ようやく梅雨が明けたというのに、最近また絶不調。原因は、くそつまんない仕事場にあることは明白ですが、だからと言ってどうにもならない事も明白。よって、休みの日にも、ごろごろ、うだうだ・・・。こう、不調だと、お寺も神社も、行きたいところも思いつかず・・・。
お松:そんな時こそ、行きゃぁいいんじゃんないですか?
やや:ど、どちらへ?
お松:山へ!夏だ、さぁ山だ!
やや:山ねぇ・・・。
お松:汗をかいて、筋肉痛に浸れば、気分も変わるんじゃないですか?さぁ、行け!行くのじゃぁ!
やや:・・・と、お松さんの口車に乗せられて、おなじみの大山へ向かったのですが・・・米子市内からも大山は見えず・・・。こ、これは・・・。
下界は晴天でも、山は雲の中。降りてきた人たちに聞くと、「時折、雲が切れる」と・・・、それを期待して・・・。
・・・だめだ、こりゃ。視界20m。なんも見えん。
さて、大山山頂は、現在工事中です。がんがん崩落の続く大山では、山頂自体が崩落してしまう恐れがあるため、山頂の石碑を移動させる工事が進められています。
なので、山頂近くは通行止め。
併せて山頂小屋も大改装工事中です。
9合目下の岩室に移動しますが、もちろんこちらも
雲の中。
地蔵ヶ池もいい雰囲気です。
お松:大山山頂は霧の中でしたけれど、気分の方は?
やや:・・・。まぁ、筋肉痛の方はしっかりきました。
- 2019/07/28(日) 08:10:58|
- お松との会話
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
山寺で修行と言うには・・・あまりにも道路から近くで、遊歩道も整備されている場所なので、たいした修行ではありませんが・・・。
国道9号線から一山ほど南を並行して走る県道。石見銀山近くから西へ向かう道は、なだらかな台地の上を行きます。それが、大田市温泉津町井田から市境を超えると、突然、急な下り坂。深い谷の入る険しい地形に急変します。ここは、江津市波積町。現在、波積ダムの建設工事が行われています。
で、今回の目的地は、曹洞宗岩龍寺(がんりゅうじ)跡。現在は移転しているようですが、波積ダム建設に伴って水没してしまうその跡地が、この春先まで発掘調査されていました。その時に行きたかったのですが、都合が付かず、今さらの
修行見学です。
谷底から尾根筋にかけて、広々とした平坦面があり、それらをつなぐ石段が残されています。ここは、熊野権現堂の跡なんだそうで・・・。現在では、礎石を残すだけですが、山寺らしい雰囲気は残されています。
境内や周辺から集められた石塔には、近世近代の無縫塔(むほうとう:僧侶の墓石と言われている)に混じって、特徴的な福光石(大田市温泉津町で産出される石材)製の宝筺印塔がたくさん(画像はあえて福光らしくないやつ)。戦国から近世初頭に栄えた様子がうかがわれます。発掘調査でも中世後半を遡る資料は無かったそうですが、寺伝は古代に遡るお寺。どこかに古代の痕跡は残っていないでしょうか。
古代の山林修行の場所として気になるのは、寺跡の背後にこれ・・・。滝があります。山林修行者にとって、滝は大事な修行の場。
この滝の名前は「岩瀧寺の滝」
滝がある岩山の寺なので岩瀧寺だったんでしょうが、その背後の滝が「岩瀧寺の滝」?
お松:なんだか駅前商店街前駅みたいな感じですね。
やや:そう言えば、学園前キャンパスがある学校がありますね。
お松:気になったのは滝の名前?
やや:もちろんそれだけではありませんが、どこかで古代の資料が出てこないかなぁ?
お松:カゲロウだけが知っている・・・とか?
やや:カゲロウは短命なので知らないと思います。
- 2019/07/08(月) 07:38:16|
- 山寺で修行中
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ようやく梅雨入りの山陰地方です。
お松:なのに、しつこく大山山中をさまようややさんです。すっかりはまってる感じです。
やや:ほっとけ。
さて、
『大山寺縁起』を始め、多くの文献に見える大山寺の僧坊群は、中門院、南光院、西明院の3つのグループに分かれていたようです。現在の大山寺周辺の状況で言えば、おおざっぱに東から、大神山神社奥宮の参道沿いが中門院。大山寺山門から博労座までの旅館街を中心とする辺りが南光院。南光河原より西側に広がるのが西明院だったようです。ところが、大山町教育委員会が行った分布調査では、中門院より東側の寂静山(じゃくじょうざん)の斜面にも多くの僧坊跡が残っていることが判りました。ここまで僧坊群が広がっていた記録はないので、諸記録よりも古い、大山寺の初期に遡る可能性のある僧坊群だと考える事ができます。
で、現地はと言うと、現在の中ノ原スキー場の西隣で、工事用道路が縦横無尽に走っているところ・・・。だいぶ、壊されてるかも・・・しれませんが、それでもたくさんの平坦面と土塁。そして石塔が残されています。
お松:たくさんありますね?昔の墓地?
やや:実は、道路を作る際に発見された石塔を一ヵ所に集めたところ。ここが墓地だったわけではありませんが、これだけの石塔が集まるくらいの僧坊群だったと・・・。
この通称寂静山地区では、14世紀に遡る僧坊跡が発掘調査されています。まだ、残っている場所はたくさんありますので、古代に遡るものが出てこないかなぁ?
お松:と、お地蔵様にお祈りしてもしょうがない。
この夏は、しばらく大山かなぁ?
やや:もうしばらく大山にはまっていようと思いますが、問題が一つ。
お松:いろいろありそうですが、問題はおそらく大山ではなく、ややさんなのでは?
やや:問題は・・・大山にはモンベルがある。余計な買い物をしてしまってまずい。
お松:あぁ、それでアノラックとか・・・。余計なものは買わなきゃ良いと思います。やはり、問題は大山ではなく、ややさんです。
やや:・・・ど、どうでしょう?
- 2019/07/01(月) 18:44:26|
- 山寺で修行中
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1