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ルーキーシリーズ2024プラス 京王閣
インタビュー 2024.11.06

ルーキーシリーズ2024プラス 京王閣

#新人インタビュー

大阪・関西万博協賛 京王閣競輪開設75周年記念 ゴールドカップレース(GⅢ)の最終日6レースに『ルーキーシリーズ2024プラス』が行われました。

125期のルーキーシリーズで成績上位者によって争われるレースです。今回はメンバーのそろった京王閣記念の中で行われ、S級トップ選手たちを間近に見られたことがルーキープラスに出走した彼らの刺激になったようです。

全員が単騎のレースになりましたが、森田一郎が捲り追い込んで優勝を決めました。前日に「同期の中で一番にS級にあがったので負けられないです!」と話していた通り、有言実行になりました。

■出場選手
1番車・森田一郎(埼玉・125期)
2番車・阿部英斗(福岡・125期)
3番車・小堀敢太(北海道・125期)
4番車・川上隆義(栃木・125期)
5番車・野村賢(山口・125期)
6番車・渡邉壘(新潟・125期)
7番車・中島淳(埼玉・125期)

■レース展開
渡邉壘と森田一郎がスタートで飛び出したが、森田が前を取った。森田の後ろに阿部英斗が入り、並びは誘導員以下、森田、阿部、川上隆義、渡邉、小堀敢太、野村賢、中島淳で落ち着く。赤板で小堀が誘導員を切ったが、打鐘前から野村がカマシ、野村に中島が続く。阿部も一車前に出て、森田は車を下げた。車間が空いて、前2車を追うがなかなか詰まらない。最終ホーム、小堀の後ろから阿部が捲っていき、最終バック前から合わせて中島も発進するが、阿部が叩き切った。しかし、その上を森田が捲り追い込んでいって優勝を決めた。2着に森田を追走した川上。3着に阿部が入った。

スタート
周回
赤板
打鐘前
最終ホーム
最終バック
ゴール

■選手コメント

優勝の森田一郎

「勝つレースを心がけました。内に包まれたのは予想外でしたが、最近は予想外のことがおきても冷静にレースを見ようと心がけているので、その成果が出たのかなと思います。野村さんか小堀さんが単騎で一発来るだろうなって思ったんで、それは予想通りだったんですけど、そこで阿部君に内に包まれて、追いつくのに脚を使っちゃったんで、バックで出ずに4コーナーから勝負にいこうと落ち着いて走りました。得意なのは捲りだけど、自分のレーススタイルだとかそういうところはもっともっとレースをしていかないと見えてこないと思うので、S級で戦っていって自分の課題を見つけていきたいです。同門の先輩たちを目標に、追いつけるように日々頑張っていきたいと思います」

2着の川上隆義

「見せ場を作るレースというよりマークのようなレースになってしまったことは反省ですね。小堀君や野村君が仕掛けた時にどうしようかと思ったんですけど、森田君が後ろで構えていて、森田君だったら行けるだろうから、それを交わして自分が1着を取れればいいなという判断でした。次にこういう機会をもらえた時はマークで2着ではなく、自分で見せ場を作って、着に絡める選手になりたいと思います」

3着の阿部英斗

「森田さんより前でレースをしたいと思ったので、小堀さんと絡む形で森田さんの前に出ました。中島さんがいい位置でレースをしていたので警戒していたんですけど、そこは自分も持ち味で叩けたんでよかったです。最後は森田さんとの勝負かなと思っていたんですけど、全然、力が違いました。大きな目標は師匠(吉岡稔真)が達成できなかったグランドスラムを達成したいですが、まだそんなことは言えないので、まずはS級に早くあがってGIで戦える選手を目指して頑張ります!」

4着の中島淳

「絶好の位置だったけどモノにできなかったのは悔しいですね…。もう少しちゃんと車間を切って思い切って行ければ、着に残れたのかなと思います。ちょっと見過ぎちゃいました。(目標は)A級1、2班にあがってちゃんと先行で勝てるように頑張りたいです」

5着の渡邉壘

「前に行きたかったんですけど、車番もよくなかったので。一回出てみてと思ったけど出れず、流れ、流れっていう感じでしたけどダメでした。気持ちは強くあったんですけど自転車は進まなかったです。身体を戻して、特進を目指して頑張りたいと思います」

6着の小堀敢太

「悔しいですね。絶対に自力を出したいと思っていたんです。誘導を切って、野村君は見えてなかったので、あそこで行けるのは強い証拠だと思います。来なければ、ペースで駆けようとしたところだったので野村君に対応できませんでした。自分の甘さもありましたし、同期に自力で勝てなかったのは自分に脚がなかったので、イチから練習し直そうと思います。地区プロのエリミネーションで優勝できたので、来年の全プロを目標に練習を頑張ります」

7着の野村賢

「先行するなら残り2周で切りに行くか、それか1周半手前から駆けるのがベストかなと思ってました。捲りに構えてもいいけど、強い人もいるし、自分の課題探しというか、(力を出し切って)脚がなかったーで終われるのが僕が選んだ選択肢だったので。着は悪かったし、最終バック欲しかったですけど、いいレースはできたと思います。2日目くらいに犬伏(湧也)さんが練習したら強くなれることを探すのが先行だというようなことを言っていたので、その通りだなって思ったんです。なので、帰って練習します!」

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