ざぱ~ん、ざぱ~んのどんぶらこっこでこみ上げてくる熱い胸の(←お松:もうよい!)・・・船酔いで、昼食すらも食べられなかった前日がウソのように穏やかな朝を迎えました。晴天の隠岐、島前中ノ島です。気温はめっちゃ低い!けど、晴れてるんだから気分は上々!
と言う訳で、ちゃっちゃと仕事を片付けて(←お松:大変な船酔いでやっとたどり着いたのに、仕事はちゃっちゃと終ちゃったの?)。帰りのフェリーまでの空いた時間に探検です(←お松:何しに隠岐まで行ったんだか?)。

向かったのは港からひと山越えた東側、保々見弯に面した谷にある清水寺(せいすいじ)です。岩の間から清水が湧き出していて、日本の名水百選に選ばれたとかなんとか説明板がありましたが、そんな事より本堂です。

小さな本堂ですが、何気なくオーラを感じる立派なたたずまい。
このお寺のご本尊はなんと平安時代に作られた聖観音菩薩立像。千年前に作られた観音様です。高さ180cmもある大きな立像で秘仏!(つまり簡単には拝めませんが、以前に古代出雲歴博物館で見ました・・・)。この観音さんは、松江市美保関町の仏谷寺に祀られる伝観音菩薩像とそっくり。おそらく仏谷寺伝観音菩薩像とセットで作られたもので、誰かが海士に運んじゃった?と考えられているようです。その誰かって・・・もしかして、鎌倉時代に隠岐に島流しにされた後鳥羽上皇ってことは・・・。

今は小さなお堂ですが、にじみ出るオーラはもしや観音菩薩の?(←お松:気のせいだと思います)。
さて、
現在の清水寺の屋根は、真っ赤な石州瓦。隠岐では多くの屋根がこの石州瓦を使った赤い屋根ですが、縁の下を覗いてみると

黒いいぶし瓦が集められています。石州瓦が葺き替えられる前はこの瓦だったようです。しかも、この瓦は左桟瓦!松江産の瓦です!
お松:ちょっともうマニアックすぎて、誰もついて来れないと思います。
やや:た、たまらん屋根じゃぁ(←お松:どこの人ですか?)。
- 2024/02/11(日) 17:23:31|
- 屋根フェチの小部屋
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