シリア難民に纏わる私の世迷言・・・其の4

好調なドイツの経済を、フォルクスワーゲンが支えていたとするならば、私の住む広島の経済を支えているのは、MAZDA です。
トヨタ・日産・ホンダに次いで、国内第4位の自動車メーカーとは言え、広島に於いては、本社や子会社、及び関連企業を含めると、正確な数値は定かでは在りませんが、従業員や家族を合わせただけでも人口比率の2ケタを超えるのは間違いないでしょう。
御主人の行きつけの居酒屋や、奥さんが買い物に行くスーパー等まで考えるならば、経済的にマツダと全く関わりを持たない者は居ないと言っても過言では在りません。
居酒屋やスナックなども含めた、広島の飲食関係の売り上げは、マツダとカープの活躍に大きく左右されて居り、マツダはカープ のオーナー会社(厳密に言えばマツダの創業者一族がカープのオーナーです) でも在ります。
Jリーグのサンフィレッチェ広島 も、マツダの前身である、東洋工業株式会社のサッカー部を前身として発展して来たのでした。
マツダ が倒産したとしたら、私の様な者さえ、職を失いかねません。
マツダは、リーマンショック 以降、落ち込んだ業績を徐々に回復し、昨年度は、過去最高の営業収益を計上しました。
その大きな要員と成ったのが、マツダが開発した、クリーンディーゼルエンジン SKYACTIV-D で、ヨーロッパを中心に売り上げを伸ばし、オーストラリアに於いて は、トヨタ・ヒュンダイに次いで第3位でした。(三菱5位・日産8位・スバル9位・ホンダ10位)

昨日(9月29日)、東京株式市場で、日経平均株価は大幅に続落 し、1月16日以来、節目の1万7000円を割り込み、前日比714円27銭(4.05%)安の1万6930円84銭で終えました。
日本経済新聞・・・関連記事は此処をクリック
主な要因は、中国経済の低迷と、此れを不安視した世界的な株安によるものですが、シリアの難民問題や、ディーゼルゲート事件(フォルクスワーゲンの不正発覚)による産業界への影響を懸念し、市場が反応した模様です。
特に、マツダの下落幅は大きく、フォルクスワーゲンの不正発覚によるディーゼルエンジンへの不信感の増大をマーケットが懸念し、影響をより大きく受けて仕舞った様です。
産経ニュース・・・関連記事は此処をクリック
実は、この、中国経済の低迷と、中国に内在して居る様々な問題や矛盾が、難民問題への懸念と絡んで、「私が恐怖を感じる最悪のシナリオ」へと繋がって居るのでした。
あらゆる情報がリアルタイムで伝わり、経済がグローバル化して仕舞った現代では、地球の反対側で起こった些細な出来事でも、国家や個人の命運に大きな影響を及ぼして仕舞う危険を孕んで居ます。
それ故に、シリア難民の問題を、「海の向こうの出来事」とは考えず、大きな懸念を抱いて居りました。
それに加えての今回の「ディーゼルゲート事件」です。
マツダにとっては、今回のフォルクスワーゲンの大不祥事は、本当に迷惑な話であり、今後の悪影響は計り知れません。
恐らく、マツダの関係者の皆さんは、フォルクスワーゲンの事を、さぞ苦々しく思って居られる事でしょう。
私の身近にも、「シリア難民」や「ディーゼルゲート事件」の影響が、徐々に迫って来ているのかも知れません。

5回表、勝ち越しの2ランを放ったエルドレッド選手 此方らから寸借
昨夜、カープは、リーグ優勝のマジックを1としているスワローズと敵地で対戦し、1点を追う五回に丸選手のソロ、エルドレッド選手の2ランと一発攻勢で逆転し、最終回のピンチを中崎投手がWプレイで打ち取って勝利を掴みました。
3位のタイガースを1,5ゲーム差で追い、負けられない戦いの中での4連勝は、私を歓喜させました。
地上波での中継は9時で終わりますが、私は、スカイパーフェクトTV を契約して居りますので、最後までテレビ観戦して居りました。
『これが在るけぇ、金ぇ払ぉても、観にゃぁいけんよぉのぉ‼』と、思いながら、サヨナラ負けを喫した時などは、『何ぃ不細工な事ぉをしよりゃぁがんなら‼・・・儂ゃぁ何が悲しゅぅて、金ぇ払ぉてまで、こがぁな負け試合をテレビで観んにゃぁならんのんじゃろぉ‼』と、思って居る、げんきんな自分を思い出して居りました。
後からスポーツニュースを観て居りましたら、ベイスターズが、昨夜、甲子園球場で行われたタイガースとの最終戦で、9回裏に、三上投手が暴投をしてサヨナラ負けをした様子を見ましたので、
「わりゃぁ‼…何ぃ詰まらん事ぉをしよりゃぁがんなら‼…カープと遣る時ゃぁ必死こいて勝ちゃぁがって…わりゃぁ、わざっと負けよりゃぁがるんかぁ‼…カープに恨みでも在るんかと‼」と、思わず声量を抑えながら罵倒して仕舞いました。
独りの部屋で、不甲斐無いベイスターズとフォルクスワーゲンを重ね合わせて、『カープもマツダも、なかなか辛いのぉ・・・。』と、思いながら、あれこれと思いを巡らし、秋の夜長を過ごして居りました。・ ・ ・ アジアの片隅より