男女共同参画基礎講座の最終回 - 合原ちひろの絵日記@鹿児島市

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男女共同参画基礎講座の最終回

2023年7月1日(土)は男女共同参画基礎講座の最終回、「動く」~地域で身近に男女共同参画ジェンダー平等を進めるための地域づくりのアプローチ~の講座がありました。

男女共同参画基礎講座 鹿児島県その前に2回目の講座で途中だった、職場におけるジェンダー平等・男女共同参画の推進についてのお話がありました。

「女性活躍」の前に、働くことは憲法27条(労働権)、22条(職業選択の自由)などに基づく”人権”であり、国の第5次男女共同参画基本計画においても、「就業は生活の経済的基盤であるとともに、自己実現につながるものである。働きたい人が、性別にかかわりなくその能力を十分に発揮できることは、個人の幸福の根幹を成すものである」とあります。

第5次男女共同参画基本計画~すべての女性が輝く令和の社会へ~(令和2年12月25日閣議決定) | 内閣府男女共同参画局

ダイバーシティ経営の基盤は、一人ひとりの人権の尊重。
「女性だから」「子どもがいるから」などの属性で一括りにする意識を変え、多様な一人ひとりの能力などが引き出され発揮されるマネジメントをしていかなければなりません。

ジェンダー平等・ダイバーシティは、選ばれる重要な要素。←企業だけでなく自治体にとっても。

他にもいろいろありましたが、割愛して、「動く」~地域で~身近に男女共同参画ジェンダー平等を進めるための地域づくりのアプローチの話に移ります。

まずはことば(概念)の確認がありました。

■地域づくり
=地域課題の好転、改善、解決に向けて地域生活環境を整えていく過程。

■地域コミュニティ
=一定の区域に居住する住民一人ひとりを基盤とする自治性と共同性に満たされた地域生活者集団。

■地域生活者
=サービスを受ける立場であるとともに、地域生活に関するサービスを提供する(共同生産)する側に立つことも期待される。

■協働
=目的(地域課題の解決)に向けて、その制約要因を克服するために多様な個人・多様な主体が協力する行動。←重要なマネジメント手法!

ことばの確認は重要ですよね。
ここがずれていると、話をしていてもずっとかみ合わないままのことがあります。

地域づくりの基本価値は、「人権の尊重」。
地域課題は、多様化・複雑化・複合化しているので、男女共同参画の視点(個人の尊厳/男女平等/個人の能力発揮)は、困難や課題の認知や解決の力量を高めることにつながります。

”見ようとしなければ見えない”困難や課題が、自分の近くに潜在しているかもしれないと想像力をもつことは大切。「かもしれない」では行政は動けないので、そこで力を発揮するのが地域コミュニティ。

地域共生社会は、制度・分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を目指しています。
地域共生社会のポータルサイト(厚労省)

人と人、人と地域が”つながる”力が、”支え合う”力の源泉。ほどよく緩やかにつながること。

男女共同参画の視点で見る地域づくり・地域コミュニティの課題
①地域の多様化に対応し、地域生活課題解決力を高める、人権・男女平等意識の醸成、②世帯主義、性別による固定的な役割分担に基づく慣行の見直し、③多様な人の参加を促すひらかれた運営、④生活支援に関わるサービス提供活動の充実、⑤地域コミュニティの機能性と組織性の乖離

「一人ひとりが受容され、尊重されている実感から、ふとこぼれる「私を助けて!」のつぶやきと、自然体で引き出される「お互いさま」の力」
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こういう地域を作っていけるよう、身近なことから取り組んでまいります。

私も助けてほしいことが多いですけれど(苦笑)

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