裏側 : 節操のない写真館

裏側

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NIKON Z fc & NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
撮影日時 2023年10月14日 11時28分59秒





もう早くも年末…ということで、年末恒例の企画「今年の機材」をここらへんでやっておきたいと思います。

今年も昨年同様それほど動きは大きくはなかったのですが、上半期と下半期で大きなイベントがそれぞれありましたので、上半期編と下半期編に分けてお話したいと思います。
ということで、本日は上半期編。

【2月に買った機材】
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
そりゃ待望のレンズですから発表と同時に予約入れましたよ。
結局出る出る詐欺となったフォーサーズ時代の100mmマクロから数えたら何年待たされたことか…
このレンズに関して言えば「買わない」という選択肢はありませんでした。

描写は素晴らしいの一言。
60mmマクロもコンパクトなのに素晴らしい描写ですが、それの更に上を行く感じです。
300mm F4使っている方には伝わるとおもうのですが、あの描写がそのままマクロレンズになっている感じです。
ほんとに待った甲斐がありました。(それにしても待たされすぎですが…)
今では300mm F4と合わせて手放せないレンズになりました。

【3月に買った機材】
NIKON Z fc (ブラック)
NIKKOR Z 26mm f/2.8
手元にあるレンズ交換式カメラが全てグリップが出っ張ったスタイルのカメラばかりになってしまったので、ずっとグリップが出っ張っていないカメラが欲しくて、OM SYSTEMから出ると言われていたE-M5 Mark III後継機を期待して待っていたのですが、出てきたOM-5はあまりに期待ハズレで手を出す気になれずがっかりしてどうしようかな~…と考えていたところでZ fcのブラックが発表となり、「あ、これいいじゃん」という軽いノリ(本当はちゃんと操作性の問題とかいろいろ調べて考えました)で購入。
同時購入のZ 26mmは、まあ、ずっとこういうレンズ待ってましたからね…

OM-5が大コケしてどうしようかと考えていた際、フジのカメラも検討したのですが、やっぱり3マウントの維持はコスパが悪いということは過去に経験済みだったので、そうなるとマイクロフォーサーズかZマウントか…というところに現れたZ fcブラック。
Z fcはヘリテージデザインとやらにこだわるあまり操作性までヘリテージしてしまうというニコンがやりがちな暴挙に出たカメラだったので、あまり選択肢としては考えていなかったのですが、ブラックが思いのほかかっこよかったので、いろいろ調べて懸念される操作性についてカスタム設定でどうにかできそうだとわかり、購入に至ったのでした。
…なのですが、なんとこのカメラ、決して悪いカメラだった訳では無いにも関わらず、約半年後には手放すことに…
基本浮気症の私、ちょこちょこカメラ入れ替えているとは言え、操作性も画質も特に大きな問題がないにも関わらずここまで短命に終わったカメラは珍しいかも。
短命に終わった理由は明日お話することになるかと思いますが、まさに運命の悪戯というか…

カメラ自体は決して悪くはありません。
デザインがカッコイイ割に造りがちゃちだったり、手ぶれ補正がない、デフォルトでは操作性に難ありなど、欠点はいろいろありますが、まあ、これくらいはどんなカメラでもあるし、デフォルト設定の操作性が悪いのはニコンに関して言えばZ fcだけが突出しているわけでもないので、まあ、全然許容範囲でしょうという感じ。
描写はこのクラスのカメラが悪い訳もなく、なによりグリップが出っ張っていない軽快感は最高で、撮ってて本当に楽しいカメラでした。

同時に購入したZ 26mmについては、この手のパンケーキレンズとしては描写はいいです。
中央部の描写だけで言えば十分S-Lineと変わらないと思います。
周辺光量落ちが大きいので、フルサイズで使うといろいろ気を使ったりしますが、トリミングされるAPS-C機では必然的においしいところだけ使うことになるので、このあとのDX 24mmの登場まで、Z fcの標準レンズと化していました。
何よりもこの軽快感が楽しいのです。

