TBSの日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」、脚本があの野木亜紀子だからと期待してみていたが、第一話から少し入り込みづらいように感じていた。が、第三話になって一気にドラマらしくなり、第四話では戦争の悲惨さと理不尽さを、ドラマという建付けの中で見事に描いていて本当に素晴らしかった。ドキュメンタリーとは全く違う形で、フィクションならではの、あの戦争への反省と反戦のメッセージが表現されていたのではないか。今後も期待したい。
仙石原すすき草原2
Nikon Z 5 x Nikon NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
せっかっく沢山撮ったので引き続きススキ写真。
遅い時間の割には結構な人出。もしかしたら他の観光地を廻って最後に立ち寄るひとが多いのかもしれない。
連休最終日ということで、帰りのバスが渋滞に巻き込まれた。社内アナウンスで箱根湯本まで90分くらいかかるかも知れない、とのこと。座っていれば我慢できるが、さすがに吊革につかまって一時間半はつらい。ただ、続く案内で、途中でバスを乗り換えて強羅に出れば、登山列車で湯本駅に出れるという。しかも乗り換えるべき路線のバスはすぐ後ろにいるとのこと。
やれ嬉しや、ということで、乗り換え停留所で後続のバスに乗り換え、数分で強羅駅についた。幸い列車はすぐに来て、しかも空いていたので座っていくことができた。
ところがこの日はその後、もうひとやまあった。
箱根に来ると大概、日帰り入浴できる「箱根湯寮」に立ち寄る。あまり時間がなかったが帰りのロマンスカーを駅で予約して無料送迎バスで向かった。
ひと風呂浴びて、ちょっとあわただしく食事(ビール付き)を取って、駅に戻る送迎バスに乗ろうとしたら、もう満席で、次の便を待つか歩いて駅に行くしかないという。
未だかつて、ここがそんな混雑したことはなかったのだが。
次の便を待つとロマンスカーの発車時刻ぎりぎりになってしまうので、仕方なく夜道を歩きだす。下り坂だし10数分歩けばつくはず、と思ったが、そこは田舎道、通り過ぎるクルマのヘッドライトがコーナーを曲がると、そこは漆黒の闇。光が全くないので、どこに道があるのかさえ(いや自分の手すら)全く見えない。
まあ、スマホのライトがあるので、かろうじて2~3メートル先の地面をぼんやりと照らすことはできるが、それにしても恐ろしい。
なんとか無事に事故もなく駅にたどり着いたが、まあ日没後に歩くような道じゃないので気を付けましょう。
ソール・ライター 新プリント44点を日本で初展示
ソール・ライターの新たにプリントした44点を日本で初めて展示、と言うことで先週、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーへ行ってきた(ちなみに入場無料です)。
ものすごく久しぶりに虎ノ門を訪れたら随分と様変わりしていて、ちょっと迷走した(以前、虎ノ門ヒルズに何度か打ち合わせに来たことはあるが、私用でくるのは多分初めて)。どちらかと言うとオフィス街なので、休日は何となく閑散としている。
この展示会のフロアも特にこれと言った案内や掲示がないのでちょっと戸惑うが、ぐるっと一回りするとコンパクトな会場が見つかった。
44点と決して多くはないが、無料で美しいチラシも配布されているので、お時間あればぜひ。会場内も撮影可、とのこと。
新しく出来た虎ノ門ヒルズ駅は、このビルから地下B2あたりまで降りてから、今度は上にのぼるとプラットフォームがある。なんとなく地下鉄の駅にのぼっていくのは不思議な感じ。そして地下なのに妙に広い空間。
ソール・ライターの影響を受けて、たまには縦構図の写真を、と思っていたのに、結局横構図で撮ってしまったのが、上の写真。妙に人影が少なくて、だけど警備のおじさんが目を光らせてる不思議な駅だった。
仙石原すすき草原1
Nikon Z 5 x Nikon NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
先日の3連休は直前の木曜まで連休であることにまるで気づいておらず、なにも予定を立てていなかった。最終日にふと思い立って箱根にススキを見に行ってきた。
いや、特にススキを見たい、という強い動機はなかったのだが、昔から箱根にススキで有名な場所がある、ということは聞いていたので。
ちょとアクセスがよく分からなかったが、そこはさすがに観光地、湯本駅から出る路線バスがきれいにススキ草原の真横のバス停に留まってくれた。これなら探す手間は一切ない。実際に斜面を見上げると、驚くほど見事に一面のススキ。さすがにこんな景色は見たことない。見物も一本道を往復するだけなのでシンプル。
例によって、午後から動き出したので到着は3時半ころだったか。太陽の高度はすでに低く、時折さす日差しも山体にさえぎられて草原の一部にしか当たらない。
それでも逆光気味に見ると、ススキの穂が小金色に輝いて実に見事なもの。間違いなく一見の価値はある。
夕方は風が強く、さすがに寒い。
来年はもうちょっと早くこよう。
クインシー・ジョーンズの時代
先日、クインシー・ジョーンズの訃報が流れた。
どのニュースも「スリラー」のプロデューサー・・のような紹介をしていたが、星野源がラジオで「We Are The World」を取り上げていて、おおそうだと思い出した。
錚々たるアーティストが一つのスタジオに会して、一夜限りのスーパーグループとしてアフリカ飢餓救済のためのレコーディングを行ったのだが、そのメイキング映像を見て、我々世代は興奮したものだった。
特にボーカルソロパートのつなぎ方がすごい。冒頭から、ライオネル・リッチー、スティーヴィー・ワンダー、ポール・サイモンのリレーが豪華すぎる。それぞれが、ひと節うなる(?)だけで、胸倉つかまれて別の世界に持っていかれるような、強烈なヴォーカルを持っている。残念ながら現代のアーティストをいくら集めてもこんな演奏にはならないだろう。
ヒューイ・ルイス、シンディ・ローパー、キム・カーンズのあたりもめちゃくちゃにカラフルで、さらにブルース・スプリングスティーンが出てくるともう何か事件でも起きたのか、と思うくらいだ(Netflixでこのメイキングが見られるので、契約者の方はぜひ。しかし「ポップスが最高に輝いた夜」という分かりにくいタイトルは何とかならんのか)。
思えばウイリー・ネルソンの存在を知ったのも、この曲だったのかもしれない。
改めて映像を見直して驚いたのは、あのライオネル・リッチーがミュージシャンの間を動き回って、全体をまとめようとしていたり、マイケル・ジャクソンが、肉声でヴォーカルメロディを他のアーティストに教えて回ったり、スタッフのような働きをしていること。
それ以外にも、スティーヴィー・ワンダーの周りに皆が集まって合唱していたり、レイ・チャールズがひとりでゴスペル風に弾き語りをしていたり、あらゆる光景が奇跡的なワンシーンとして納められている。
と、どんどん話がそれていくが、とりあえずR.I.P.
まあ、また向うでいろんなセッションをしてるんだろうけどね。