淵に潜むもの |
11月も残り少なくなってまいりました。
11月の異名に「竜潜月」(りゅうせんげつ)というのがあるのだとか。由来は不明。
竜が潜むといって思い浮かぶのが「竜淵に潜む」という秋の季語。こちらの由来は中国の古い文献で「龍は春分に天に昇り、秋分に淵に潜む」というのがあることからなのだそうで。秋の中でも特に秋分の頃を指す季語になります。11月ではないですね。
竜が潜んでいるかもしれない「淵」。
秋の晴れた日の深い深い青色を見ていると吸い込まれていきそうな気分にもなります。
川には水深が深く波があまりたたない「淵」と水深が浅く白く波立ったりする「瀬」があります。くねくねと流路が曲がっているとコーナーごとに「淵」と「瀬」がセットになって交互に見られます。
たいていカーブの外側は水流による大きな力が加わり岸や底がえぐられるため「淵」となりやすいようです。深くなってしまうと流れは緩やかになり魚たちの休憩場所になるのだそう。
一方の「瀬」には日光が届きやすく藻などが育つとそれをエサにする水生昆虫が集まりやすい。とのことですが。黒部川の水温は低いので水生昆虫は少ないのです。
とすると水生昆虫をエサにする魚も。。。少ない。
黒部川(の上流域)の魚といえば ニッコウイワナ です。
欅平でも淵のあたり水面をながめていると時折ゆらりと泳ぐ姿を見かけます。
奥黒部のイワナの食性を調べたところ大量のアリを食べていたという調査結果がありました。
水温が低くて水生昆虫が少ない黒部川上流部では川岸の森に棲む昆虫などがイワナの貴重な主食となっているという。。。
山と森と川の繋がりを意識させられます。
欅平の「淵」にはイワナが潜んでいます。
イワナをとりまく環境が。どうぞこの先もイワナの住める環境でありますように。
11月の異名に「竜潜月」(りゅうせんげつ)というのがあるのだとか。由来は不明。
竜が潜むといって思い浮かぶのが「竜淵に潜む」という秋の季語。こちらの由来は中国の古い文献で「龍は春分に天に昇り、秋分に淵に潜む」というのがあることからなのだそうで。秋の中でも特に秋分の頃を指す季語になります。11月ではないですね。
竜が潜んでいるかもしれない「淵」。
秋の晴れた日の深い深い青色を見ていると吸い込まれていきそうな気分にもなります。
川には水深が深く波があまりたたない「淵」と水深が浅く白く波立ったりする「瀬」があります。くねくねと流路が曲がっているとコーナーごとに「淵」と「瀬」がセットになって交互に見られます。
たいていカーブの外側は水流による大きな力が加わり岸や底がえぐられるため「淵」となりやすいようです。深くなってしまうと流れは緩やかになり魚たちの休憩場所になるのだそう。
一方の「瀬」には日光が届きやすく藻などが育つとそれをエサにする水生昆虫が集まりやすい。とのことですが。黒部川の水温は低いので水生昆虫は少ないのです。
とすると水生昆虫をエサにする魚も。。。少ない。
黒部川(の上流域)の魚といえば ニッコウイワナ です。
欅平でも淵のあたり水面をながめていると時折ゆらりと泳ぐ姿を見かけます。
奥黒部のイワナの食性を調べたところ大量のアリを食べていたという調査結果がありました。
水温が低くて水生昆虫が少ない黒部川上流部では川岸の森に棲む昆虫などがイワナの貴重な主食となっているという。。。
山と森と川の繋がりを意識させられます。
欅平の「淵」にはイワナが潜んでいます。
イワナをとりまく環境が。どうぞこの先もイワナの住める環境でありますように。