【4月に買った機材】
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
仕事で使うのに高倍率ズームが欲しくなり、仕事用なのであまりお金かけたくないな…と思って探していたところ目に止まったレンズです。
もう随分と古いレンズですが、意外と描写もよく、マクロ機能も独特で、予想外に楽しいレンズでした。
ただ、これもかなり短命で終わります。

SIGMA Contemporary 16mm F1.4 DC DN
Z fc、何が不満だったかと言うとDX専用の広角単焦点レンズが無かったこと。
しかたないのでつなぎとしてキットズームの導入も考えていたのですが、そんな折、シグマさんから突然Zマウント参入のお知らせが!
これは手に入れねば…といういことで購入したレンズです。

レンズそのものはもうすでに他のマウントでだいぶ前から発売されていたものですので、あまり新鮮味はないのですが、Z fcに付けると若干大きめではあるものの、やっぱり換算24mmは楽しい!
描写もシグマらしいカリカリしすぎないバランスのいい描写でとってもいいレンズでした。
しかしながら、このレンズも結局Z fcと運命を共にすることに…

【4月に売った機材】
LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH.
良いレンズだったのですが、このところ超広角域はフルサイズ機で撮ることがほとんどで、登場機会がさっぱりだったので、シグマの16mmの購入資金になっていただきました。
ただ、マイクロフォーサーズの超広角レンズにしてはボケ味もきれいでとってもいいレンズですので、マイクロフォーサーズをメインで使用している方にはとってもおすすめできるレンズです。

【5月に買った機材】
LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S
このレンズからマイクロフォーサーズの標準ズームでぷち迷走がはじまります。

このところマイクロフォーサーズは超望遠かマクロしか使わないので、広角から標準域を整理しようと思ったのですが、それでもさすがに標準ズームがないのはちょっと不便なので、試しに導入してみたレンズです。
パナソニックらしい自然な描写で決して悪くはないのと、望遠端が60mmあるとやっぱりいろいろ便利なので、そこそこ気に入ってはいたのですが、やっぱりこのレンズも短命に終わります。
その理由はまた明日…

【5月に売った機材】
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

先にもお話した通りマイクロフォーサーズは超望遠かマクロしか使わないということで整理されてしまったレンズです。
さすがに7-14はもったいないかな~…と思ったのですが、私の使い方だと換算20mmもあれば十分だし、20mmはZマウントに優秀なレンズがあるので、もう1年以上も使っていなかったので、思い切って手放しました。
12-40も悪いレンズではないのですが、望遠端が60mmあるレンズの便利さに「まあ、手放してもいいかな…」と思い手放すことに。
12-50に至ってはなんと1ヶ月ですよ…
決して悪くはなかったのですが、望遠端の開放F値の暗さ、12-60と比べると10mm少ないというのも手放した理由でした。

【6月に買った機材】
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
待ちに待ったAPS-C専用広角単焦点、もう迷うことなく即予約でした。

換算36mmの使いやすさ、F1.7という開放F値、APS-C専用ならではのコンパクトさ、全てにおいてZ fcにベストマッチなレンズで、それまでZ fcは26mmパンケーキで撮ることが多かったのですが、このレンズを手に入れてからはこればっかり使っていました。

描写もそれまでのZレンズに優るとも劣ることはなく、ボケ味もきれい。
Z fc使うなら絶対このレンズは手に入れておいたほうがいいよと言えるくらいイチオシのレンズです。
…なのですが、シグマ16mm同様このレンズもZ fcと運命を共にすることに…
こんなに気に入っていたレンズをこんなにも短期間で手放したのは今までなかったのでは…
つまりそれだけ下半期に大きな出来事が起きるのですが、そのお話はまた明日…

ということで、上半期はこんな感じでした。
明日の下半期編に続きます。

by ki_ex | 2023-12-22 23:57 | 今年の機材 | Comments(0)