というわけで、せこせことパンチカードがなんとかならねーかな~っていろいろ開けてみていたんですけど……。
なんとなーく、なんとなーくなんだけど「穴あいてるだけの紙をどうやってアナログ機械が読み取って、すべての針にその情報をつたえているのか?」という部分がようやくわかったような、わからんような……みたいなところまでは来たんですが、だからといって直せるかというとまた別問題ってわけ。
というか、このパンチ部分の機構については思っていた以上に繊細なつくりになっており、もっと全体の動きを完全に理解したうえで根本的な部分のテクニック(ここはこのぐらい隙間をつくらないといけないとか、ここがこう動く必要があるのでこのパーツをこっちに寄せる、とか)がいるっぽい。
すなわち、どういうことかというと…………元通りに直したはずが元通りに動かないところがでてきたのだった………おわた………。
なので、もうこれ以上深入りするのはやめて、いったんおとなしく修理に出すことにしました。敗北宣言!!!!あ~~~~自力で直したかった~~~!!!!
結局直せはしなかったけど、開けていろいろ眺めて触って人間の工夫と知恵に触れられたのは本当に面白かった。謎解きみたいでエンタメ性あるよ!!!!!
私はほんとに簡単なものをやるぐらいなんで例えに出すのもおこがましいんだけど、プログラミングも最終目的を果たすためにあれやって、それをやるためにこれをやって……っていう段階的な積み重ねじゃん。
編み機というアナログ機械の構造も、人間が左右に動かすというたったそれだけの動力をもとに「編み物を編む」という目的に向かって小さいパーツたちが積み重ねる過程をたどれたのがいとおしく、本当に良かったです。
まあ、全く手も足も出なかったというわけでもなく、普通に平編みも模様編みも編めて、パンチカードが回転できなかった部分が回転するところまでは直せたわけだし!
パンチカードの仕組み自体はなーーーるーほど~~~!!!!!ってなって面白いと思ったので3Dプリンタで再現して遊ぼうかな。
修理に出すと決めたらなんだかんだで「完全に動くKH-821」というものを使えるのめちゃくちゃうれしいし楽しみ~~~~!!!
「編み目が汚ねえのも、模様編みがすぐはずれちゃうのもまあ古い機械の素人整備だしィ~~~~~~~~!!!!!!!」って言い訳してたのがもう使えないというデメリットはありますが……。