心の隙間 2007年04月
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心の隙間

日々感じること・思うこと

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発表会が終わって一週間が経ったこのあいだの日曜日。

スタジオも一週間お休みで、本当はその日からレッスン開始だったのだが、自分の醜態を思い出したくない私は、まだ休暇を続行することにしていた。
だから久しぶりに自由な休日を過ごした。

朝は2度寝して起きて、ゆっくりコーヒーを飲みながらPCのスイッチを入れる。
朝からネットサーフィンをするのは久しぶりで、けっこういい気分だった。

しばらくして聡美さんのブログで手打ちそばの記事を読んでいたら、どうしようもなくそばが食べたくなってきた。

そこで、お昼は近所の、前から気になっていたそば屋に出向いてみようと思い立った。



信州はそば処である。

はっきり言って私は食べることは大好きだが食通でもないし、元々そんなにそば好きでもなかったのだが、
信州に来てからそばのおいしさに目覚めてしまったところがある。

その日行こうと決めたお店は超有名処ではないけれど、一部の人には評判の高いそば屋で、11時半開店
なくなり次第閉めるというシステムのところである。
今まで気になりつつタイミングを逃して入りそびれていたから、今日こそは!と思ったのだ。


だけどまさかそんなに早く閉まることはなかろうと、その前にBちゃんとふたりで月一で開かれる
近所のフリー・マーケットに行った。

ここ数年、ここでしか衣服を買わない私。
もちろん今春の 「新しい」 服を8点ゲット。全部で2,250円也。あははw


ごきげん気分で蕎麦屋に行くと、その「まさか」の閉店。
「本日は蕎麦が切れましたので終了させていただきます。」と張り紙があり、のれんが中に仕舞われている。

まだ午後1時前である。


がっくりきた。

なんせ私の頭と身体は、すでに全身そばモード一色に染められていたのだから。

他に一組、観光客らしき二人連れのお客も呆然と途方にくれていたことも手伝って、怒りで強気になった私は
「なんでだ~! 楽しみに来たのに~~! 開けろー! もっと蕎麦を打て~! 食わせろ~!」

と叫び、でも頭の片隅では代わりの蕎麦屋を何処にするかを考えながら、未練たらしくそこに佇んでいた。


すると、なんと間もなく、そこのご主人がひょっこり顔を出し、
「あの~、あと30分待っていただけたら、打ちますが・・・」と言うではないか。

「え・・・ほんとですか! 待ちます、待ちます♪ だって此処のおそば食べたくてわざわざ来たんですもの。」
と、さっきの罵声は誰の声?みたいに、私は急に態度を豹変させ、とっさに観光客を装ってしまった。

席に案内されてからもへらへらし通しの有様である。



ざっと見渡したところ、蔵作りっぽい外観の他これといった個性はない、でも清潔そうな店内。

メニューは ざるそば(ニ八そば)800円、 十割そば1000円(一日15食限定)、 温かいそば(きのこそば・季節限定)1200円 という三種類だけ。

あとは冷酒9種と、焼酎・ビール各1種類、
つまみは焼き味噌と漬物の2種のみというところに、店の蕎麦への自信のほどがうかがえるではないか。
期待に胸ふくらませてしまっても不思議はなかろう。

店内に残って食べている人の蕎麦を見ると、中細の白っぽい更科系である。
本当は黒っぽくて、ごわごわするほど硬くて香りが強い蕎麦が食べたい気分だったのだが仕方がない。

それにさすがに十割そばは終わっており、出来るのはざるしかない。
でもここのざるは海苔をふっていないのを確認してほっとする。
そばに海苔がふってあるのは嫌いだから^^;

