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【松阪市】「麺や なないち」大阪の人気ラーメン屋が飯高町に!2022年7月にオープン|メニュー・食べた感想

公開日:2022年09月25日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県松阪市飯高町にある「麺や なないち」に行ってきました。

ラーメンの激戦区である大阪で名を馳せていたお店で、2022年の初夏にこの地に移転。

移転した詳細の理由は謎に包まれていますが、如何せん、このレベルのラーメン屋さんが松阪にやってきたことに未だに衝撃が走っています。

鶏をベースとして唯一無二の味は、間違いなく食べる価値がある一杯。

県内にあるラーメン屋も91店舗目となり、今回も食べた感想やお店の特徴について、詳しくまとめたので参考にどうぞ。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 10:15~14:30
定休日 木曜日・金曜日
電話 080-5717-945
予算 500円~
場所 三重県松阪市飯高町宮前76-2
備考 カード不可・予約不可
リンク 店主のTwitter




2022年オープン!松阪市飯高町にある「麺や なないち」とは?

2022年7月8日、三重県松阪市飯高町にオープンした「麺や なないち」

大阪府茨木市に2015年7月1日に開業したラーメン屋さんで、弱肉強食の激戦区でも食べログ評価3.7、百名店2019年に選ばれるなど名実ともに確かな人気店です。

そんな名店が松阪の山間部に急遽移転したということで、一部のラーメン愛好家の間で話題を呼んでいます。

ラーメンは鶏しお、鶏醤油、魚介しおの基本3種類に加えて、店主の気まぐれで様々な限定麺の提供があります。

スープには上質な鶏ガラをベースに、数種の魚介系の出汁をブレンド。

驚くほど香りの高い一杯で、一口食べると無限に広がる洗練された素材の旨味。

麺は北海道産の小麦を使用し、店主自らが製麺を行うこだわり。

店主の高橋毅さんは、調理の際もクロックスを履き、ラーメン職人らしい一面が垣間見えますが、本気の眼差しで一杯一杯入魂されています。

愚直に手を動かし、五感を使って麺を茹で、丁寧に盛り付けを行う姿に胸を打たれました。

大阪の名店とは知らずにお邪魔したのですが、一口食べると衝撃に旨さに思わず「松阪でもこのレベルがやってきたか」との心の声。名店らしい店内の雰囲気、職人気質な店主といい個人的にクリティカルヒットしたお店です。

お店へのアクセスと駐車場について

お店は国道166号線沿いにあり、飯高道の駅から奈良方面へ1分ほど進んだ左手にあります。

以前は蕎麦屋があった場所で、近くには「華はな」というラーメン屋もあります。

駐車場はお店横に5台分ほど確保されていますが、満車になることがほとんど。

番号札などはなく、店前で順番を待つスタイルなので道の駅に駐車するなどの工夫が必要でしょう。

10時台から営業を開始するので、松阪で朝ラーメンを食べれる数少ないお店の一つでもあります。

店内の様子は?

入店すると左手に食券機があるので、まずは食券を購入して後方で待機。

壁には旧店舗時代の看板がかかっていました。

店内はカウンター7席のみのワンオペで、お水などはセルフ式。

お店の後方には製麺機などがおいてありました。

複数人で来店しても座席が分かれる可能性があること、一人で食事ができない子供は入店不可となっているので注意してください。

厨房は研ぎ澄まされた空間が広がっており、店主の手際よい仕事を眺めながらラーメンを待ちます。

お客さんは黙々と食べる人が多く、まるで都心部の二郎系のよう。

提供時間は4分~10分ほどで、回転率も高い印象でした。

 

麺や なないちのメニューを紹介

  • ラーメン
  • 魚介しお(900円)
  • 鶏しお(900円)
  • 鶏しょうゆ(900円)
  • 白湯(900円)
  • トッピング
  • 味玉(100円)
  • 肉増し(200円)
  • 肉メンマ(500円)
  • 親鶏たたき(600円)
  • 単品
  • 白米(100円)
  • 鰹マヨご飯(200円)
  • 炭焼肉飯(400円)
  • やきめし(300円)※13時から提供開始
  • アルコール
  • 中瓶ビール(500円)
  • 缶チューハイ(250円)

口コミでは「鶏しお」を注文する人が一番多い印象でした。

季節限定のラーメンや単品料理の提供もあるので、詳しくは店主のTwitterを要チェック。

スープは無くなり次第終了となるので、お目当てのラーメンがある方は早めに来店するようにしましょう。

以前の店舗の常連客さんの間では、飯類を一緒に注文してラーメンのスープで割って〆る食べ方も流行ったとの情報。

食事は500円~1500円程度の予算でしょう。

男性の方はラーメンと単品料理のセット注文で丁度良いくらいだと思います。ラーメン愛好家の中には、一度で2種類の麺を食べる猛者もいるとのこと・・・。

今回食べたものを紹介!

