 20年くらい前の映画を見たけど、アンが個性的な子に見えなかったし、ダイアナの容姿が酷過ぎて(ごめん!)、キャスティングした人に怒りを覚えました。
あと、たぶん映画としてはいいのだろうけど、自分の原作に対しての思い入れが強すぎて受け入れられなかった映画に、リンド・グレーン原作の 『長靴下のピッピ』、 ルナール原作の 『にんじん』、 オルコット原作の 『若草物語』、 ダニエル・キース原作の 『アルジャーノに花束を』 があります。
最近怒りを感じたのは曽田正人原作の 『昴』
マンガだけど、好きだったのよ。 どうしてあんなことになってしまったのか・・・
どうせ実写版で映画化するなら、どうしてもっと踊れる子を起用しなかったのか。
あれじゃ陳腐なだけですよ。
マンガで思い出したけど、池田理代子原作の 『ベルサイユのばら』
これは、映画を見た私がバカでした。これ以外言うことありません。
三島由紀夫原作の 『春の雪』や、谷崎潤一郎原作の 『細雪』 も、はあ? って感じで・・・
でもまあこれは、それほど思い入れが強くなかったから、もういいんですけど。
小林多喜二原作の 『蟹工船』 (最近の映画) は、なんとなくガッカリだったなあ。
太宰治の 『人間失格』 とかね。
でも、その時はガッカリしても、もう気持ちは風化してしまったかもしれない。
あとは・・・
もう思い出さなくてもいいか^^;
原作読んでなくても、これはちょっと・・と思った映画はあるんですけど、そこまでは書きませんよ。
その条件でなら、好きな映画、いい映画だって山のようにありますからね。
ほんとうに個人的な恨みつらみなんで、読んだ人が不愉快だったら、ごめんなさいです。
どうして私は、原作を読んで感動すると、それが映画化されたものを見てしまうのでしょう。
何度も裏切られて、またきっと裏切られるだろうと思っていても、見てしまう理由は何なのでしょうか。
映画が好きだから、映画によっても再度の感動を味わいたいということはもちろんあるけど、たぶん一番の理由は、「確かめたい」 という気持ちのような気がします。
あの作品が、あの文章が映像化されるとどんなふうになるのか、登場人物のキャスティング、あの微妙な心理、ニュアンスはどのように表現されるのか、等々、確認せずにはいられなくなってしまうのです。
それで大抵は、違う、こんなんじゃない!と怒ったり、やっぱりね、こんなことだろうと思った。見ない方がよかった・・・となるのですが、昨日、小説も好きで映画も好きという内容の日記を書いている時に、私は案外 「受け入れているなあ。」 と気が付きました。
何をって、映画のほうも・・・ってことね。
もちろん読んだ時の感動のほうが大きくて、最初は映画にすごい違和感を持つのが常なのですが、年月が経つうちに、映画の印象も濃くなっているんですね。
これが良いことなのか、本来その作品が持つ文学性や、それを受けたはずの自分の感性が損なわれてしまって残念なことなのか、よくわかりません。
ですが、よほど酷いと思ったものを除いては、徐々に映画にも好感を持ってくることは確かみたいです。
最初は違和感がある、またはギリギリ許容範囲のうちに入っていて、そのうち好きになった・・・
そんな映画を思い出したので、挙げてみようと思います。
***
ツルゲーネフの 『初恋』
※ロシアの暗い映像に圧倒されました。映画を見て、こういう文学が生まれる背景を知った気持ちがして、
印象に残っています。
カポーティーの 『ティファニーで朝食を』
※最後がハッピーエンドというのに最初納得できなかったけど、結局ヘップバーンの魅力に完敗しました。
ディネーセンの 『愛と哀しみの果て』 (原題:アフリカの日々)
※原作の良さには遠く及ばないけど、映像と音楽の良さで妥協します^^;、
スティーブン・キングの 『キャリー』、 『シャイニング』、 『ミザリー』
※キングは許せないと言ったシャイニング、私はけっこう好きです。 キャリーは映画のほうが好きかも。
「クージョ」、 「It」、 「ペットセマタリ―」、 「ゴールデンボーイ」 は期待外れ。
ミラン・クンデラの 『存在の耐えられない軽さ』
※あの小説がこうなるのか・・という意味で、面白く見ました。(文章のほうが断然魅力的だけど)
マイケル・クラントンの 『ジュラシック・パーク』
※ゲッコーさんのコメントを読んで思い出しました。 私は小説のほうが面白かったけど、この映像化は
凄かったですよね。
山田太一の 『異人たちとの夏』
※片岡鶴太郎と秋吉久美子の夫婦役がすごくよかったのでマル。
昔の「東京」の、ああ、こういう感じ知ってる!(ほんとは知らないのにどうしてだろう) と思わせて
くれるリアルな哀愁感で、小説とはまた違った味わいがありました。
向田邦子の 『あ・うん』
※富司純子と坂東英二が夫婦で、高倉健が親友役のやつ。 数あるドラマ化の中でこれが一番好きです。