お酒飲んじゃおうかな・・・と言うと、Bちゃんに、
「だめですよ、これからKiyoryさん運転するんだから。」と止められる。

このあと車でホームセンターに行き、ついでにその近くのカラオケ屋さんに行こうということになっていたのだ。

だからじっと我慢して待つこと30分。



やっと出てきた蕎麦は、結論から言って「かなり ~ まあまあ」の中間くらい美味しかった。

ちゃんと冷えて茹加減も完璧、硬さもコシも丁度よく、風味もそこそこあって上品な感じ。

めんつゆは濃い目だけど臭味が控えめな鰹だしで、薬味は本わさび、ネギ、辛味大根のおろしがほんの少々ずつ。
そばとの相性はバッチリと思った。

だけど・・・・

そばも上品だけど、量もとってもとってもお上品だった〓■●_バタッ

もう一枚は軽くいけるが、そばに1600円をかけるのはやっぱり高いと思う。
もうあとふた口、三口食べたいなあ。。。という思いが後を引く。

まあ、そのくらいが一番よいのだろう。

そば湯が濃厚で後味のよい、私好みのものだったので満足したし。



店を出た時、またのれんが外に出ていて営業中になっているのに気付く。

はじめ、この辺でよくあるプライドの高い、お客に対して高飛車なお店なのかと思っていたが、
新たなそばを打ち終わるまで、のれんを下げるだけだったのだとわかった。
丁寧な仕事をする、どちらかというと要領の悪いご主人なのかもしれない。

今度は開店と同時に入って、是非十割そばを食べてみたいと思った。




今夜は眠れないので日曜日の話を全部書こうかと思ったが、お蕎麦を食べに行った話が長くなってしまった。

このへんでやめて、もう寝ることにする。

カラオケの話はまた今度(^-^)





※画像追加 
不味そうに写っていたのでUPするのをやめようかと思いましたが、淋しいので載せます。 
めんつゆを入れてから撮ればよかった^^;

んもう~!

うちのおじさまたち

なんで いつもいつも 終業時間直前になってから用事を言いつけるかなぁ。

(  ̄へ ̄ )ぷんぷん!



残業代出せ~~!!!

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もうすぐバレエの発表会なんです。

今回は気持ちがあまり乗っていなくて、

緊張感もなく、

レッスンも辛くて、

3ヶ月も前から 「早く終わらないかなあ。。。」 と思っていて、

今から打ち上げのことばっかり考えています〓■●_バタッ




今日は衣裳を家に持って帰ってきました。

ひとつはシュトラウスのワルツ曲用で、膝下丈の 「ロマンチックチュチュ」 というやつ。(※写真上)

いわゆる、おみ足丸出し&お尻丸見えの「チュチュ」 は着ませんので、ご安心ください。(爆☆)


もう一着は、『パ-キータ』 の2幕の中で踊るマズルカ用の衣装。(※写真下)
マズルカはクラシックとは違うので、これはブーツと合わせます。


それが・・・改めて着てみたら似合わないのなんのって!

似合わない衣裳を着て人前に出ることほど嫌なことはありません。


それに、衣裳合わせの時は余裕だったのに、今は背中のフックが留まりません。

発表会前にふとるなんて精神的に「タルンデル」 証拠なんです。

それでますます気持ちが落ちてきました。



気合が入っている発表会だと、迷惑なのがわかっていても、誰彼ともなく友人・知人に

「見に来てね!」「見に来てね!」と声をかけ、招待券やパンフレットを配りまくるくせに、

今回は気持ちが盛り下がっているので誰にも声をかけていません。


ひっそり踊ってひっそり引っ込みたい。

舞台で私だとわからなければいいと思うくらいです。



まあ、そんな感じなんですが、

実は私、本番になると豹変する人間なんですね。

誰よりも舞台でニカニカ笑っちゃって、「なりきり」 が得意らしいのです。

度胸がいいというか・・・

居直り型というか・・・


だから、もしかしたら本番で気持ちが盛り上がるかもしれないと、密かに自分で期待しているのです。

本番も沈んでいたら何より自分がつまらないし、そんな自分に後悔しそうだから。



これから総仕上げ・場当たり・ゲネプロと続いて、ちょっとハードな日々になります。

気合い入れるつもりでブログに書いたから、皆さんも密かに応援していてくださいね。

楽しかったと日記に書けるように。

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今私は2LDKのマンション暮らし。
狭くて置けないからという理由で、以前借りて住んでいた山の家にピアノと本を置きっ放しにさせてもらっていた。
山の家は広くて、これくらい置いておけるスペースが充分あったし、今の借主とも親しかったからだ。