松阪市で一番好きな道である国道166号線。

高見トンネルまで直線が続いており、サイクリングやツーリングには最高の道路で、飯高道の駅の温泉でゆったるするのが私のアナザースカイ。

というわけで、温泉で一服するついでに、絶品のラーメンを堪能してきました。

簡単に食レポをさせていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

鶏しょうゆ(900円)

最初は「鶏しょうゆ」の肉増しトッピング。

具材にはメンマ、生刻み玉ねぎ、水菜、ナルトがトッピングされ、鶏油が照り輝く琥珀色のスープ。

器が以前の店舗から持ってきたものなのか、結構年季が入っており味がありました。

提供直前に醤油のミストと白胡椒を軽くふりかけ、最後の香り付け。

目の前に提供されると同時に、醤油の風味と鶏油の芳香な香が辺り一面に漂います。

さて、実食。

スープは鶏油のエッジが効いた動物系の旨味が第一声に、カエシには合わせ醤油を使用し、深みのあるコクが感じられるもので、とにかく唯一無二と言えるもの。

旨味と風味のバランスが絶妙で、鶏油の余韻がしっかりと後を引くように残る感じ。

鶏ガラがしっかりとベースになっていて、まるで鶏を丸一匹食べているかのような感覚に陥る鶏油の主張。

鶏、肉系、醤油が三位一体となって調和と均衡がとれた一杯、これだけハイレベルなスープは稀に見ぬ完成体。

全身全霊でスープの風味、コク、旨味を感じることができました。

食後は甘めのスイーツが欲しくなりますが、近くに道の駅があるので問題なし。

麺は自家製のストレート麺。

茹で時間は1分30秒が目安ですが、その日の温度や湿度によって店主が若干の調整を入れている様子でした。

加水率は中程度なのですが、しっかりとスープの旨味を吸ってくれるもので、麺を食べるだけでスープの味が分かる代物。

喉ごしが良く、適度なコシも感じられました。

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鶏しお(900円)

お次は「鶏しお」をいただきます。

こちらは「鶏しょうゆ」よりもパンチが控えめなので、非常に食べやすい印象でした。

鶏ガラに加えて、貝柱などの魚介系がベースとなったスープで、全体的に丸みがある感じ。

しかし、このお店らしく、やはり第一印象としては鶏油。

ふわっと広がる鶏油の風味とコク、後からやってくる昆布系の塩気。

2種類を食べ比べたところ、個人的には塩のほうがあっさりしていて好きな感じでした。

鶏ガラをベースに、貝柱、塩、節系、昆布、煮干しなどのラーメンの基盤となる素材を自由自在に使いこなし、自分なりの味を表現している店主。

見えない所で研究され、人並み外れた努力をされているのでしょう。

チャーシューは薄切りで、燻製のような豊かな香り。

脂がのっていて、鶏油で全体を統一しているスープに対して、しっかりと豚脂として存在感を放っている印象でした。

完全無欠ですね。

魚介しお(900円)

あまりに美味しかったので、なんと1週間後に再来。

今回は数種の煮干し、節スープ、貝柱、昆布といった魚介系を中心とした一杯。

鶏塩や鶏醤油とは打って変わって、魚介の優しさが表に出た一品。

塩系の旨味に加えて、煮干しのエッジがしっかり効いたもので、これまた絶品。

また、海苔も良きアクセントとなり、全体的に食べやすい一杯でした。

親鶏たたき(600円)

お腹が空いたので一緒に注文した「親鳥たたき」。

山椒と醤油、そして玉葱が付け合わせ。

パックを開封し、盛り付けるという簡易的な調理でしたが、親鳥らしい硬めの食感、しっかりと香りが付いていて美味しかったです。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:松阪にやってきた超新星

麺や なないち様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




麺や なないちに行った感想

三重県松阪市にある「麺や なないち」。

ラーメンの激戦区である大阪から突如としてやってきた新星で、隠居でもしたくなったのかと思うような立地に出店を決めた店主。

一本のラーメンで勝負するのではなく、鶏油をベースにした様々な系統のスープを提供できる技量の高さが垣間見えますね。

それぞれのラーメンは完成度が高く、特徴的かつ変幻自在の表現には感動しました。

次回は鶏系の王様である白湯ラーメンに挑戦します。

本日も最高のペロペロでした!