あと、TVドラマだけれど、向田邦子と久世光彦の新春ドラマシリーズは、どれも大好きでした。
短編の表題に、向田邦子のいろんなエッセイを織り混ぜて話を作ってあるのだけど、あ、あの話だ♪
と思うのがところどころに出てきて嬉しくなったし、向田エキス満載で、どの作品もよかったなあ。
筒井康隆の 『文学賞殺人事件』 (原題:大いなる助走)
※原作に忠実で、私はこの映画、けっこう傑作だと思っています。
藤沢周平の 『たそがれ清兵衛』
※簡素で清々しい小説が好きでした。でも映画は映画で、じんわりいい感じでした。
嶽本野ばらの 『下妻物語』
※嶽本野ばらに興味津津の時に読んでいて、期待せずに映画を見たけど、意外に良くてびっくりでした。
監督が良いのかと思って、同じ監督の 『嫌われ松子の一生』(著:山田宗樹) も楽しみにしていていたけど、
こちらはガッカリ^^;
梨木香歩の 『西の魔女が死んだ』
※評判が良いことは知っていましたが、本屋で立ち読みして、自分の中に見る気持ちが起きたのを確かめて
から見た映画です。そのせいか割とすんなり素直に受け止められました。
吉田修一の 『悪人』
※原作のどうしようもない暗さ・切なさとか、ぐいぐい引き込まれるようなと緊迫感には敵わないけれど、
妻夫木君がまるで悪人に見えないということを除いては(でも頑張っている)、キャストがとてもいいし、
すごく丁寧に作っている映画だと思って好感が持てました。
松本大洋の 『ピンポン』
※原作はマンガだけど、実写にしてもほどんど違和感なく、面白く見ることができた映画でした。
今はこのくらいしか思いつかないけど、こういうことは書いているだけで楽しいです。
小説が映画になった場合、その小説を読んだ後に映画を見るとガッカリするというのは、よく聞く話。
かくいう私も、「これらは別もの」と割り切らないといけないと承知しているつもりでも、どうしても期待して見てしまい、自分の思い込みから裏切られることが多くあります。
特に文芸ものは思い入れが深い分だけ、下手なものを見ると怒り心頭ってことになります。
まあ、長くて濃い小説でも、たかだか2時間前後の話に映像としてまとめるわけだから、不満足になるのは当たり前なんだろうけど・・・困ったことに私は読むのも好きだけど、映画も大好きなんですよ。。。
映画は原作なんかまるで知らないで見る方が、断然楽しめますね。
そうは言っても、たまに、小説も映画も満足というものがあります。
私が今までの人生の中で、いちばん小説のイメージと映画がぴったり一致したというのは、エミール・ゾラの 『居酒屋』 です。うんと若い頃に見たから、すんなりのめり込めたというのもあるかもしれないけど、驚くくらいに一致したので印象が深いのです。
あとは、サガンの 『悲しみよ、こんにちは』 と、デュラスの 『ラ・マン』 かな。
ところが二つとも、作者は映画をまるで気に入らないと何処かしこで書いているから、あら、いいと思ったのに、ごめんなさいね、ファンとしたことが・・・と恐縮してしまいます。
受ける側だけじゃなくて、一番ガッカリきてしまうのは、そりゃもう著者自身なのでしょう。
それと、ポール・オ―スターの 『スモーク』 は期待通り。
もっともこれはオ―スター自身が監修に関わっているというから当然かしら。
でも、もともと文学と映画というのはジャンルと手段が違うように、作家と映画監督が作品で表現したいものって違いますよね、きっと。原作者の意図が反映されないことは、映画化するにあたっての宿命。
原作者が映画に口出しして、良くなる映画とそうでなくなる映画がありそうです。
逆に映画のほうが印象深くなってしまったというのもあって・・原作に負けない映画とでも言うのかしら。
たとえば、ジェームス・ヒルトンの 『チップス先生さようなら』 は大好きです。
ピーター・オトゥール主演のやつ。ミュージカル仕立てになっているんですけど、短い原作がしみじみと感慨深い作品になっていると思いました。
邦画で言えば、安部公房の 『砂の女』、松本清張の 『砂の器』、 『鬼畜』、 『影の車』 とかね。
あ、松本清張原作のものって、何故映画化しても大丈夫なのでしょう。
テーマが人間の「悪」の部分を扱っているからでしょうか。
それとも短編はいかようにも話を膨らますことができるから?
あとは・・・山崎朋子の 『サンダカン八番娼館』、 宮本輝の 『泥の川』 も印象深いです。
あら、思いつくままに挙げてみたけど、小説から入って映画も好きっていうもの、けっこうあるなあ。
まだまだありそう。
反対に、これは酷い!というのはまたこの次に・・・・
って、なんか私、ずいぶんとエラそうですね(汗)
でも、なんか違うなあと感じるものが多いと思っていたけど、これだけ良いと思ったものを思いついたのは今日の収穫でした。よかった~♪って心境。
みなさんも、こういうのありますか?