初夏らしい好天ですが、相変わらず県境を跨いではいけないらしい山陰地方です。
なので、「カタクリの花が咲き始めているらしいぜ」だの、「小学生が遠足で登るようなところなので、楽勝でしょ」だのとお松さんをだまくらかして登ったのは船通山です。
お松:だ、だまくらかされていたのかぁ、どおりできついと思った。
やや:カタクリが咲き始めているのも、小学生が遠足で登るのも本当です。
お松:騙したのは「楽勝」ってところ。
やや:あ~、さて、
『古事記』によれば、高天原でやらかしまくったあげく、天の岩屋戸籠もり事件まで引き起こしてしまったスサノオは、金品を巻き上げられた上で、髭を切り、手足の爪を引き抜かれて高天原から追放されることになりました。ここで、もう一騒ぎ(大気津比売神をぶっ殺した)を起こしたところで、地上に降り立ちます。降り立った先を『古事記』は、「肥の河上の鳥上の峯」と記しています。
お松:「ひの川上」なので、斐伊川の源流の船通山なんですよね。
やや:斐伊川の源流(公式)とされる鳥上の滝です。
ダメな神様だったスサノオは、この後スーパーヒーローに大変身。ヤマタノオロチ退治に向かうことになるんですが、実は、船通山から流れ出るの大きな川は、斐伊川の他にも、鳥取県側に流れ出す日野川があります。
お松:それがどうしたんですか?
やや:「ひのがわ」です。スサノオが降り立ったのは?
お松:あ!「ひの川上」だ。もしかすると、ヤマタノオロチ退治って、鳥取県の神話?
やや:わかりませんが、そうした説もあります。
そう言えば、今日は鳥取県の大山もしっかり見えてますねぇ。
お松:遠くの大山より目の前のカタクリ!きれいですねぇ。かわいいお花ですねぇ。
なんで、画像を載せないんですか?
やや:そりゃ、撮ってないからです。興味ないし。
お松:カタクリを見に行こうって誘ったのは誰でしたっけ?
やや:じゃぁ、一応
お松:う、ちゃんと写ってない・・・。
おまけ
やや:斐伊川をひとまたぎ!
お松:え?これが・・・あ、斐伊川だ!
- 2022/04/17(日) 17:50:54|
- 神話の足跡探し
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ウクライナと言いコロナと言い、おもしろくないニュースばっかり。
お城のまわりは県外ナンバーと「わ」ナンバーの車がいっぱいですが、新型コロナ高止まりの島根県では、まるちゃんが(←お松:島根県知事のことかもしれません・・・)、不要不急の県境またぎはやめとけ!って言ってます。県外からは押し寄せてるけど、県民は出るなって・・・、なんだか世の中の矛盾を感じる山陰地方です。
そう言った訳で(←お松:どんな訳?)、第3回の撮影結果反省会でございます。
ピントがフィート表示だと言う事がわかり、ある程度、距離のあるものについては、ピントが合うようになってきました。
なので、町の様子を写すのには、けっこういい感じです。
お松:それにしても、なにか、レトロな雰囲気に写るんですね?
やや:現在のレンズとはレンズ構成も、レンズそのものの性能も違うんでしょうねぇ。
お松:なんか、「戦前の古写真が出て来ました」なんて言われたら、信じちゃうかも。
やや:このカットは、背後の電柱が立派ですけど。そんなところを探して撮ったらおもしろいかもしれませんね。
でも、やっぱり、近くはピントがシビアです。f8ぐらいに絞って撮ったと記憶してるんですが、被写界深度がメチャメチャ狭い。近くを撮るときは、三脚にスローシャッターがマストですね。
お松:この写真を撮ったのは?
やや:3月の始めですね。現像が上がってきたのが3月の終わり。
お松:次はいよいよカラーかな?
やや:コロナがちょっとは落ち着いたらね。
- 2022/04/09(土) 11:58:17|
- フォクトレンダーベッサと今時フィルム事情
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一昨日の雨も上がり、柔らかな日差しが戻ってきましたが、それでもなんだか冷たい風の吹く山陰地方です。新型コロナの感染者はしっかりと高止まり・・・つ~か、いよいよ第7波の雰囲気が漂ってきましたが、街を行く人達はなんだか楽しそう・・・。コロナ、忘れてな~い?油断しきってますよぉ!
と、言うわけで今日も人混みを避けて向かったのは、枕木山華蔵寺です。
お松:こう言う切り取り方をすると、ここは、いったいどこやねんって言う感じですね。
やや:華蔵寺の展望台から南東を見ています。見下ろしているのは鳥取県境港の町ですね。丸ちゃん(←お松:もしかすると島根県知事の事?)が、用もないのに県境跨ぐな!って言ってますので、跨ぐかわりに見下ろしてます。
で、その先に通じる道を、西国三十三所観音霊場の石像さん達に導かれて、向かった先は弁慶の立岩です。
本堂の下の方に奥の院があった平坦面があり、さらにその下に小さな小さな川が流れています。川に洗われて、巨石がズン、ズン、ズンと転がっていますが、その横に、かわいくそそり立っているのが、
弁慶の立岩。
松江市本庄町周辺は、なぜか弁慶に関わる伝承が多く伝えられているところで、弁慶がこの岩を立てたとされています。弁慶が立てたかどうかはともかく、水の湧き出す山中に巨石がズンズン・・・。古代の山林修行の人たちの装置としては申し分ない状況です。現に、華蔵寺には平安時代の薬師如来が伝わっていますので、古代から山寺があったようです。
おまけ
不動明王と杉井の湧水を過ぎて、石段を登った先の石垣には
お松:扇のような形の石が・・・。
やや:江戸後期の備前石工の仕業です。
お松:びぜんいしく?
やや:岡山の備前です。江戸後期に備前の石工が西日本各地で石垣を作ってます。で、彼らの作品には、こういった扇形の石が入ってます。岡山の石垣には、ひょうたん形の石も入っているそうですよ。
お松:へ~、へ~、へ~。
- 2022/04/02(土) 17:05:27|
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