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【伊勢市】「mirupowa(ミルポワ)」外宮参道で創作フレンチ!生産者と消費者を繋ぐ絶品の料理|メニュー・食べた感想

公開日:2022年12月08日

こんにちわ、ケンチェラーラです。

三重県伊勢市の外宮参道にある創作フレンチ「mirupowa(ミルポワ)」に行ってきました。

今年で10周年を迎えるフレンチレストランで、地元の農家さんや生産者の方との繋がりを大切にしたお店で予約必須の人気店です。

我々、消費者は普段何気なく口にする食べ物ですが、コチラのお店では県内の陸海の生産者を紹介するなどの取組もあり、まさに生産者と消費者をつなぐ創作レストランと言えます。

料理に関しては、創作割烹出身の店主が織りなす抜群のビジュアルと味。

伊勢で一度は食べておきたい名店だと思うので、お伊勢参りの際は是非お立ち寄りくださいね。

それでは、ペロペロしていきましょう!

お店情報
営業 11:00~15:00・18:00~23:00
定休日 火曜日・金曜日のランチ
電話 0596-63-8996
予算 2000円~
場所 三重県伊勢市岩渕1丁目1-4
備考 予約可・カード可・電子マネー不可
リンク 伊勢創作ビストロ mirepoix ミルポワ 公式HP




外宮参道にある創作フレンチ!ビストロ「mirupowa(ミルポワ)」とは?

2012年4月29日、伊勢市岩渕にオープンした「創作ビストロ mirupowa(ミルポワ)」

伊勢市駅から外宮に続く参道から一歩入った小道で営業を続けるレストランで、様々な価格帯で創作フレンチを楽しむことができるお店です。

料理には、地元の農家さんが丹精込めて作った有機野菜や米、三重県産の豊富な鮮魚や全国の漁港から直送される旬の鮮魚、ブランド肉である松阪牛・伊勢鶏など直接生産者から仕入れたものを使用。

お店の公式HPには各生産者の顔写真も掲載されており、地元三重の一次産業を担う業者の想いがギュッと詰まった料理の数々が揃っています。

伊勢市出身の岡田新太郎さんがシェフを務め、「僕はあくまでも脇役。漁師やハンター、農家さんといった生産者がもっと前に出るような料理を提供したい」と自信の熱い想いのもと長年厨房に立たれているとか。

岡田シェフは、幼少期の頃は絵を描く事や物を作る事が好きな少年だったようで、地元の宇治山田高校を卒業された後、大阪あべの辻調理専門学校に進学。

学校を卒業後は、県外の様々な飲食店で修業を積み、伊勢に戻ってミルポワを開業するに至ったそうです。

店名の由来について

ミルポワとはフランス語で香味野菜という意味。ブイヨン(洋風の出汁)を作る際に加える玉葱や人参やセロリなどは、フランス料理のベースに当たります。その際欠かせないのが香味野菜(ミルポワ)で、主役を引き立たせる名脇役となるのです。地元の素晴らしい生産者の名脇役になれたらとの想いに店名が由来しているそうです。

岡田シェフは芸術のセンスに長けた方という印象で、幼少期の頃は全く持って料理人の道に進むとは思っていなかったそうです。料理も表現の一種と捉えると、やはり何事も繋がるものですね。

お店へのアクセスと駐車場について

お店は伊勢市駅のJR側改札口から外宮へ続く参道沿いにあり、伊勢菊一という刃物屋を脇道に入ってすぐの場所にあります。

駅からは徒歩5分程度なので、アクセスも良好となっています。

車でお越しの方は専用駐車場がないので、近くのコインパーキングを利用するようにしましょう。

人気店のため、休日や記念日の際は事前に電話で予約をしておくことを推奨します。

ちなみに、周辺でお洒落な店で言うと、ボンヴィヴァンや鉄饌など数店舗しかない立地となっています。

店内の様子は?