けれども一月前、借り主が急にそこを引き払うということで、置いてある荷物をどうにかしてくれと言ってきた。

さあ大変。
忙しいこの時期に、またもや難題が増えてしまったのだ。


まず本は全て処分するしかないと思った。

主なものは手元に置いて、山にあるのは捨てきれずに取っておいた本たちだったが、その後一度だって手に取ることもしなかったのだから、無ければ無いで思い切れる。

でもピアノは・・・

うーん、4年間も触らなかったのに、どうにも手放しきれないと思った。


そこで、マンションの自分の寝室兼書斎に置いてある本棚をリビングに移して、そこにピアノを置くことにした。
リビングにピアノを置くという手もあるが、置いたら和室の入り口が半分ふさがってしまうという狭さなのだ。

大移動である。

Bちゃんに手伝ってもらって本棚を移し、本を詰めてみた。

ところが、今まであった飾り棚の横にそれを置くと、妙な圧迫感があっていただけない。

挙句に、山の家を片付けに行って本の整理をしてみると、やっぱり処分するには未練がある本や、もう一回読み直したいものも出てきて、ダンボール箱5つ分の本を持ち帰ってきてしまった。

なんてことだ。もうこうなったら、和室にも本棚を置くしかないではないか。

今はBちゃんの部屋になっているが、本来は和室は和室として使いたいと思って、極力背の高い家具などを入れないようにいていたのに、こうなったら背に腹はかえられない。

全てピアノのため。

山の家に置いてあった無垢板のゴツイ本棚を運んで和室に置き、雑多な本は全てそこに詰め込み、
リビングに置いた本棚のところどころに空間を設けて飾り棚にしたら、まあどうにか圧迫感から開放された。

山に残った本は全て<BOOK・OFF>に持って行った。
今の時期は引越しなどで本を処分する人も多く、混み合っていて引取りにも来てくれないのだ。
本当は種類別に、それなりの古本屋さんに持っていけばいいのだろうけど、そんな余裕もない。

ダンボール20箱分で1万7千60円・・・悲しい。

まあ半分以上は値にならない本たちだ。引き取って処分してくれるだけでありがたいと思うことにした。



そしていよいよピアノの搬入。

ピアノ運搬専門業社に頼んで運んでもらったが、玄関から部屋にピアノを入れることができない。
クレーン車で吊り上げて入れようというところまでいったが、私の見積もりでは充分通り抜けられる。
こうすればこう入るでしょ?と言っても、重すぎるから自分でそれをやってみせられないのがくやしい。
案の定、4回目の仕切り直しで、私の言った通りの方法で入れることができた。

おいおい、それで本当にプロなの?と思ったが、汗だくで苦労しているのを見たら、結局正規の料金の他にご祝儀まで払ってしまった。

今やっと一段落。
山の家の引越しも手伝ったから、この数周間、ほんとに慌しくて疲れたわ~。



でもさ、ピアノを入れたのはいいけど、一体いつ弾けるというのだろう。

山の家ではいつ弾いても誰にも迷惑かからなかったが、
マンションだから夜中には弾けないし、下手くそなピアノ手腕をマンション中の住人に披露したくないし^^;
実際どのくらい響くものなのわからないから不安だ。
消音装置を取り付ける方法もあるけど、15万円もかかるというし・・・・困ったな。

今回も無駄なお金使っちゃったかのかなあ。


でもでも、ピアノが手元にあるのはやっぱり嬉しいものだよね♪・・・と自分に言い聞かせる。




ただし・・・こうして家の中の物はどんどん増えていくのだ・・・・あ~あ。

* * *

※上の写真・・・リビングに置いた2重式本棚。
          先に置いてあったものと同じ型だったので、並べてどうにかカッコがついた。

※下の写真・・・寝室に置いたYAMAHAのアップライトピアノ
          4年も調律していないから、調律代もかかりそう。。。。

私はある社会奉仕団体で働いているが、実はそこ、陰で 『大人の幼稚園』 と呼ばれているところである。

どうしてそんなふうに呼ばれるかというと、ここに来ると何故か各メンバーの精神性がお子ちゃま同然だということが暴露されてしまうからだ。
メンバー自らが自虐を込めてそのように言うこともあるくらいだから、相当なものである。

