唐辛子のカプサイシンの働きは
唐辛子に含まれる辛味成分が、カプサイシンです。
正しくは、辛味は味覚ではなく、痛みなのです。
カプサイシンを食べると、カプサイシンは脳や脊髄、中枢神経を刺激します。
その刺激により、アドレナリンというホルモンが出ます。
アドレナリンは、脂肪分解を促進してエネルギー代謝も促進します。
その結果、体温上昇、発汗が促進されるのです。
カプサイシンは、刺激が強い物質でもあるので、大量に食べると、胃炎や腸炎がを起こす場合があります。
小さい子どもでは、特に刺激が強く働くので、子供は食べない方がいいのです。
脂肪分解やも代謝の促進で、肥満を予防する効果に繋がります。
体があたたまるので血行の促進にもつながります。
冷え性の改善にも、有効です。
血行が良くなると、老廃物の排出よくなり疲労回復にも役立ちます。
辛味を追加することで、塩分を減らせるため高血圧の予防ができます。
カプサイシンそのものに、コレステロール値の上昇を抑制する効果があります。
カプサイシンの辛味は、舌、胃を刺激して唾液や胃液の分泌させます。
その結果、食欲の増進につながります。
カプサイシンには、腸のぜん動運動を促進するので、整腸、便秘に効果期待です。
フランス、イギリスに次いでカナダでも韓国産キムチの輸入禁止
2005年5月31日の朝鮮日報の報道では、フランスの衛生省(日本の厚労省に相当)が、「食べると人体に悪影響を与える食料」のリストにキムチを追加しました。
あくまでも、フランスの衛生省の見解ですが、中毒性が高く、脳細胞にダメージを与えるとされる「カプサイシン」が多量に含まれている事が理由。
この発表と同時に、韓国からのキムチの輸入が全面的に禁止されたのです。
カナダでは、食品検査局が、韓国製キムチについて成分表示が不適切だとしました。
カナダで流通している、韓国製キムチの回収措置を命じました。
カプサイシンには刺激があります
刺激や痛みを感じると、大きなストレスがかかるため、その回避行動としてアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンは、あまり過剰に分泌されると、大脳辺縁系の扁桃体や海馬が損傷を受けます。
するとうつ症状やパニック障害を起こす場合があります。
韓国では、唐辛子の摂取量が多いため、感情のコントロールがきかなくなる、『火病』になるといわれます。
実際には、他の国でも摂取量が多いところがあり、そこには『火病』がありません。
よって、韓国特有の文化によるものというのが現在の定説です。
扁桃体は、好き嫌いや、危険、安全など感情にかかわる組織なので、ここに影響があるのは、よくないですね。
海馬は、記憶にかかわる組織です。
海馬への影響も怖いです。
カプサイシンは、冷水にはとけないので、辛いときに水を飲んでもあまり効きません。
辛いときは、塩気や脂肪がある、牛乳の方がいいです。
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一応、カプサイシンには致死量があります
体重1kgあたり、60~75mgのカプサイシンをとると死亡する可能性があります。
体重が60kgの場合、は、60kg×60~75mg=3600~4500mg になります。
ただし、唐辛子1gあたりに約3mgなので、1kg以上の唐辛子を食べると危険ということです。
実際には、唐辛子をいっぺんに1kg以上食べることはないでしょう。
カプサイシンが毒物ということではなく、どんなものでも過剰摂取は、害があるということです。
少量ならば胃の粘膜を保護し、胃粘膜血流を増やしてくれます。
なんでも、適度にバランスよくということですね。
大豆イソフラボンとカプサイシンで発毛するのはウソ
大豆イソフラボンとカプサイシンの摂取による発毛・育毛効果が、一時話題になりました。
その後、学術論文にデータの改ざんがあるとされました。
現在は、大豆イソフラボンとカプサイシンで発毛するのという科学的根拠は、ありません。
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