複数の店舗を持つ小売業A社の業績推移を示す表から読み取れるものはどれか。ただし営業利益率は営業利益÷売上高×100%とする。
ア 1店舗当たりの売上高は減少し,営業利益率は増加している。
イ 1店舗当たりの売上高は減少し,営業利益率も減少している。
ウ 1店舗当たりの売上高は増加し,営業利益率も増加している。
エ 1店舗当たりの売上高は増加し,営業利益率は減少している。
2017年 ITパスポート試験 問19
単元:表の読み方
- 店舗あたりを求める → 売上高÷店舗数
1店舗当たりの売上高の計算
年ごとの1店舗当たりの売上高を比較します。
計算式は \(売上高÷店舗数\) です。
2015年:\(6000 ÷ 300 = 20億円/店舗 \)
2016年:\(5500 ÷ 250 = 22億円/店舗 \)
2017年:\(5000 ÷ 200 = 25億円/店舗 \)
これにより、一店舗当たりの売上高は増加しています。
営業利益率の計算
次に、年ごとの営業利益率を比較します。
計算式は \(営業利益÷売上高\) です。
2015年:\(600 ÷ 6000 = 0.1\)
2016年:\(1000 ÷ 5500 = 0.1818…\)
2017年:\(1200 ÷ 5000 = 0.24\)
※比較なので、全部に共通する×100%は省略して考えます。
これを見ると、年を追うごとに営業利益率は増加しています。
以上より答えは
「1店舗当たりの売上高は増加し,営業利益率も増加している。」になります。
答え ウ
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