お店は小規模ながらも、休日にはほとんど満席になる人気店となっています。

入口付近にはワインセラーも確保されており、店内にはテーブル席、カウンター席、個室のお座敷の3種類で計18席。

広い厨房には男性のスタッフが3名ほど滞在し、ホールは非常に感じの良い女性の方が担当されていました。

料理の説明もしっかりして下さるので、一皿一皿味わいながら堪能することができます。

店内の黒板には生産者の名前などが記載されていました。

全体的な雰囲気として、まさにお店のコンセプトである「地元の方が気軽に楽しめるお店作り」を体現しており、ゆったりと食事を楽しむことができました。

 

ミルポワのメニューを紹介

  • コース料理
  • menuA(7630円)
  • menuB(4840円)
  • シェフのおすすめコース(6600円)
  • ランチ限定メニュー
  • mirepoixのお昼のセット(1760円)
  • mirepoixのランチセット(2500円)
  • デザートセット(+600円)
  • 本日のポタージュ(520円)
  • バゲット(120円)
  • 小皿料理
  • 自家製ピクルス(480円)
  • 本日のキッシュ(320円)
  • ガーリックトースト(680円)
  • スペイン産生ハム ハモンセラーノ(1380円)
  • パテ ド カンパーニュ(1000円)
  • 本日のお魚のカルパッチョ(1880円~)
  • 本日のオードブル盛り合わせ(1400円)
  • パスタ料理
  • 伊勢鶏トマトパスタ(1430円)
  • Lサイズ(1850円)
  • カルボナーラ(1430円)
  • Lサイズ(1850円)
  • 野菜たっぷりペペロンチーノ(1430円)
  • Lサイズ(1850円)
  • 明太子とキャベツのクリームパスタ(1540円)
  • Lサイズ(1980円)
  • ボンゴレビアンコ(1800円)
  • Lサイズ(2380円)
  • 松阪牛のボロネーゼ(1540円)
  • Lサイズ(1980円)
  • ベーコンときのこのアマトリチャーナ(1430円)
  • Lサイズ(1850円)
  • アラビアータ(1430円)
  • Lサイズ(1850円)
  • オマール海老のトマトクリームパスタ(2880円)
  • Lサイズ(3300円)
  • メインのお料理
  • 伊勢鶏のグリル(1680円)
  • 伊勢の国 健康豚のグリル(1880円)
  • 本日のお魚料理(1880円~)
  • 合鴨のロースト
  • ハーフ(1580円)
  • 1人前(2300円)
  • 骨付き仔羊のグリル(2880円)
  • 松阪牛の赤身肉のステーキ(3000円)
  • 伊勢牛のイチボステーキ(4500円)
  • サラダ
  • 自家製ドレッシング3種で食べる彩り野菜のサラダ(880円)
  • いろいろ野菜のディップサラダ(1200円)
  • スペイン産生ハムのサラダ(1400円)
  • パエリヤ
  • 2人前(3000円)
  • 4人前(4600円)
  • バゲット(330円)
  • 本日のスープ(520円)
  • チーズ各種(スタッフまで)
  • デザート
  • 本日のおすすめ黒板確認
  • デザート盛り合わせ(1200円)
  • 各種アルコール・ソフトドリンク(※上記画像参照下さい)

ランチは2000円~3000円程度でかなりお手頃に楽しめる印象で、コース料理も3500円~6500円と様々な価格帯となっています。

ディナーであってもパスタ単体での注文も可能なので、格式張らずに幅広い層の方が楽しめるお店だと思います。

また、カクテルやワインの種類も豊富なので、アラカルトと一緒にゆったり晩酌するのもオススメ。

誕生日などの記念日向けの特別なプレートの準備もしてくださるので、事前に相談をしておきましょう。

ワインはソムリエの資格を持つオーナーが厳選したフランス中心のものばかりで、つい飲みたくなりました・・・。早朝から準備するランチメニューも一切手抜きなしの自信作だとか。

今回食べたものを紹介!

今回はディナーの「menuB(4840円)」をいただいてきました。

コース全体で約2時間の食事で、オードブル、パン、スープ、魚料理、メイン、デザート、食後のドリンクとゆったりと時間を楽しむことができました。

どの料理も斬新かつ美味で、写真を撮影することを忘れてしまうほどの感動でした。

フレンチの中ではお値段はお手頃な方ですが、個人的に非常に気に入りました・・・。

実際に食べた感想を簡単に紹介させていただきます。

早速、ペロペロしていきましょう!

