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東商検定について

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東京商工会議所の検定試験とは?

~時代の変化・ニーズに適った検定試験を通じて、人材の育成と経済社会の発展に寄与する~

日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一。その渋沢が初代会頭となって設立されたのが東京商法会議所、現在の東京商工会議所です。東京商工会議所は「民の繁栄が、国の繁栄につながる」という渋沢の精神に基づき、商工業の発展、日本の発展のため、経営支援・政策要望・地域振興の3つを柱として活動しています。

東京商工会議所と検定試験の関係は1925年(大正14年)に創設された商業学力検定試験まで遡り、その後工業学力検定試験(1939年(昭和14年))、和文タイピスト技能検定試験(1950年(昭和25年))をはじめ、様々な検定試験を創設してきました。また、1931年(昭和6年)には珠算能力検定試験、1955年(昭和30年)には簿記検定試験(現在の日商簿記)を初めて実施し、今日に至っています。その背景には、日本経済の近代化や戦後復興からのさらなる飛躍に向けて、その担い手たる産業人材の育成が不可欠だったことがあります。

1990年代に入ると、多様化する産業界・社会のニーズに応えるべく、カラーコーディネーター検定試験、ビジネス実務法務検定試験、福祉住環境コーディネーター検定試験等を相次いで創設しました。

近年では、地球環境への配慮や持続可能な社会の実現など、SDGsにつながるeco検定や、企業の浮沈の鍵を握るマネジャーの育成に向けたビジネスマネジャー検定試験を創設しています。

これら東京商工会議所が主催する検定試験は、累計380万人を超える方にご受験いただき、その知見が東京のみならず全国の企業・組織の活動と成長に寄与しています。

2021年度からは、コロナ禍においても個人のスキルアップや組織の人材育成が滞ることのない試験運営を目指し、従来の紙での試験からIBT方式(自宅や会社で自身のパソコンを用いて受験いただく試験方式)とCBT方式(各地のテストセンターで受験いただく試験方式)による試験に移行しています。

大きな転換点を迎えましたが、東京商工会議所はこれからも、検定試験を通じて現代社会に求められる知見を備えた人材の育成と経済社会の発展に努めてまいります。

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