みんな平等、非営利ということがそうさせるのかもしれない。



メンバーの普段の顔は事業主。一国一城の主であり社会的には成功者でもある。
現役を引退して会長という名誉職に就いている人も多い。

身銭をきってボランティアをしようという人達だから皆さぞかし人格者に違いないと思いきや、親分肌と言ってしまえば聞こえが良いが、悪く言えばお山の大将。集団になると収集がつかなくなってしまうのだ。

こういう人たちは自尊心が強く 「我こそ正義」 であり 「自分が一番」 の人なので、基本的に自己主張するだけで人の言うことを聞いていない、聞こうとしない人が多い。

客観的に見ていると、人の話を正しく聞き取ろうとするのではなく、自分が聞きたいように聞いている。

それですぐに喧嘩になる。

人の話を最後まで聞かないということは、己の勘違いを勘違いと認識できないから、言い争いがいつまで経っても平行線を辿る。

  ・自分のミスには正当な理由があるが、他人のミスに理由はないと思っている。

  ・不備を指摘されると、あくまでも謝らず、「言ったはずだ。」と言い続ける。
 
  ・逃げ道がなくなると、立場の弱いものに責任を押し付けて居直る。




お山の大将は、称賛されていないと機嫌が悪くなる。

  ・自分のことが評価されないと感じると怒る、恨む。

  ・しまいには自分を評価しない相手を馬鹿者扱いする。

  ・自分を立ててくれる女性は 『いい女』。 それ以外の女性は 『とんでもないアバズレ』(爆☆)


それでいて、一匹狼を自認している割には派閥を作ることも得意で、派閥同士徒党を組んで陰で悪口を言い合う。


挙げるとキリがないくらいで、それでよく奉仕活動を行う気になるものだと思うが、きっと社会奉仕をしている(と思っている)自分がすきなのだろう。



本当の幼稚園だったら、私は「保母さん」なのだろうが、今の立場は「ホステス」のよう。

ホステスは、顔で笑って心で泣いているのだ。


* * * * * * *



昨日は半年ぶりの名古屋出張でした。

一年半前の出張の模様はこちら → http://blogs.yahoo.co.jp/kiyory/17834648.html

改めて見たら、コメントくださる方たちは今と変わっていないですね(笑)
あれからもずっと、変わらずにお付き合いいただけていることを確認して、とっても嬉しくなりました。

ほんとに、ほんとにありがとうございます。


疲れて帰って来て愚痴をいっぱい書きましたが、まあ、かわいいところもあるし、八丁味噌と「ういろう」のお土産を買ってもらったりしたから、このへんにしておきます。


やさしく寛容なお爺さまたちにも、このくらい、きっと許していただけるだろうと信じています、あははw

地方には、昔からその土地で育まれ続けた、便利で使いやすい方言がたくさんある。

今私が住んでいる地方にも、共通語では表現しにくい、最初は違和感があっても慣れてしまうとコレでなくてはどうもしっくりこないという言葉があって面白い。

そのひとつが 「ずく」 という言葉。


物事をするきっかけになる「気力」とか、「活力」に近い意味の単語で、まめに動いたり、何かに対して頑張っている人を 『ずくがあるねぇ!』 と誉めたりする。

「根気」や「根性」や「勇気」も含まれるが、ニュアンスとしてはもう少し軽い感じだ。

「その気」と訳したほうがいいかもしれない。



またその逆を 『ずくが無い。』 または 『ずくをやむ。』 と言い、
何かをやりたくない言い訳に、『今ちょっとずくが無くて・・・』 というふうに使う。

「ずく」は初めから備わっているものではなく、その時々の本人次第で出たり入ったりするからだ。

落ち込んでいる時や気分の乗らない時にも使えるし、またそういう人には 『ずく出していこう!』 で済むから、けっこう使いまわしの効く便利な言葉でもある。



そして、まるっきり 「ずく」 が無くて何もしない人のことを 「ずくなし」 と呼ぶ。

標準語では「役立たず」とか、「怠け者」や「不精者」のことだけど、ちょっとした勇気を出すことを渋ったり、いま動くのを面倒くさがっている人のこともそう呼んだりするから、「引っ込み思案」な私などは「ずくなし」と言えるだろう。




はい、ブログの更新さぼっているのは、忙しいこともあるけど、このところずっと「ずくが無く」て、「ずくなし」だからです。

↑ 実はこれが言いたかっただけ(笑)