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オードブル盛合せ

オードブルは、右から順にスペイン産の生ハムのサラダ、ベーコンと玉ねぎのキッシュ、タコとハタマスのカルパッチョ、クリームチーズとスモークサーモンのキャビア乗せ、一志ポークのカンパーニュ、自家製のピクルス。

サザエは、あおさの香りを纏ったもので、生臭さは一切無しの代物で、まるで海の中に潜ったような口当たり。

一志ポークで作られたカンパーニュは、口当たりはしっとりしており、塩気を適度に感じさせながらも豚肉の癖を楽しむ印象。

ハードなパンやワインとの相性が良かったです。

サーモンはスモークされており、濃厚なチーズとキャビアのワンアクセント。

サワラとタコのカルパッチョは異なるコリコリ食感を楽しむことができ、擦りワサビと一緒に。

生ハムのサラダは自家製のドレッシングを使ったサラダと優しい塩気の生ハム。

強烈な塩気という感じではなく、非常に上品な印象で、相当良い素材で仕込まれいるのでしょう。

キッシュは小さいながらも存在感のある味付けでした。

全体的に主張の強すぎない味で、日本人の舌にしっかり合わせている印象。

創作割烹での経験もあるシェフなので、フレンチに偏り過ぎることなく、しっかりと日本人向けに改良を重ねた創作フレンチ。

そもそも、メニュー表に記載がある通り、フレンチでお米を取り入れている点においても、やはり他店とは異なる何かを感じますね。

出鼻をくじかれたような、このワンプレートで十分感動は腹十分です。

本日のスープ

度会町の椎茸を使ったスープ。

非常に濃厚な口当たりで、椎茸を咀嚼しているような感覚。

口あたりは濃厚ですが、後味はサッと引いていくような、まさに素材の良さを前面に出した一杯でした。

お魚料理

本日のお魚料理は、真鯛とハタマスと鰆のポワレ。

志摩や鳥羽、南伊勢産のもので、旬の海の味覚を生産者からダイレクトに仕入。

ビジュアルも非常に美しく、絵を描くことや芸術に興味があったというシェフの感性が前面に感じられるもの。

幼少期からのセンスがしっかりとプレート上で描かれている一皿に感じました。

3種の魚はしっかりと身が閉まっており、水分が適度に抜かれた、しっとりとした口あたり。

野菜のソースも手作りで、白身にしっかり付いた下味のコショウとの相性も良し。

伊勢鶏のグリル

さて、気になるメインディッシュの一皿目は伊勢鶏のグリル。

モチッとした官能的な食感を残す伊勢鶏、これ高級な焼鳥屋で口にするやつです。

パサパサ感がなく、素材の良さと仕込みをしっかり施した身は一度食べだすと止まりません。

ポテトチップスのようなレンコンとマッシュポテトも添えられ、何とも美味・・・。

表面は適度に焼き目が付いており、内部のしっとり感との差が絶妙でした・・・。

下味は濃い目ですが、しっかりと魚料理の後のメインディッシュとして存在感を残すように考えられています。

松阪牛の赤身のステーキ(+1500円)

メインディッシュの2品目は、ちょっと背伸びをして追加料金1500円で松阪牛のステーキ。

上質な赤身からは、贅沢の極みと言える上質な肉汁が溢れ出し、赤身ならではの旨味がギッシリ。

しっかりと表面は焼き目が付いているのですが、中身はレア状態。

霜降りという感じではないのですが、とにかく美味しい赤身・・・。

また、秋から冬にかけた景色を再現したかのような盛り付けで、シェフの遊び心が散りばめられているように感じました。

デザート盛合せ

最後はデザートで〆。

モンブランは濃厚で甘味が強烈なカスタードとの相性が良く、甘さの濃淡がしっかり付いていました。

苺は地元の倉野さんから仕入れるなど、最後まで気を抜かない生産者へのこだわり。

生チョコやケーキも手作りで、どれも絶品でした。

大食いの私にとっては、分量的にはもう少し欲しいところですが、コースのペース配分なども文句なしのもので、一万円出してでも食べたい料理ばかりでした。

美味しかったです。

各種パン

コースに合わせてパンは3種類ほど準備してくださりました。

ハード系、くるみ、チーズとそれぞれが違う顔色のもので、熱々の状態で提供されます。

お肉や魚料理との相性も良く、素晴らしいの一言に尽きます・・・。

  • 満足度:☆☆☆☆
  • 味:☆☆☆☆
  • 一言:外宮参道で食べるべきフレンチ

ミルポワ様、最高の食事をありがとうございました。
ごちそうさまでした!




ミルポワに行った感想

三重県伊勢市にある創作フレンチ「ミルポワ」。

生産者への想いがズバ抜けて強いお店で、シェフのこだわりと技巧がしっかりと感じられるコース料理でした。

店内の雰囲気や人柄も素敵な店員さんばかりで、プライベートでもお邪魔しようと思います。

個人的には伊勢市駅周辺で一泊して、思う存分ワインを嗜むのがオススメ・・・。

伊勢観光の際や記念日には是非ご利用くださいね。

岡田シェフ、生産者の方々、ありがとうございました。

本日も最高のペロペロでした!