富士山に登れるアンチエイジング

冷蔵庫で、ついつい固まってしまうはちみつですが、もう食べられないのでしょうか。

使いきれないはちみつ。

冷蔵庫の奥で白く、固まってしまっていることがあります。

これって食べられるのでしょうか？







金沢市大桑にある、金澤やまぎし養蜂場大桑店の話。

1930年創業のはちみつ専門店です。

世界のはちみつ、自社のはちみつ、約20種類のはちみつを取り扱っています。

養蜂場の担当者によりますと、
春になると働きバチは忙しく活動します。

ただし、一生で集められる量は、ティースプーン1杯分なのだそうです。


また働きバチはすべてメス。

オスは子孫繁栄のためにいるだけで何もしません。



はちみつの賞味期限ですが、このお店では、おいしく食べられる期間として、
賞味期限を2年としています。


はちみつは、糖分が80％、水分が20％。

水分が糖と結合しているため、微生物が水を利用することができません。

なので、微生物の増殖に必要な水分が使えないため、菌が増殖できず腐らないのです。



また、はちみつは酸性が強い食べ物です。

酸性が強いので、微生物は増殖できません。

実際は、グレープフルーツジュースと同じくらい酸味もあります。


そのようなわけで、はちみつは腐ることはありません。

しかし、白くかたまったりして、品質は劣化してくるため、
賞味期限を2年としているとのこと。







3月8日は、「みつばちの日」なんだそうです。

石川県立大学の農学博士の榎本俊樹教授の話によりますと、
エジプトのピラミッドから3000年も前の腐っていないはちみつも発見されているそうです。






期限を過ぎたものは、お風呂に入れたりすると、また溶けてくるそうです。

できれば、期限前においしくいただきたいですね。



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